No.337【ファンドレイジングスーパースター列伝】ライヴエイド(イギリス) [2018年12月03日(Mon)]
ライヴエイド
ライヴエイド(LIVE AID)は「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、「アフリカ難民救済」を目的として、1985年7月13日に行われた、20世紀最大のチャリティーコンサート。「1980年代のウッドストック」とも一部でいわれていたが、その規模をはるかに超越したものとなった。2004年にDVDとして発売された。 ーーーーーーーーーーーーー (Wikipediaより) うわさの「ライヴエイド」(クイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」)について、調べてみました。 チャリティ―コンサートとしての「ライヴエイド」については、こちらの記事がとても参考になりました。 英国音楽倶楽部 Summer Dream of Live Aid http://www.geocities.jp/britishpopclub/liveaid.htm ライヴ・エイドへの道 バンド・エイド、USAフォー・アフリカと広がったエチオピア救済の動きがどういう成果をもたらしたかをざっとおさらいしてみよう。 ボブ・ゲルドフはバンド・エイドの後、すぐに「バンド・エイド・トラスト」を登録し、管財人グループを結成した。 「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」が初チャート・インで全英1位を取ったクリスマスまでには既にバンド・エイド・トラストの運営体制は整っていたという。 そして85年6月10日、ボブは「私たちは数百万人の人が何とか生きながらえる手助けをしてきた。今、私たちが彼らにもっと生き生きとした生命を与えなければならない」という声明とともにライヴ・エイドの構想を発表した。 チケットはアリーナ席が25ポンド(当時で約8250円)で、一般売りされたのはこの立見席だけだったが、発売後5分間でソールドアウトとなった。他にはロイヤルシート、豪華ディナーがついて250ポンド(約82500円)までの5段階に分かれており、100ポンド以上の席には他のアーティストの演奏を見ようと多くのアーティスト、著名人が数多く見うけられたそう。 「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」の売上800万ポンド(約27億円!)から85年6月までに10台のトラック、22台のランドクルーザー、18台の給水車、50の医療用テント、150トンの栄養ビスケット、1375トンの粉ミルク、52トンの医療品、510トンの野菜オイル、470トンの砂糖、1000トンの穀物、10トンの調理器具と食器などが届けられた。 そしてライヴ・エイドによって得られた収益は全世界で1億4000万ドル(約350億円!!)を集め、灌漑設備や井戸の設置などの多目的に使われたようである。このうち当時不況であったイギリスだけでも募金で50億円以上を集めており、その後もマスコミで克明に報告されていった。 一方日本ではバリバリの経済好調期だったにも拘わらず、放映権を合わせても3億円程度しか集まらなかったようである。企業などからの大口寄付がなかったことも理由であるが、一番の理由は先に触れたテレビ放映のひどさのためではなかっただろうか。 ーーーーーーーーーーーーー 以下の記事も、非常に示唆に富んだ内容になっています。 ロックは世界を救えたか? - バンド・エイド Band Aid , USA フォー・アフリカ USA For Africa - http://zip2000.server-shared.com/live-aid.htm Wikipedia:ライヴエイド |