【開催報告】若者やNPOのための「草の根ロビイング入門」〜アドボカシーの手法から学ぶ〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2016年11月16日(水)夜・東京 [2016年11月21日(Mon)]
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今回CANPAN・NPOフォーラムは、これからの社会課題解決、社会をより良くしていく手法として、ぜひ意識をしたい「ロビイング」をテーマに開催しました。
2016年参議員選挙から18歳選挙権も始まり、若者の政治への関心が高まっています。しかし、政治との関わり方が、選挙に偏り過ぎではないでしょうか。選挙で政治家を選ぶだけでは、社会はよくなりません。ロビイングによって政治家に働きかけて社会を変える手法もあわせて知る必要があるのです。また、社会課題を解決するために活動しているNPOでも、ロビイングの手法を知らないために、その政策提言が適切な場所に届かず、いつまでも成果がでない団体も少なくありません。 しかし、ロビイングの手法を学ぶ場は少なく、政策塾やビジネススクールは多くのNPOにとって敷居が高い存在となっています。そのことにより草の根ロビイストが育つ環境が圧倒的に不足しているのが現状なのです。 今年に入り市民主体のロビイングに関する本が出版される時代になりました。今回のセミナーでは昨年12月に「誰でもできるロビイング入門」を出版した明智カイトさん、NPO向けアドボカシー解説本を発行しているシーズ・市民活動を支える制度をつくる会から関口宏聡さん、NPO×情報発信の支援を行っているCANPAN山田泰久を交えて「草の根ロビイング入門」をお話ししました。ロビングの必要性を再確認する会となりました。参加者のみなさまにご記入いただいた気づきの共有シートもぜひご覧ください。 日本財団CANPAN・NPOフォーラム 若者やNPOのための「草の根ロビイング入門」 〜アドボカシーの手法から学ぶ〜 日 時:2016年11月16日(水)19:00〜21:00(開場18:45) 場 所:日本財団ビル 1階バウルーム 参加者:60名 主 催:日本財団CANPAN・NPOフォーラム <スケジュール> 19:00 オープニング ・趣旨説明 19:10 講演 ・シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 関口さん ・いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン 明智さん ★★★公開用資料★★★ 20:10 パネルディスカッションタイム 20:40 質疑応答 21:00 終了 <書籍の紹介> 「誰でもできるロビイング入門〜社会を変える技術」明智カイト/著 Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4334038948 投票やデモと異なる、政治に直接働きかける技術を解説 本書でいう「ロビイング」とは、業界団体が「もっと金よこせ」と言って政治家に圧力をかけることではない。日本ではあまり行われてこなかった、弱者やマイノリティを守るために政治に働きかけることである。圧力団体が行うロビイングとは目的が全く異なるので、「草の根ロビイング」という名称も使用する。 ロビイングはそれぞれテーマや、人によってやり方が異なるため、これまでマニュアルというものは存在しなかった。そこで、本書では暗黙の了解となっていたロビイングのルールと、様々な立場からロビイングに関わってきた方たちのテクニックを紹介していきたい。 1章 自殺対策のためのロビイング 清水康之(NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」代表) 2章 病児保育問題、待機児童問題のためのロビイング 駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス代表理事) 3章 いじめ対策のためのロビイング 荻上チキ(評論家、「シノドス」編集長) 4章 児童扶養手当削減をめぐるロビイング 赤石千衣子(NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長) 5章 「性的マイノリティ」の人々に関するロビイング 明智カイト(「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」代表) <登壇者プロフィール> ◎関口 宏聡さん NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 代表理事 1984年生まれ、千葉県出身。2009年、東京学芸大学卒業。2007年からシーズに勤務し、2010年の日本ファンドレイジング協会設立に尽力。2011年や2016年のNPO法改正実現では、市民側の中心的役割を果たした。寄付税制や認定NPO法人制度の活用促進のため、NPO・市民への普及活動に奮闘中。新宿区協働支援会議委員、神奈川県指定特定非営利活動法人審査会委員、東京ボランティア・市民活動センター運営委員など。 【団体紹介】 シーズ・市民活動を支える制度をつくる会は、市民活動を促進する法制度制定のため1994年に設立された。1998年の特定非営利活動促進法(NPO法)や2001年の認定NPO法人制度立法過程で、市民サイドの中心的な役割を果たした。現在はこれらの活用促進とともに、社会の変化に対応した改正活動に継続的に取り組んでいる。 ◎明智 カイトさん いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン 代表 認定NPO法人フローレンス所属。主に「子ども」「女性」「マイノリティ」の権利擁護や政策提言を行う。自身も中学生の時にいじめを受け、自殺未遂をした経験から「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」を立ち上げて、「いじめ対策」「自殺対策」などのロビー活動を行う。2012年の自殺総合対策大綱の見直しでは「性的マイノリティ」も含めるように政府に対して働き掛けを行う。国際連帯税の導入、休眠預金活用についても提言している。「ストップいじめ!ナビ」メンバー、ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(SVP東京)パートナー。著書に『誰でもできるロビイング入門〜社会を変える技術〜』(光文社新書) ◎山田泰久 NPO法人CANPANセンター 代表理事 群馬県高崎市出身、慶應義塾大学文学部卒(フランス文学専攻)。 1996年日本財団に入会。2014年4月、日本財団からNPO法人CANPANセンターに転籍出向。 日本財団とCANPANセンターが合同で実施する、市民、NPO、企業などの活動を支援し、連携を促進することで、民間主体のより豊かな社会づくりに貢献することを目指すソーシャルプロジェクト「日本財団CANPANプロジェクト」の企画責任者。 主に、NPO×情報発信、ソーシャルメディア、オンライン寄付、助成金、IT・Web、ノウハウ、ネットワーク、出身地などの文脈でセミナー開催、セミナー講師、プロジェクト、情報発信などを行っている。 ★★★気づきの共有シート★★★ 講師の明智さん、関口さん、ご参加いただいたみさなま、ありがとうございました!! |



