No.298【ファンドレイジングスーパースター列伝】ザ・プリンス・トラスト
(The Prince's Trust)(イギリス) [2018年10月25日(Thu)]
ザ・プリンス・トラスト
(The Prince's Trust) プリンス・トラストは1976年にチャールズ皇太子によって設立された英国の慈善団体で、若年失業者を支援するための慈善団体です。失業しており、学校で苦労し、排除の危険がある11歳から30歳の人々を支援します。ザ・トラストの支援を受けた若者の多くは、ホームレスや精神衛生問題などの問題に直面したり、法律に問題を抱えていたりしています。 若者の自信とモチベーションを高めるための実践的かつ財政的支援を提供する一連のトレーニングプログラムを運営しています。毎年、約6万人の若者が就労し、4人に3人が雇用、教育、ボランティア、または訓練に移行しています。 1999年、数多くの信託慈善団体が「ザ・プリンス・トラスト」として結成され、バッキンガム宮殿の式典でエリザベス女王に認められ、ロイヤル・チャーターを与えました。翌年には、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドなどの英国地域で展開され、ロンドン全体で統一したものになりました。プリンス・トラストの募金活動やキャンペーンのイベントは、世界中のエンターテイナーが主催しています。2011年4月、青少年慈善団体であるフェアブリッジが信託の一部となりました。 プリンス・トラストは87万以上の若者が、周りに自分たちの生活を回す助けた、英国と英国有数の若者のチャリティーで最も成功した資金調達団体の一つとなりました。 125000人の起業と、英国の395,000人にビジネスサポートを与えられました。2006年から2016年にかけて、青少年のための活動は推定14億ポンドの価値がありました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー (Wikipediaより) チャールズ皇太子のチャリティ活動は、本当にいろいろな取り組みがありますが、40年前の1976年から、国内の若者支援の活動をされていました。 その当時のイギリスの情勢がちょっとわかりませんが、国や地域の事情にあわせての取り組みはすごいなあと思います。 ザ・プリンス・トラストのホームページを見ると、現在の主な支援プログラムは、 ・若者の起業支援 ・職業訓練などのトレーニングコースの提供 ・働くための制服や道具などの購入を行うための上限500ポンドまでの資金援助 などが、紹介されていました。 https://www.princes-trust.org.uk/ さて、ファンドレイジングについては、2010年の実績で約3,600万ポンドの収入がありました。 そのうちの1,400万ポンドは公的機関からの補助金ですが、残りはチャールズ皇太子自らのチャリティの他に、有名人によるチャリティ活動や、国内のチャリティ団体による募金、企業からの寄付などで資金調達したそうです。 Wikipedia:The Prince's Trust |