【開催報告】寄付を語ろう。キフカッション in 松戸 2019年11月9日(土)夜 [2019年11月10日(Sun)]
今回のキフカッションは、千葉県松戸での開催でした。
まつどNPO協議会が主催する協働促進助成金の審査会の懇親会に参加させていただき、参加者のみなさんから、松戸における寄付の事例をいろいろと教えていただきました。 これからの寄付の可能性を感じる一夜となりました。 ◎キフカッションとは? 寄付について、気軽にディスカッションを行い、寄付に関する様々な情報を共有できる場、それが「キフカッション」(寄付+ディスカッション)。全国各地で開催されていますが、名古屋では初開催! 寄付を語ろう。キフカッション in 松戸 日 時:2019年11月9日(土)20:30~22:30 ※飲みながら食べながら、ゆるやかに 場 所:松戸駅近くのお店 対 象:寄付について語りたい人、学びたい人ならどなたでも 参加者:13名 主 催:キフカッション・プロジェクト 参加者のみなさんから、松戸市における寄付の事例を教えていただきました。 話を聞いていくと、いろいろな事例がでてきて、勉強になりました。 ・松戸市には、世界的な企業である「マブチモーター」がある。以前より、松戸市や市民活動に対する支援や寄付を積極的にしていた。 https://www.mabuchi-motor.co.jp/csr/contribution/regional-support.html ・マブチモーターが市の土地に建物を建設して、市に寄贈したという事例(新松戸未来館)もある。 「松戸少年少女発明クラブ」のHPより引用。 http://kids.jiii.or.jp/images/contents/clubnews/backnumber/0907/hatumei0907/hatumei090703.html 『松戸少年少女発明クラブの新拠点として「新松戸未来館」が4月10日(金)に完成しました。 これまで固定の活動拠点がなく文化ホールや中学校の教室などを借りて活動してきましたが、松戸少年少女発明クラブの名誉会長である馬渕保さんが、父であるマブチモーター創業者の故・馬渕健一さんの「次世代を担う少年少女たちの科学する心を育むことが大切であり、その実現の場として工作教室を提供したい」との遺志を継いで、松戸市有地に同館を建設し市に寄贈されました。』 ・松戸市を流れる坂川(江戸川水系)は、江戸時代に普請で用水路などを整備した。 その当時、松戸あたりは天領で民が幕府に水路工事を願い出て、工事をした。 新松戸郷土資料館の会報 http://www.jj.em-net.ne.jp/~sanbangai/04mizuguruma.pdf ・戸定が丘歴史公園にある「ひなげしの小径(与謝野晶子の歌碑)」もNPOによる寄付で出来たもの。 →戸定が丘歴史公園について https://www.city.matsudo.chiba.jp/tojo/tojogaoka_kouen/tojo_shoukai.html 『戸定(とじょう)とは古く中世の城郭に起源を持つ地名です。この地には明治17年に水戸藩最後の藩主であった徳川昭武(あきたけ)の別邸戸定邸が営まれ、松戸徳川家の住まいとなりました。現在、戸定邸を含む旧松戸徳川家の敷地は戸定が丘歴史公園として整備されています。』 →ひなげしの小径(与謝野晶子の歌碑) https://www.city.matsudo.chiba.jp/tojo/hinageshi/hinageshi.html 『「ひなげしの小径」は、松戸シティガイド(戸定邸を案内するボランティア団体)の創立10周年を記念してつくられました。歌碑には、与謝野晶子が松戸で詠んだ歌60首(歌集瑠璃光)のうち18首と、夫である与謝野寛(鉄幹)の歌1首が刻まれています。これらは、松戸市にゆかりのある19人の著名な書家の先生に揮毫していただいたものです。 歌碑が刻まれた赤御影石は、松戸シティガイドから松戸市(公園緑地課)への寄贈であり、書は各書家の先生にボランティアで揮毫していただきました。碑面は、石匠あづま家による製作です。』 ・小金北小学校の子どもたちの遊び場だった「冒険山」の遊具等が老朽化したため、再建しようという取り組みが寄付で実施された。約1000万円の寄付があつまった。現在は、冒険山開放委員会がプレイパークのような形で運営をしている。 小金北小学校 HPより 冒険山チャリティーコンサート http://www.matsudo.ed.jp/kokita-e/news/index.cfm/detail.1.1142.html ・松戸市には、千葉大学園芸部のキャンパスがある。 http://www.h.chiba-u.jp/ ・千葉大学園芸学部は、明治42年(1909年)に「千葉県立園芸専門学校」として創立され、平成21年(2009年)に創立後、満100年を迎えた。その記念として、100周年記念戸定ケ丘ホールが建設された。約2億円の募金で建設。 http://www.h.chiba-u.jp/centennial/ ・松戸は、江戸時代の宿場町であり、関所があった。水戸街道の江戸の入り口だった。徳川慶喜の弟の徳川昭武が住んでいた。 お話をお聞きすると、いろんな寄付の軌跡がりますね。勉強になりました。 ご参加のみなさま、ありがとうございました。 |