【開催報告】NPOが本を出すということ〜ファンを増やそう!!どんなことが、本になるの?〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2016年5月16日(月)夜・東京 [2016年05月17日(Tue)]
今回のセミナーは書籍出版がテーマでした。
CANPANでも、2016年1月に本(『10000円のカレーライス〜NPOで見つけた心にのこる物語』http://www.amazon.co.jp/dp/4534053460)を出版しました。CANPANセンターの理事に出版社の編集者を紹介してもらったことから、本の出版となりました。 でも、出版社の知り合いもいないし・・・。 そんなNGO/NPOのために、出版プロデューサー集団のNPO法人企画のたまご屋さんを講師にお迎えして、出版をテーマにしたセミナーを開催しました。 NPO法人企画のたまご屋さん(http://tamagoyasan.net/)は、無名でも力のある著者候補と日本中の出版社をつなぐ、日本で唯一、出版支援を行うNPOです。商業出版の基本的なことから、企画のたまご屋さんの出版支援による実際の出版の事例まで、出版に関するアレやコレお話していただきます。セミナーの後半では、企画のたまご屋さんが事前に参加者へお配りした簡易版書籍企画書のフォーマットを使ったワークショップで、本の企画に必要なことを実際に考えました。 NGO/NPO、CSR、社会起業、地域などのソーシャルな分野で出版を考えている方、出版というものがどういうものかをまずは知りたいと思っている方にご参加いただきました。 ※なお、今回のセミナーでは自費出版や電子書籍ではなく、紙の本を商業出版したい方を対象としています。 日本財団CANPAN・NPOフォーラム NPOが本を出すということ 〜ファンを増やそう!!どんなことが、本になるの?〜 日時:2016年5月16日(月)19:00〜21:00(開場18:45) 場所:日本財団ビル8階セミナールーム 対象:出版に興味関心があるNGO/NPO、企業のCSR担当者、行政関係者、プロボノなど (ソーシャルセクターに興味がある学生、社会人も大歓迎) 参加者:20名 主催:日本財団CANPANプロジェクト <スケジュール> 19:00 オープニング ・本日の趣旨&流れ ・参加者同士で自己紹介タイム 19:10 講義「出版にについて」 講師:NPO法人企画のたまご屋さん 共同代表小島和子、宮本里香、たかひらいくみ 1.NPO法人企画のたまご屋さんとは? 2.書籍出版の効能とインパクト 3.NGO/NPOらしい出版企画とは? 4.企画書を書いてみよう! ◎ピックアップポイント ・本を出すことで、団体の信頼性&認知度がUP ・商業出版を成功させるために、何を核にか、誰に書くか、いつ出すかが大切 ・”読者が変わればプロフィールも変える” 20:10 ワークショップ「本の企画書を考える」 事前配布された簡易版書籍企画書のフォーマットを使って、実際の企画書を作りました。その後、3〜4人のグループで内容を共有していただき、1クール(企画書のプレゼン3分、ワークシートに評価を記入1分、評価のシェア3分)でそれぞれの企画書の魅力や改善点を確認します。 いくつかの企画書をピックアップして全体で共有し、その場で講師の方からコメントやアドバイスをフィードバックしました。 20:50 クロージング 21:00 終了 出版に関する基礎から過程まで、何が必要なのかがとてもわかりやすい内容でした。テーマがニッチなものであってもターゲットを決めてその対象者と共通言語で作成すること、出版のタイミングを計ることが大切だとおっしゃっておりました。 グループワークでも考えた企画について「売れそうなのか、期待なのか、ブラッシュアップを」なのかその時点でグループに一緒の方にフィードバックを頂ける機会でしたので、今後へのアドバイスがもりだくさんだったのではと思います。参加者のみなさまからもたくさんのご質問ありがとうございました。セミナーのご感想は、ぜひ気づきの共有シートをご覧ください。 <団体概要> NPO法人 企画のたまご屋さん 「誰もが『出版』という選択肢を享受できる文化の創造」をビジョンに掲げ活動しています。 無名でも力のある著者候補と日本中の出版社をつなぐ、日本で唯一の出版支援系NPO法人です。 http://tamagoyasan.net/ <講師プロフィール> 小島和子さん(NPO法人 企画のたまご屋さん共同代表) フリーランスのライター&エディター。最初に勤めた出版社で約10年間、語学書や旅行記など、異文化にまつわる書籍を中心に編集を手がける。 環境をテーマにした本づくりをきっかけにキャリアチェンジ。政府系機関やNGOで環境問題に関する情報発信に携わるなど、出版業界以外の経験も豊富。 近ごろは東北復興の取材で現地に足を運ぶ機会も。共著『つながるいのち―生物多様性からのメッセージ』。 宮本里香さん(NPO法人 企画のたまご屋さん共同代表) 1966年 東京・神田神保町生まれ(世界屈指の古本屋街)。戸板女子短大卒業後、日比谷花壇入社。30歳の時、ダイヤモンド社へヘッドハンティングされ「ダイヤモンド経営者倶楽部」企画担当として、顧客ニーズにフィットしたサービスの提供を企画・推進。企業の広報誌・一般書籍の企画・編集を成功に導く。 本づくりだけでなく、本を出すことでクライアントの本業のプラスになるように又、出来上がった本の販売促進活動のサポートが出来ることが強み。 たかひらいくみさん(NPO法人 企画のたまご屋さん) 埼玉県さいたま市出身。 出版社2社で文科省検定教科書、 語学書、文芸書、人文書の執筆、編集を経験し独立。 出版プロデューサーとしてミリオンセラーの達成を目指す。 編集者の視点から出版する方法を分かりやすく伝える 「出版入門セミナー」には著者の卵だけでなく、 現役著者も訪れる。 ★★★気づきの共有シート★★★ ご参加いただいた皆さま、講師の皆さま、ありがとうございました。 |