【開催報告】働き方シリーズ:株式会社おもつなから学ぶ、業務改善のヒント〜ワークショップ形式で業務改善を考える〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2016年11月21日(月)夜・東京 [2016年11月22日(Tue)]
今度のCANPANのセミナーは、NPOの組織としての働き方を考えるシリーズです。
第2弾となる今回は、業務改善支援を行っている株式会社おもつなの金田さん、徐さんをお招きして、業務改善の取り組みについて、ご紹介していただきました。 株式会社おもつなは、人とITで業務をサポートする会社です。株式会社おもつなメンバーは、以前会計事務所で税務を行い、クライアントに対して、いかに業務を効率化し、本業に特化してもらうかを会計を軸に、業務コンサルティングしてきた方々です。この経験を活かし、参加者のみなさんにとって業務とは何か?を再発見していただくようなお話をしていただきました。また、単にお話を聞くだけではなく、ワークショップを交えて、業務改善のヒントを見つけていただく内容でした。 日本財団CANPAN・NPOフォーラム 働き方シリーズ:株式会社おもつなから学ぶ、業務改善のヒント 〜ワークショップ形式で業務改善を考える〜 日 時:2016年11月21日(月)19:00〜21:00(開場18:45) 場 所:日本財団8階セミナールーム 対 象:業務改善に興味がある方なら、NPO、企業、行政関係者ならどなたでも 参加者:5名 主 催:日本財団CANPANプロジェクト 協 力:株式会社おもつな http://www.omotsuna.co.jp/ <講師からのメッセージ> 業務は、その内容だけでなく、そのタイミングも重要です。いつ、誰が、どこで、どのように行うかを明確にすることをもって定義付けします。ここが曖昧であると、人が変わると、その業務ができないという事態に陥ることになるのです。 皆さまにおかれましては、以下のようなことはございませんか? NPOの関係者から、次のようなことをお聞きすることがあります。 経理業務などの管理業務が、いつまで経っても終わらない、、、。 いつも年度末は、事業報告書等の作成で、本業の活動に時間を作れない。 予算策定も例年通りで、何か不満、、、などなど これらを改善するために、最初に何から始めますか? 1,人を増やす 2,ITシステムを導入する 3,プロに任せる 残念ながら、どれも最初に始める事柄ではありません。なぜなら、どれも何のために行うかを明確化できてないからです。これは人の身体で例えるなら、何かをしたいと脳が判断しているのに、手と足がバラバラに動いている状態です。脳の司令を受けて、手足が思うように動かないという状態では、ストレスが溜まるばかりですよね。これでは、業務改善をするためにいくら手当しても意味がありません。なぜ業務を改善したいのかと言う目的を明確にすることから始める必要があるのです。 当セミナーでは、一つ一つの業務が、どのような意義があり、なぜ必要なのかを理解していくステップをワークショップ形式で行いました。セミナーにご参加できなかった方もぜひご相談ください。 <セミナー内容(ワークショップの一部)> 1,手足の動きを整理 手足の動きとは、皆さまが日々行っているあらゆる業務です。業務の洗い出しを行います。ここが一番重要です。全ての業務をそれぞれ詳細に洗い出すのではなく、単純な動作として、洗い出していき、手足の動きを制御していきます。 2,司令塔である脳内を整理 人の身体で司令塔を司る脳を、まず整理します。この事で、皆さまの組織において、どんな事業があり、それぞれの事業がVISION、MISSIONに関連しているのかを知る事ができます。身体に生きる目的を与えましょう。そして、組織の存在意義を再発見。 3,つないで動かす 整理した業務と事業をつないで行き、皆さまの想いがどのように実現しているのかを俯瞰してください。重複した動きになっていないかどうか、また事業があるのに、業務である手足が全く動いてないかなどを確認していきます。 など全部で5ステップを踏み、健やかな身体である組織に変えること、また皆さまご自身が変わることを、楽しみながら行いました。 <講師プロフィール> 金田 好正(かねた よしまさ)さん 株式会社おもつな 代表取締役 税理士、個人情報保護士 略歴 大学卒業後、宝酒造株式会社に勤務。営業として都内のスーパー、ディスカウントストア、コンビニエンスストア、飲食店などを担当。訪問先で製品の紹介しているうちに、お客様がさまざまな経営課題に直面していることを知る。その頃に以前から興味のあった税理士の勉強を始める。 その後6年間勤務したのち税理士法人とどろき会計事務所に転職。会計事務所の実務的なノウハウを取得する間に、税理士試験の勉強も行う。10年勤務しながら税理士試験に合格。 事業会社のみならず、公益事業団体向けの業務改善活動で現場の大変さに衝撃を受け、自分でも何かできることはないかと思い、株式会社おもつなを設立。同時に業務改善活動の一環として、おもつなクラウドシステムを開発。 2016年9月より株式会社おもつな代表取締役兼金田好正税理士事務所所長、NPO Connect Think代表理事(現在認証中)。 徐 伯昇(じょ はくしょう)さん 株式会社おもつな 取締役 LEC会計大学院 非常勤講師 略歴 ファーストフードにて店長、スーパーバイザーにて15年間勤務。 勤務会社での評価制度に疑問を感じ、LEC会計大学院にて会計を勉強し、当大学院にてMBA取得する。 卒業後、個人事業主として開業し、ファーストフード勤務にて培った業務改善手法及び会計の知識を活かし、業務改善活動を行う。また業務フローに必要最低限度でExcel、ACCESSを使ったシステム開発を行う。 認定NPO法人向けに行った業務改善活動で、現場の大変さに衝撃を受け、何かできることはないかと思い、株式会社おもつなを設立し、業務改善活動の一環として、おもつなクラウドシステムを開発。 現在は、株式会社おもつなにて取締役兼LEC会計大学院の非常勤講師として、日々、業務改善活動に有効な方法を考え実践してます。 <会社概要> 株式会社おもつなは、NPO法人の業務を人とITでサポートする会社です。”想いをつなぐ”をモットーに、NPO法人の想いを継続して届けられる組織運営を実現します。 ★★★気づきの共有シート★★★ 講師の金田さん、徐さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。 |