Vol.459【ファンドレイジングスーパースター列伝】全日本社会貢献団体機構(日本) [2019年08月27日(Tue)]
全日本社会貢献団体機構
社会貢献事業を長年実施している全日遊連の加盟組合と趣旨に賛同頂く企業・団体の協力で、全国的な枠組みと世界的視野に立つ社会貢献事業の普及・促進・助成・広報活動を推進し独自の社会貢献事業を実施しています。 ーーーーー 母体となっている「全日遊連」とは、全日本遊技事業協同組合連合会です。全国のパチンコホール組合の協同組合連合会組織です。 全日本社会貢献団体機構を通じての社会貢献活動も有意義な取り組みです。その他にも各パチンコホールごとの社会貢献活動もあります。 ーーーー 機構の創立趣旨 全日本遊技事業協同組合連合会は、全国的なネットワークを生かして、20数年前から独自の社会貢献活動を行い、その規模は平成22年(2010年)の活動金額15億円、活動件数8千数百件、平成23年(2011年)は44億数千万円、9千数百件にも及んでいる。この活動を、継続発展させるとともに、業界全体としての「力」を結集し21世紀にふさわしい社会貢献活動を推進するために「全日本社会貢献団体機構」が発足した。 ーーーー http://www.ajosc.org/summary/history.html 2018年の事業報告書を送っていただき、読みました。 2018年(1-12月)で、社会貢献・社会還元の実施状況調査では、総額17億204万円の拠出となっています。 社会福祉:443,712千円 4,515件 地域貢献:414,965千円 4,165件 青少年育成:160,598千円 1,140件 災害救済:287,899千円 504件 交通:16,375千円 143件 防犯:187,268千円 800件 暴排:42,043千円 187件 学術・文化:88,474千円 218件 その他:60,248千円 465件 HPには詳しい支援内容も掲載されていますので、ぜひご覧ください。 http://www.ajosc.org/index.html パチンコ業界の取り組みとして、こちらも面白い取り組みだと思いました。 「pp奨学金」(パチンコ・パチスロ奨学金)とは 「pp奨学金(パチンコ・パチスロ奨学金)」は、パチンコ・パチスロ業界が社会福祉法人さぽうと21と協力し、多くの若者が困窮する奨学金問題に一石を投じようと、いち早く設立した返済を求めない独自の学生支援プログラムです。 http://support21.or.jp/needsupport/scholarship-pp/top/ 「pp奨学金(パチンコ・パチスロ奨学金/以下、「pp奨学金」)」は、パチンコ・パチスロ業界有志が、社会福祉法人さぽうと21とともに設立した、返済を求めない独自の学生支援プログラムです。 パチンコ・パチスロ(以下PP)店のお客様には、余ったパチンコ玉やコインをPP各店に設置の「募玉募金箱」に直接ご寄付いただきます。PP各社は、原則パチンコ玉を1玉4円、コインを1枚20円換算で集計して社会福祉法人さぽうと21にご寄付いただきます。このご芳志がさぽうと21を通じて、日本国内の学校に通う、経済的な理由で就学が困難な18歳以上の学生に供与されます。お客様の善意は100%奨学金として使わせていただく――これは「pp奨学金」の揺るぎない信念です。 なお、「pp奨学金」の運営活動費には、PP協力社によるメンバー組織を作り、その年会費等を当てています。 http://support21.or.jp/needsupport/scholarship-pp/page-2/#pp01_2 2019年度は、37名の学生に対して奨学金が贈られたそうです。 全日本社会貢献団体機構の2018年事業報告書で紹介されていた記事によると、2017年からパイロット事業として始まり、2018年から本格的に事業が始まったそうです。 2017年、2018年の累計の支援額は約1,125万円となっています。 pp奨学金のサポートメンバー(会員)は48で、募玉募金箱の設置店舗は123店舗(2019年3月時点)です。募金の約9割がホールのお客様だそうです。 身近な寄付の仕組み、素晴らしいですね。 |