【報告】東京から出身地のために出来ることセミナー〜市民ファンドということ〜 [2012年11月11日(Sun)]
今日は一般参加の方35名に、市民ファンド関係者、スタッフなどを含めて約60名の方にご参加いただき、市民ファンドのセミナーを開催することができます!
やっぱり、出身地は熱いです。 東京から出身地のために出来ることセミナー 〜市民ファンドということ〜 日 時:2012年11月11日(日)13:30〜16:00 場 所:日本財団ビル2階会議室(東京・溜池山王) 主 催:日本財団CANPANプロジェクト 共 催:一般財団法人地域創造基金みやぎ いばらき未来基金 一般財団法人ちばのWA地域づくり基金 あいちコミュニティ財団 公益財団法人京都地域創造基金 一般財団法人わかやま地元力応援基金 OKAYAMA Share project みんなでつくる財団おかやま 公益財団法人みらいファンド沖縄 対象者:宮城、茨城、千葉、愛知、京都、和歌山、岡山、沖縄の出身、 ゆかりがある、好き、住みたい、応援したいという人ならどなたでも 定 員:150名 参加費:1,500円(※)うち1,000円は出身地、あるいは応援したい県の市民ファンドに寄付 (35,000円を各市民ファンドのみなさまに寄付しました!ご協力ありがとうございます。) 市民ファンド次第.pdf <スケジュール> 13:30 オープニング ・本日の趣旨との流れの説明 『市民ファンド(寄付)で地元を応援』 リレートーク「東京から出身地・ゆかりのある地域のためにできること」 5分でそれぞれの市民ファンドをご紹介。 ★印の岡山、沖縄、京都は司会からさらにつっこんでお話をお聞きします。 (1)あいちコミュニティ財団 (2)いばらき未来基金 (3)みんなでつくる財団おかやま★ (4)みらいファンド沖縄★ (5)京都地域創造基金★ (6)ちばのWA地域づくり基金 (7)地域創造基金みやぎ (8)わかやま地元力応援基金 14:45 休憩 15:00 市民ファンドの紹介ブースへ! ・各市民ファンドの担当者がみなさまにさらに詳しく紹介&説明いたします 16:00 終了 ![]() 本日のセミナー概要 本セミナーは、現在各地域で生まれている市民や地元企業による寄付などから、地域のNPO活動を支援する「市民ファンド」を首都圏在住の各地域出身者に紹介するために開催いたしました。当日は、8つの市民ファンドの発表と、35名の一般参加者にご来場頂きました。 当日の各団体からの報告 ・あいちコミュニティ財団 木村さん https://blog.canpan.info/aichi-community/ 愛知県は現在人口が増え続けているが、2015年をピークに人口が減り始める。お金の地域内循環を調べてみたところ、地域に20兆円存在することが分かった。その受け皿になることを目指している。特色としては「中間支援NPOとの連携」、「地域金融機関との連携」、「企業との連携」を挙げている。 ・いばらき未来基金 後藤さん http://www.ibaraki-mirai.org/ 基金は独立した団体ではなく、茨城NPOセンター・コモンズの中に位置している。地域社会の課題解決のために地域の中の資金循環についての議論を2年ほど前からマルチステークホルダーによって実施している。震災後の茨城をどう作っていくか。今後の目標としては寄付金使途の透明化・明確化、茨城の多様なNPOへの支援を実施。茨城のNPOの信頼性を高めることを目指す。 ・みんなでつくる財団おかやま 石田さん http://www.npokayama.org/okayama_share/ 岡山では預金額が1割増加しており、現在の社会への不安からと想定している。そこで、みんなでつくる財団おかやまは、「自分たちから社会の仕組みを作り良くしていこう」という流れを目指し、そのため「割り勘で夢を叶えよう!」、「みんなの貯金箱を持とう!」、「みんなとやればできるはず」という3つの仕組みを提案している。財団の特徴としては、Youtubeや新聞紙などのメディアから情報発信し、多様な関係者を巻き込みながら活動していること。 プレゼン資料はこちら。 http://prezi.com/4cmfkm5taqxa/presentation/ ・みらいファンド沖縄 http://miraifund.org/ 2010年に立ち上げ、未来の沖縄を作っていくために沖縄の地域課題に取り組む団体を支援している。今まで1500万円の寄付を頂き、「未来の種通信」という市民が情報発信できるツールや、「ソーシャル一枠」というラジオへの出演によって情報発信を行っている。 ・京都地域創造基金 戸田さん http://www.plus-social.com/ 2009年3月に立ち上げ、約1億円の資金を集めてきた。これまでは行政が集めた税金で地域を動かしていたが、これからは寄付で集めたお金によって動かしていきたいという理念がある。一つの特徴としては、「この団体に寄付したい」、「この団体と何かしたい」と思った時に団体の信頼できるかどうかということが寄付をしないことのネックになっていたため、各団体の情報開示とその団体への評価・認証の仕組みを作っている。 ・ちばのWA地域づくり基金 志村さん http://chibanowafund.org/ 2000年に、NPO法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブを設立。中間支援組織として活動。ちばのWA!基金(市民活動支援基金)を運営し、72団体に総額1780万円を助成してきた。これまでの取り組みとしては設立記念助成の募集や、カンパイチャリティキャンペーンの開催、支援自動販売機、募金箱の設置を実施している。 ・地域創造基金みやぎ 鈴木さん http://www.sanaburifund.org/ 2011年3月11日にあった震災を背景に、寄付がどこでどう使われるのかという資金の流れや、海外からの寄付に対応したい。しかし地域にとってどこにどれだけ必要なのかが見えにくい。資金をどう使い、使ったあとの報告を明確にしていく。約8億円の寄付を頂いてきた。 ・わかやま地元力応援基金 http://jimotoryoku.jp/special/jimotofund.php 高野山やみかんが有名だが、逆に言えばそれしか無い。若者が大学に進学するときに8割が他県の大学に進学してしまう。チャリティライブの開催や映画を制作するなどして、寄付を集めそれらを「地元力」として活用していこうとしている。 ※こちらの報告は、ボランティアスタッフの冨田くんに作成してもらいました。 後半の紹介ブースコーナーの様子 参加者のみなさんは、出身、あるいはゆかりのある地域の市民ファンドのブースに移動して、約1時間、市民ファンドスタッフの話を聞いたり、情報交換などをされていました。 一般財団法人地域創造基金みやぎ いばらき未来基金 一般財団法人ちばのWA地域づくり基金 あいちコミュニティ財団 公益財団法人京都地域創造基金 一般財団法人わかやま地元力応援基金 OKAYAMA Share project みんなでつくる財団おかやま 公益財団法人みらいファンド沖縄 ![]() |