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曜日のガバナンス No.05 [2023年08月11日(Fri)]

曜日ごとにテーマをわけて、ガバナンスに関するコラムを発信していきます。
但し、コラムという、ちゃんとした文章よりは、いろいろな考え方を整理していくための習作です。
月、火、水、木、土、日をキーワードに、NPOのガバナンスを考えていくような話題提供、問題提起、事例紹介などをしていきます。

月・・・ 制度としてのガバナンス
火・・・ 戦い・議論のガバナンス
水・・・ 手続きのガバナンス
木・・・ 樹木のように育てるガバナンス
金・・・ お金にまつわるガバナンス
土・・・ 土のガバナンス(団体特有のガバナンス文化)
日・・・ ミッション・ビジョン(太陽)に基づくガバナンス

なお、本コラムの見解は、JCNEとしての正式なものではなく、業務執行理事の山田の文章の習作です。Facebookで投稿したものを再掲しています。

2023年8月7日(月)〜8月13日(日)

【月曜日のガバナンス】
NPOの役職員による法令遵守はガバナンスの基本の一つです。
法令遵守とはコンプライアンスのことですが、ここで言う法令遵守には、法律や条例、施行規則など国や自治体が定めた公的なものの他に、団体自身が定めた文書(定款や規程)もその対象です。
団体独自のルールの中に、役職員の行動を規定するものもあります。
倫理規程、就業規則、行動規範、クレドなどがあります。
あるいは、そういったものに定められていなくても、現代社会で求められる社会規範を遵守することも必要です。特に、行動規範、社会規範については、時代によって概念が変わってくること、以前はセーフだったものが現在の価値観ではアウトになっているものもあります。常にアップデートしていくことが必要です。
コンプライアンス違反にならないように団体内で研修や情報共有、情報提供をしていくことなども必要です。
「月に代わってお仕置に」ならないように、気を付けることが肝要です。


【火曜日のガバナンス】
非営利組織のガバナンスの大事な要素に自立と自律があります。
行政や他の団体に縛られず、団体として自立していくこと。かつ、自ら律して組織運営を行っていくこと。
ガバナンスとは、自立と自律を目指して組織運営を行っていくためのものといってもよいかもしれません。
火曜日は、戦いのガバナンスという設定です。
外部の組織に強い影響を受けないように運営を行っていく。そのためには、自立して自律して運営するために、時には戦う必要があります。その際にも、戦うことが目的ではなく、自団体のミッション・ビジョンという方針に忠実になるために必要な戦いです。


【水曜日のガバナンス】
水の流れである川に源流があるように、個々のNPOのガバナンスにも源流があります。
個々の団体のガバナンスの始まりとは、定款です。社員総会や評議員会が最高意思決定機関と言われる所以はこの定款を定める機関だからです。
人の集まりである社団法人やNPO法人であればその人たちの意思を、財産の集まりである財団法人であればその出捐者の意思を、明文化したものが定款です。
それぞれの団体のガバナンスは、この定款から始まっています。
それぞれの団体の定款そのものは、最初は一滴の水のように些細なものかもしれません。しかし、その一滴の水が大河を形成するように、その定款という旗のもとにいろんな人や資金、資源、そして思いが集まり、大きなうねりを生み出して、社会を変えていくかもしれません。
定款の設立過程から紐解くことで、NPOの本当のガバナンスの源流を思い出すことが出来ます。


【木曜日のガバナンス】
NPOのガバナンスについて、組織の中での定着を考えた時に「樹木イメージ」が理解しやすいと思います。
土の中で根を張って、たくさんの葉っぱを生い茂る常緑樹のイメージです。
土の中は事務局のイメージです。事務局の活動や事務などが根になります。しっかり根を張って、栄養を吸収して、その栄養が葉っぱになります。この葉っぱが理事会や社員総会へとなっていきます。
事務局の事務や活動の積み重ねがあって、理事会や社員総会での議論へとつながっていきます。事務局の取り組みと理事会等の議論がつながっているイメージが必要です。
一方で、葉っぱによる光合成も樹木の成長には必要です。太陽の光(外部からの影響)を受けて光合成をする。外部からの影響を持ち込む理事会や社員総会の役割も大事です。
重要なのは、理事会等のガバナンスと、事務局の取り組みが連動しているイメージです。


【金曜日のガバナンス】
夏の怪談:銀行口座
通帳が1枚、2枚、3枚、4枚、5枚、6枚、7枚、8枚、9枚・・・。
1枚足らない。

皆さんの団体では、銀行口座はいくつありますか?
助成金によっては、専用の口座開設を求めるケースもあります。
プロジェクトごとに資金管理をするために口座を開設することもあるでしょう。
あるいは、寄付などの受入口座として開設するケースもあります。また、寄付の使途を確定するために、基金や災害別に口座をわけていることもあります。
となると、時間経過が経つと、役員や事務局が把握していない銀行口座が出てくることもあります。毎年、財産目録を正確に作成し、銀行口座の情報も掲載されているとよいのですが。。。

把握されていない銀行口座があるということは、何か不正の元になることも想定されます。例えば、通常使用している入金時の口座とは別に、寄付やイベント参加費などをその口座に振り込んでもらって、勝手にそのお金を使用してなど。。。

本当に、銀行口座の管理は怖いですね。


【土曜日のガバナンス】
小中の夏休みは、勉強系の宿題は7月中に終えていた山田です。
何事もスケジュール管理、計画することが大事ですね。

しっかりスケジュールを計画して物事を進めていくことは大事です。
但し、そのスケジュールの設定そのものが間違っているケースもあります。
例えば、理事会、社員総会、監事監査。
このスケジュール設定について、あやしい団体がそれなりにいます。
事業報告書と決算を作成して、監事監査を行って、理事会を開催し、社員総会を開催する。本当はこのような流れになるはずですが、監事監査の実施時期が、理事会と社員総会の間に実施されているケースがあります。

これらのスケジュールは、団体の土着のガバナンスのよき事例です。一度、そのスケジュールを決めてしまうと、それが正しいと思ってしまい、あらためて見直す機会がありません。あらためて、実施の順番を見直してください。
さらに、招集通知の発送時期も加味して、スケジューリングをしたいところです。
さらにさらに、一般法人の場合は決算理事会と定時社員総会/評議員会の開催では、中14日間ルールがありますので、ご注意を。


【日曜日のガバナンス】
団体の活動や社会の変化に応じて、団体のミッション・ビジョンを見直していくことは大切な取り組みです。但し、そのミッション・ビジョンが定款で定めた目的と事業から外れていないかどうかを最終確認することは必要不可欠です。
NPOにとっては、やはり定款が団体にとっての大原則になります。
定款を大事にすることは必要です。
例えば、社員総会や評議員会を団体にとっての最高意思決定機関と位置付けることがありますが、その大前提に、社員総会等が団体設立時の定款作成の審議事項であり、定款改正時も審議事項となっています。
定款が団体の運営や活動の根幹となります。
あらためて、ガバナンスにおける定款の意義を今後お伝えしていきます。
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