【NPOの監事ハンドブック】(2)セミナー後の感想やご意見 Vol.37(監事の実態アンケート調査編) [2022年04月12日(Tue)]
(2)セミナー後の感想やご意見
1.監事の役割や立場 自治体や企業など外部への影響力という意味で、監事がすごく頼もしい存在に感じた。 監事は会計監査だけではなく業務監査も重要であることが理解できた。 監事の立ち位置について曖昧な認識しかなかったのが、すっきり整理できた。監事は組織の中の人。社員のための存在なのだから、組織をより良くするために貢献する。監事を活かすために理事会が学ぶ必要がある。監事のお仕事は通年。 監事に関して、決まりとしておくことが必要ということは理解していたが、その存在が法人運営にどのように関係してくるのか、またその「信念」のようなものを知ることができ、とてもよかった。私は代表理事の立場だが、より詳しくなりたいと思った。 2.監事のネットワーク こういう場を作ってくれて感謝です。監事の情報交換の場があるといいなと思います。 監事は法人の中で責任を負いつつも孤独なので、こうした機会に学び相談しあえる場は貴重だと思った。 3.その他 行政書士で、当法人の監事のほかにも一般財団・社団のお世話を多数している。公益法人になれば登記懈怠はないが、一般社団・財団・NPO法人では、登記懈怠の案件が非常に多い。行政庁へも、毎年度役員名簿を出していればよいと思っている法人が多数で、役員変更届を提出していないケースもある。ボランティアは素人の集まりなので、登記のタイミングや官庁への報告事項について、もう少し懇切丁寧に指導していただけるよう、貴センターのように多数の法人からの意見を聴取できるお立場のかたが、法務局や都道府県にも要望を述べていただけると、市民の役に立つような気がしている。 NPO会計税務専門家ネットワークのNPO法人のための業務チエックリストを改めて開いた。項目がありすぎてじっくり見たことがなかったが、定款やNPO法に書かれていることを1つ1つ丁寧にしつこく書いてあるだけだった。年に1回すべてをチエックするから途中で嫌になるが、会計と同じで、月末に1ページづつ理事監事でチエックしていけばいいかなと思えてきた。 |