今度のCANPANセミナーは、「助成財団スタッフに話を聞く」と銘打って開催しました。

様々な分野を支援している助成財団。助成金という形で資金援助を行う以外に、その分野に関するネットワークを広げ、国内外の先進事例を視察・訪問し、様々な情報やノウハウが蓄積されています。
そこで、助成財団スタッフを講師にお迎えして、その分野に関する最新動向や先進事例などについてお話しをお伺いするセミナーを企画しました。
その第1弾として、日本財団で難病児支援・子どもホスピスの担当をされている高島友和さんをゲストにお迎えして開催しました。
高島さんは、今年10月にイギリスを訪問し、英国の子どもホスピスなどを視察してきたそうです。今回は、その視察内容や、難病児支援に関する日英の比較などをお話しいただきました。また、最近、日本国内においても話題になっている社会的インパク評価に関連して、英国の子どもホスピスによる「インパクトレポート」についてもご紹介いただきました。
日本財団CANPAN・NPOフォーラム
英国の子どもホスピスとインパクトレポート
〜助成財団スタッフに話しを聞くセミナー〜日 時:2016年11月10日(木)14:00〜16:00(開場13:45)
場 所:日本財団ビル会議室
参加者:20名
主 催:日本財団CANPANプロジェクト
<お話しいただいた分野・テーマ>
・視察とインパクトレポートから見える英国子どもホスピスの実態
・視察から感じた日英の難病児支援の共通点と違い
<スケジュール>
14:00 オープニング
14:10 レクチャー:高島友和さん(日本財団)
・視察とインパクトレポートから見える英国子どもホスピスの実態
・視察から感じた日英の難病児支援の共通点と違い

★★★公開用資料★★★
15:10 参加者同士でシェアタイム
・高島さんの話を聞いて、感想のシェアタイム
・3,4名のグループでディスカッション
★★★シェアシート★★★
15:30 オープンマイク
・この分野・テーマに関わる活動をされている方による団体・活動紹介
・当日、その場で、プレゼンタイム

15:45 質疑応答を交えて全体でトークタイム

16:00 終了
<講師プロフィール>
高島友和さん
日本財団ソーシャルイノベーション本部国内事業開発チーム チームリーダー

2012年7月から日本財団に参画。「ママの笑顔を増やすプロジェクト(ママプロ)」を担当し、育児期の女性の多様なふく職(復職、副職、福職、福職)を支援する取組みを行う。2015年6月より難病の子どもと家族を支えるプログラムを担当し、医療、福祉、教育、フィランソロピーの領域をカバーする地域連携ハブ拠点の推進を担う。これまで小売業の新業態開発や千代田区の産業振興、WEBサイトの企画・構築、CANPANプロジェクトのネット寄付システム立上げ・運用に従事する。鎌倉市消防団第4分団所属。
<日本財団による難病児支援について>
20万人以上といわれる難病児とその家族が、自宅でも、病院でも、どこにいても孤立しない社会づくりを目指す取組み。2011年からハード(全国11カ所の建物整備)、ソフト(事業運営、人材育成、調査、啓発)両面での取り組みを行っている。病院生活を余儀なくされる子どもに対する遊びや学びを届ける活動、退院後の子どもと家族の在宅生活を支える活動、病状が厳しい状態の子どもの夢を叶える活動等を支援するとともに、支援団体の実務者ネットワーク構築を構築。今年4月には子どもが日中訪れる場に加えて泊まりも可能な施設として、日本初のコミュニティ型子どもホスピス(つるみ子どもホスピス)と、成育医療研究センター敷地内の「もみじの家」を開所。
<参考:英国で訪問したところ>
・HospiceUK (ホスピスのネットワーク団体)
・Together for short lives (子どもホスピスのネットワーク団体)
・保健省
・NHS England
・ヘレンダグラスハウス(最初の子どもホスピス)
・マギーズ・オクスフォード(がん患者等の相談支援センター)
・ノアーズアークチルドレンホスピス(子どもホスピス活動団体)
★★★気づきの共有シート★★★
講師の日本財団 高島さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!!