Vol.450【ファンドレイジングスーパースター列伝】中国の寄付事情(中国) [2019年08月06日(Tue)]
中国の寄付事情
以前、アメリカの寄付事情を記事にしたことがありますが、今回は中国の寄付事情です。 中国、昨年の社会寄付総額は900億元超 2019年7月31日 4:35 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ] https://www.afpbb.com/articles/-/3237562 たまたま、こちらの記事を見つけました。 記事の内容を引用しつつ、まとめてみました。 ・中国民政部が寄付の担当。Wikipediaによれば「社会や行政事務を担当し、日本の総務省に相当する。その前身は内務部である」とのことです。 ・昨年の社会寄付総額が900億元(1元=約16円)を超えた。日本円にすると、1兆4,400億円になります。ちなみに、日本の個人の寄付は約7,700億円(企業もほぼ同じような金額)です。 ・中国民生部は、20のネット募金情報プラットフォームを指定し、それらのアクセスが延べ84億6000万人を超え、寄付総額の80%以上を幾つかの基金会のネット募金が占めたとのこと。 ・現在、全国に登録・認定された慈善組織は7500を超え、純資産が約1600億元(約2兆5,600億円)。日本のNPO法人は約5万1千団体。 ・チャリタブル・トラスト(慈善信託Charitable Trust)が204あり、信託契約規模が約22億4800万元(359億6,800万円)。 ・今年上半期(1〜6月)、全国の福祉宝くじの売り上げは977億5700万元で、集まった公益金は281億8900万元(4,510億2,400万円)に達した。 ・中国の慈善事業も、インターネットのおかげで急速に発展している、問題が出てきて、ネットを通じた慈善事業を一段と規制していくながれがある。 ・慈善分野のデータ情報の収集、交換、共有を図り、ビッグデータによるガバナンスを実施している。「社会組織信用情報管理弁法」に従い、違法な組織に対し「ブラックリスト」管理を実施し、同時に慈善事業の信用喪失問題に対する特別対策を進めている。 なるほどですね。 他に参考になる記事をピックアップしました。 中国における寄付 ――異なるタイプのドナーの存在 2014年10月21日 http://www.csr-communicate.com/global/20141021/csr-28292 ビジネス 2018/02/04 12:30 1日で50億円の寄付を集めたテンセント慈善事業の立役者 https://forbesjapan.com/articles/detail/19597 中国企業所得税ニュース 公益性寄付金は税務優遇あり 中国社会に受け入れてもらうために戦略的に活用も 2018/02/08 2019/02/21 https://www.attax.co.jp/cbc/enterprise/post-6298/ 億万長者が世界最多の中国、社会貢献や寄付に無関心なのはなぜ?―独メディア Record china配信日時:2016年9月26日(月) 12時50分 https://www.recordchina.co.jp/b151233-s0-c30-d0035.html |