Vol.491【ファンドレイジングスーパースター列伝】民主診療所(日本) [2019年11月15日(Fri)]
民主診療所
戦後、医療機関が充実していない地域で、地域住民と医療従者が手をとりあい、寄付や出資などの方法で資金調達を行い、全国各地で「民主診療所」というものが設立されたそうです。 それらの民主診療所の全国ネットワーク組織が「全日本民主医療機関連合会」です。 Wikipediaによれば「全日本民主医療機関連合会(ぜんにほんみんしゅいりょうきかんれんごうかい、英: Japan Federation of Democratic Medical Institutions)とは、日本の医療機関で構成する社会運動団体である。通称全日本民医連(ぜんにほんみんいれん)、略称民医連(みんいれん、MIN-IREN)。地方組織である都道府県民主医療機関連合会と直接加盟医療機関をもって組織する。」だそうです。 Wikipedia:全日本民主医療機関連合会 民医連のご紹介 戦後、医療に恵まれない人々の要求にこたえようと、地域住民と医療従事者が手をたずさえ、民主的な医療機関が各地につくられました。全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)は、これらの連合会として1953年に結成されました。 以後、半世紀以上にわたって地域の人々にささえられ、身近な医療機関として活動しています。医療制度を改善する運動もすすめ、「いのちは平等である」と の考えから、差額ベッド料はいただいていません。また、地域の要求から介護・福祉分野の活動も活発に行っています。 現在、民医連に加盟する事業所は、全国の47都道府県に1700カ所を超え、約6万2千人の職員と、医療生活協同組合員や友の会会員約318万人の方々 が、ともに保健・医療・福祉の総合的な活動、安心して住み続けられるまちづくり運動を進めています。 https://www.min-iren.gr.jp/?p=21267 データでみる民医連、マンガでみる民医連 https://www.min-iren.gr.jp/?p=20896 具体的なファンドレイジングの事例は記載がありませんが、日本の寄付事例として注目すべき事象だと思います。 まだまだ知らいことがありますね。 今回は、たまたま石川での寄付の事例を探して、この病院に辿り着きました。 金沢城北病院 http://jouhoku-hosp.com/ 城北病院建替プロジェクト http://jouhoku-hosp.com/rebuild/ ごあいさつ なぜ建替える 1949年、無差別平等の理念を掲げ、地域住民の皆様の出資により当院の前進である「しろがね診療所」は開所いたしました。1956年には現在の京町に前・城北診療所が開所し、6年後には病院化、その後65年に渡り常に地域の要求に応える活動を重視してまいりました。 この度、城北病院は一部改修部分も含む「新病院建設」を行うこととし2012年春よりその目的と意義、完成後の医療構想の論議を積み重ねてまいりましたが、2015年12月にいよいよ着工の運びとなりました。経過と概要を紹介いたします。 ーーーーーーーーー こちらの病院も母体は民医連につながっていきます。 石川民医連 http://imin-iren.jp/?page_id=55 ファンドレイジングスーパースター、まだまだいますね。 |