No.312【ファンドレイジングスーパースター列伝】ベルマーク運動(日本) [2018年11月08日(Thu)]
ベルマーク運動
ベルマーク運動(ベルマークうんどう)は、学校をはじめとする教育施設や公民館をはじめとする生涯学習施設の教育環境整備への助成と、交通などの面でハンデキャップのある山間・離島(いわゆるへき地)の学校や特別支援学校、院内学級や被災校、発展途上国の教育に対する援助を組み合わせて行われる運動である。朝日新聞社創立80周年記念事業として1960年(昭和35年)に始まった。ベルの形は「国内外のお友達に“愛の鐘”を鳴り響かせよう」との意味合いがある。 ーーーーーーーーーーーー (Wikipediaより) 先日、ベルマークについて、Webで話題になっていましたが、あらためて調べてみました。 以下もWikipediaからの引用です。 ーーーーー 商品の包装紙やパッケージにつけられた「ベルマーク」を切取り、学校・団体ごとに集めて財団に送ることにより、1点あたり1円がそれぞれの団体のベルマーク預金になり、貯まった預金で自分の学校・団体の設備品などを購入できる。貯まったポイントで商品と交換すると勘違いされることがあるが、あくまでも預金で購入するシステムである。さらに、この設備購入代金の1割がPTAからの寄付金となり、へき地学校などの援助に役立てられる。ベルマーク運動の変わらない仕組みである。 ベルマーク運動への参加登録は、幼稚園、学校や公民館などに限られ、個人や企業での参加登録はできない。学校・団体ごとにマークを集めてベルマーク教育助成財団に送付すると、1点1円換算で預金化され、それぞれの口座に貯まる。貯まった預金を利用して協力会社(≠協賛会社)から自分の学校などの設備や教材を購入することができる。協力会社は楽器や自転車のメーカー・事務機器メーカー・書籍取次店・スポーツ用品メーカーなどで、参加学校・団体には年に2回、各社の主な取扱商品を掲載した「お買いものガイド」が送られる。以前は、消耗品が購入できないという規則があったが、今は協力会社が扱っている商品であれば何でも購入できる。 購入代金の10%が、協力会社からPTAなどに戻され、ベルマーク財団に寄付されるのもベルマーク運動の特徴である。これが「援助資金」としてプールされ、へき地学校や特別支援学校など、援助を必要としている子どもたちのために使われている。 ーーーーーー こちらが沿革です。 1957年 - 福島県の山村での赴任経験を持つ小学校教諭の渡辺ユキが、都市部と同等の義務教育を求めて、朝日新聞社に「へき地の子供たちの教育設備を充実してほしい」と支援を依頼。 1959年 2月12日 - 教育設備拡充協力会(後に教育設備助成会と改称)設立の第一回準備会。 4月16日 - 第二回準備会。 1960年(昭和35年)10月24日 - 教育設備助成会が設立される。 1997年6月 - ベルマーク教育助成財団(略称・ベルマーク財団)に改称。 ーーーーーーーーーー ベルマーク教育助成財団 http://www.bellmark.or.jp/ こちらのサイトも見ていきましょう。 http://www.bellmark.or.jp/info/activity_status.htm (1)集まったベルマーク1点につき、1.27円(消費税こみ)の「市場調査費」が協賛会社から支払われます (2)このうち1円分が、PTAなど参加団体の預金口座に入り、自分たちの学校の設備が購入できる「教育設備助成費」になります (3)残りの0・27円(消費税こみ)分は、集票活動したPTAなど参加団体から財団に寄付され、「運営費」になります ※PTAのベルマーク預金が、運営費に使われることはありません 2016年度の実績 集票点数 472,014,682点 市場調査費 合計 599,458,304円 参加団体口座へ 472,014,682円(教育設備助成費) 財団へ 127,443,622円(運営費=PTAからの寄付) (2)ベルマークの集票点数 16年度の集票は4億7201万点でした。消費増税による消費の落ち込みなどの影響もあり、前年度を1.6%下回りました。 (3)教育設備品購入額 ベルマーク預金を使ってのお買いもの総額は、5億64万円で、前年度を2.6%下回りました。サッカーボールなどのボール類、一輪車、CDラジカセ、デジカメ、黒板消しクリーナーといった定番の人気商品のほか、岩壁を模した板を上るクライミングウオールやAEDのような新しい設備も購入されました。運動が始まった1960年からの累計は、260億7606万円です。 最近は、ウェブベルマークというのも、あります。 https://www.webbellmark.jp/ Wikipedia:ベルマーク運動 |