Vol.011【100夜100組織】老人クラブ [2019年02月03日(Sun)]
老人クラブ
老人会や敬老会などとも呼ばれることがありますが、老人福祉法の中で次のように記載されています。 ーーー 第13条 地方公共団体は、老人の心身の健康の保持に資するための教養講座、レクリエーションその他広く老人が自主的かつ積極的に参加することができる事業を実施するように努めなければならない。 2 地方公共団体は、老人福祉を増進することを目的とする事業の振興を図るとともに、老人クラブその他当該事業を行う者に対して、適当な援助をするように努めなければならない。 ーーー この老人会は、平成30年3月末時点で、厚労省の調査で、全国合計98,592クラブ、会員数5,488,258人だそうです。都道府県別の数はこちらのページを参照してください。 http://www.zenrouren.com/siryou/member30.html 公益財団法人全国老人クラブ連合会のWebサイトに、様々な情報が掲載されています。 http://www.zenrouren.com/index.html こちらのサイトから、老人クラブの概要について調べてみました。 【活動】 (1)仲間づくりを通して、生きがいと健康づくり、生活を豊かにする楽しい活動を行うとともに、 (2)その知識や経験を生かして、地域の諸団体と共同し、地域を豊かにする社会活動に取り組み (3)明るい長寿社会づくり、保健福祉の向上に努めることを目的とします。 【会員】 入会を希望する高齢者で、概ね60歳以上の方を対象としています。 【組織】 日常的に声をかけ合い、歩いて集まることのできる小地域の範囲で組織しています。 クラブの規模は、おおむね30名から100名を標準としています。 老人クラブの歴史は、こちらのサイトに詳しく掲載されています。 http://www.zenrouren.com/about/history.html 明治時代から、現在の老人クラブのような組織があったそうですが、主に戦後からの活動だそうです。 この決意がすごいですね。 「戦後荒廃した社会において、“老後の幸せは自らの手で開こう”とする先覚者たちが、老後に不安を感じている老友や、老後の問題に関心を寄せる人々に呼びかけ、全国各地で次々に老人クラブを結成していきました。」 老人クラブの名前のいわれも面白い。 『「老人クラブ」という名称は、クラブづくりを広げていた人たちの間でテキストとして読まれていた「英国老人福祉委員会発行『老人クラブ−新設と経営の手引き』」に由来します。』 |