この度、香川県にあるNPO法人NPO中間支援総合センター主催で、香川県でキフカッションを開催していただきました。こちらにて報告記事を掲載いたします。
寄付金・助成金などのいわゆる「地域内資金」は、災害の増加やクラウドファンディングの影響もあり、今、日本で多くの関心を集めています。一方で分野別の使い方が優先され、地域の実情に合わせた有効な使い方ができていないのが現状です。近年、全国の市民・地域活動においては毎年 12 月を「寄付月間」と位置づけ、そこから活動資金の調達を考える企画が増えています。
このような流れを受け、今回、身近な地域貢献ともいえる「ふるさと納税」や、全国の寄付行為の状況などを題材に、資金を供与する側、される側を含め地域内資金のあり方を考える機会を作りました。パネラーの方々による多分野の団体で香川県の状況を検討し、地域にとって本当に有効な資金の利用を考えました。地域づくり、まちおこし、コミュニティビジネスなど、地域力の回復・向上に繋がるような動きを参加者のみなさんと一緒に考える機会となりました。
寄付月間企画
「みんなのお金はみんなのために」
〜ふるさと納税などをキーワードに地域内資金を考える〜日 時:2016年12月17日(土)13:00〜16:30
場 所:香川県共同募金会
参加者:約30名
主 催:NPO法人NPO中間支援総合センター
共 催:日本財団CANPANプロジェクト
<内容>
1.各パネラーによる活動紹介
パネリスト
■NPO 法人 税を通して社会貢献を考える会
理事長 木村幸博氏
「ふるさと納税・社会セクターを取り巻く税制など」
■NPO 法人奥塩江交流ボランティア協会
理事長 大西佑二氏
「地域・市民活動に必要な資金とは」
■社会福祉法人香川県共同募金会
常務理事兼事務局長 山地知洋枝氏
「赤い羽根共同募金など」
■株式会社百十四銀行
調査役 片山将光氏
「地域貢献・希少糖ハイボール普及など」
■NPO 法人 NPO 中間支援総合センター
理事 丸山輝裕
「カンパイチャリティ・寄付月間についてなど」
2.会場全体で意見交換
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主催者のNPO法人NPO中間支援総合センター 丸山様より一言ご感想を頂きました。
今回の企画は「みんなのお金はみんなのために」と題して、地域内資金を有効に使う方法について共同募金・地域団体・地方銀行等で検討を行いました。香川県ではほぼ初となるファンドレイジングの企画でしたが、地域団体以外との具体的連携を急ぐことと地域に合った資金調達の必要性を共有することができました。
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今回、開催していただきましたNPO法人NPO中間支援総合センター 丸山様、ご参加頂きましたみなさま、ありがとうございました。