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【開催報告】CANPAN × イシス編集学校「〜NPOのための〜 情報発信に効く!編集術ワークショップ」実践編(2014年11月24日) [2014年11月24日(Mon)]

9月に続いて、松岡正剛さん(http://es.isis.ne.jp/principal.html)が校長を務めるイシス編集学校と一緒にNPOの情報発信に関するセミナーの第2弾を開催しました。今回も、発信の前に大事な「編集」がテーマです。
見えないニーズを可視化して、様々な工夫で活動を行っているNPOにとって、その活動をわかりやすく、かつしっかり伝えるためには何が必要なのでしょうか。それは、情報発信の前の「編集」です。9月のセミナー内容をNPO向けにさらに役立つものにパワーアップして、ワークショップを開催しました。

集合写真1.jpg


NPOにかかわる個人が情報発信をするための編集術をテーマに開催した前回の講座(詳細はこちら)が大変好評だったことを受け、NPOの情報発信についてのエキスパートであるCANPANと、情報編集を学ぶインターネットの学校、イシス編集学校(http://es.isis.ne.jp/)が再びタッグを組み講座を開催いたしました。

第2弾となる今回は、皆さんが関わる組織にフォーカスをし、団体として情報発信をするための実践的な編集術を、ワークショップを通じて体験していただきました。

NPO職員の方はもちろん、ボランティアやプロボノでNPOにかかわるビジネス・パーソンなど、いろいろな方にご参加いただきました。


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CANPAN × イシス編集学校 第2弾
「〜NPOのための〜 情報発信に効く!編集術ワークショップ」実践編



日時: 2014年11月24日(祝・月) 13:30〜16:30(13:00受付開始)
場所: 編集工学研究所 1階「本楼」
参加者:約30名
主催: イシス編集学校、日本財団CANPANプロジェクト
共催: 企画協力:設樂剛事務所(http://www.archipelagos.jp


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<プログラム概要>

■レクチャー篇
CANPAN山田
「これからのNPOの情報発信:団体と個人の情報発信のハイブリッド」
・NPOの情報発信が変わってきている
・最近のNPOの情報発信のイメージは個人の魅力と団体の魅力のハイブリッド
・寄付の呼びかけや仲間を増やしていくことなど、団体としてよりも個人として発信したほうが響きやすいということがある。
・企業の情報発信も含めて、共感を呼ぶ情報発信が求められてきている。その際に個人の立場で、個人の言葉で、個人の思いで情報発信することも有効な情報発信である。
・その時に、団体で発信した内容を個人の情報発信としてミッション・ビジョンにぶれがないようにしっかり編集することが大事である。
・ここに「編集」という視点が重要になってくる。
・個人の情報発信は、団体の情報発信を編集して自分の物語にする

イシス編集学校吉村
「情報発信に必要な情報編集力とは」
・誰もが情報を編集している
・インプットとアウトプットの間に「編集」がある
・連想と要約
・イメージとマネージ
・情報はひとりでいられない

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■ワークショップ篇
イシス編集学校吉村

@ブック・ワークショップ(自己紹介)
本楼にある約2万冊の本を使って、自分が気になった本を見つけて、なぜその本を選んだかを話しながらの自己紹介
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A自己情報編集術
テーマ:団体紹介を考える
◇以下の視点でポストイットに書き出す
 ・団体の活動や歴史
 ・代表やスタッフ、ボランティア、参加者の雰囲気
 ・自分との関わりや団体に対する思い
 ・団内にないもの、不足しているもの
◇行政に提出用の団体紹介文としてポストイットを並び替える
◇仲間(支援者や寄付者、ボランティアを含む)になってほしい人に説明する時の紹介文としてポストイットを並び替える

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B情報発信のための創文編集術
・情報の組立て「いじりみよ」創文術で文章をつくりあげる
・位置づけ、状況づけ、理由づけ、見方づけ、予測づけ
・さきほど書き出したポストイットを使って個人ワーク

★いじりみよNPO編
目的に応じて、「いじりみよ」創文術を活用する

(1)これから始める活動を伝える
→まだ活動そのものがない状態なので、課題と解決手法とその必要性を伝える
位置づけ→社会課題の状態
状況づけ→困っている人の具体例
理由づけ→社会課題の原因
見方づけ→解決手法
予測づけ→社会の変化の見込み

(2)既に実施している活動を伝える
→活動の意義と成果を発揮していることを伝える
位置づけ→現在実施している事業
状況づけ→支援している人(受益者)の個人事例ケース
理由づけ→支援の成功の要因
見方づけ→さらに活動を加速させる手法
予測づけ→さらに進めていきたい方向性

(3)仲間を増やしたい
→活動の意義とそこから得られる個人的な学びを伝える
位置づけ→現在実施している事業
状況づけ→自分が関わっている状況
理由づけ→なぜ関わるようになったかの理由
見方づけ→NPO活動に関わるメリット(海外事例や論文、ニュース等より)
予測づけ→活動を通じて手に入れられる喜びや楽しみ

(4)受益者に向けて
→受益者にとってこの活動でどのようなことを得られるのかを伝える
位置づけ→現在実施している事業
状況づけ→受益者が出来ること
理由づけ→なぜそれが受益者にとって必要か
見方づけ→一般的なメリット、他の地域や団体、海外の事例等
予測づけ→将来への影響や変化

写真 4 (2).JPG


写真 1 (7).JPG


★★★参加者の気づきの共有シート★★★




■イシス編集学校とは■

about1.gif産業も文化もITに取り巻かれ、大量の情報が流通している現代社会では、 自分に必要な情報を選択し活用するための編集力を身に付けることが不可欠です。イシス編集学校は、それぞれの潜在的な編集力を引き出しながら、情報編集に必要な多様なメソッドを伝授する超ユニークな学校です。 編集を仕事としたい方はもちろんのこと、仕事や社会活動や趣味のために編集力を身につけたい方にもお勧めします。

〜ホームページより〜
 http://es.isis.ne.jp/principal.html


以上ですが、ご参加いただいたみなさま、イシス編集学校のみなさま、本当にありがとうございました。
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