寄付カレンダー2022/09/12〜18 [2022年09月12日(Mon)]
【寄付カレンダー:9月12日】 本山彦一の誕生日 マラソンの日
9月12日は、大阪毎日新聞社長の本山彦一の誕生日(1853年)で、マラソンの日です。 本山彦一(嘉永6年8月10日(1853年9月12日) - 昭和7年(1932年)12月30日)は、大阪毎日新聞社長で、当時、東京日日新聞を合併し毎日新聞の祖を作った人です。その他、貴族院勅選議員などもされていました。 本山は毎日新聞社時代に積極的に慈善活動に取り組み、「慈善病患者」と呼ばれるくらいの人でした。現在の公益財団法人毎日新聞大阪社会事業団は、新聞社が組織した法人として日本で最も古いもので、1911年(明治44年)に、その前身の財団法人大阪毎日新聞慈善団として設立されました。当時の本山彦一第5代社長が前年の1910年12月に大阪毎日新聞発行1万号を記念し立ち上げたもので、新聞の売上の一部を寄付していました。 紀元前450年9月12日、マラトンの戦いの勝利を伝令の兵士がマラトンから約40km離れたアテナイまでを駆け抜け、勝利の報告を告げた後に力尽きて息を引き取ったという故事からマラソンが生まれました。そこからマラソンが生まれ、この日がマラソンの日になりました。 マラソンといえば、最近はチャリティマラソンが付きものです。 このマラソンがなければ、多くの寄付の機会が失われていました。 【寄付カレンダー:9月13日】 国際遺贈寄付の日 9月13日は、国際遺贈寄付の日です。 国際遺贈寄付の日(International Legacy Giving Day)は、世界中の慈善団体とレガシーコンソーシアムが力を合わせ、慈善団体に遺言で寛大な贈り物を残してくれたサポーターに「世界最大の感謝」を述べる日として設定されました。 日本では2020年から9月13日を含んだ1週間を遺贈寄付ウィークとして実施されています。 【寄付カレンダー:9月14日】 女子英学塾の創立日 9月14日は、女子英学塾(津田塾大学の前身)創立の日(1900年)です。 1900年のこの日、津田梅子が津田塾大学の前身である女子英学塾を創立しました。津田梅子が留学していた時の友人や支持者たちが作った『フィラデルフィア委員会』を通じて、アメリカで女子英学塾を開校する際の資金の寄付を募っていました。委員会からの寄付は累計で数百万円にもなったそうです。 【寄付カレンダー:9月15日】 土光敏夫の誕生日 国際民主主義デー 9月15日は、元経団連会長の土光敏夫の誕生日(1896年)で、国際民主主義デーです。 土光敏夫(1896年(明治29年)9月15日 - 1988年(昭和63年)8月4日)は、石川島重工業・石川島播磨重工業 社長、東芝 社長・会長を歴任、経団連会長も務めていました。「メザシの土光」と呼ばれ、毎月10万円の生活費を除いて収入をそのまま寄付をしていたそうです。私学振興財団や創設者の母から引き継いでいた橘学苑に寄付をしていました。当時、5000万円の収入のうち、3500万円を学校に寄付していました。 国際民主主義デー(International Day of Democracy)は、2007年の国連総会で「民主主義の原則を推進し維持する目的」で制定された国際デーです。SDGsの目標16 「平和と公正をすべての人に」に関わってきます。 あらためて民主主義を推進する活動を寄付先として探してみてはいかがでしょうか。 【寄付カレンダー:9月16日】 エルトゥールル号遭難事件発生 緒方貞子さんの誕生日 9月16日は、エルトゥールル号遭難事件が発生した日(1890年)で、国連難民高等弁務官の緒方貞子さんの誕生日(1927年)です。 1890年(明治23年)9月16日夜半に、オスマン帝国の軍艦「エルトゥールル号」が和歌山県串本沖で遭難しました。500名以上の犠牲者が出て、69名が救出されました。この衝撃的な事件が新聞で報道され、全国各地から義援金が集まったそうです。 緒方貞子さん(1927年〈昭和2年〉9月16日 - 2019年〈令和元年〉10月22日)は、UNICEF 執行理事会議長、国連人権委員会日本政府代表、UNHCR国連難民高等弁務官、アフガニスタン支援政府特別代表、JICA 理事長を歴任されました。また、日本の模擬国連活動の立ち上げに関わっていました。 緒方さんの足跡から寄付を考えてみてはいかがでしょうか。 【寄付カレンダー:9月17日】 曽野綾子さんの誕生日 9月17日は、作家の曽野綾子さんの誕生日(1931年)です。 カトリック教徒でもある曽野綾子さん(1931年(昭和6年)9月17日-)は、1972年に海外邦人宣教者活動援助後援会(JOMAS)を立ち上げ、約40年間代表をされていました。JOMASは、日本全国から寄せられた寄付金をもとに、アジア、アフリカ、南米諸国に定住するカトリック神父・修道女の方を介して辺境地域へ物資や資金を提供している団体です。 寄付の仲介組織として、日本では珍しい事例の団体です。 【寄付カレンダー:9月18日】 あさひやまもっと夢基金の設置 9月18日は、あさひやまもっと夢基金が設置された日(2007年)です。 あさひやまもっと夢基金(旭川市旭山動物園施設整備基金)は、旭山動物園の施設整備を行うための基金で、2007年に設置されました。2020年3月時点で累計16億円以上の寄付が集まっています。一般の寄付者だけではなく、企業のCSRや寄付付き商品など、いろいろな形での寄付があります。 |