No.211【ファンドレイジングスーパースター列伝】歳末同情募金(日本) [2018年07月30日(Mon)]
歳末同情募金
現在の「歳末たすけあい募金」の走りとなったのが、今回紹介する「歳末同情募金」です。 上尾市社会福祉協議会のサイトに、その時の経緯が掲載されていましたので、引用します。 http://ageo-shakyo.or.jp/sp/activity_3/index1.html 『1906(明治39)年、救世軍の山室軍平中将が「日露戦役中は、前線の兵士に慰問袋を送り、戦勝の今は貧乏と戦う貧困家庭を慰問激励しよう」と提唱したのが、歳末たすけあい運動の起こりと言われています。それに応じた毎日新聞(注・現在の毎日新聞とは異なる)が、紙面を通じて同情金を募集し、一般の人々に呼びかけました。』 その後、現在の民生委員のもとになる方面員が中心となった結成した全国各地の方面事業助成会が主催する「歳末同情週間」とつながっていきました。 戦後、政府提唱の「国民たすけあう運動」、全日本民生委員連盟による「歳末同情運動」などの動きも出ました。 そこから、「地域歳末たすけあい」となり、民生委員・児童委員協議会が主催する歳末たすけあい運動として発展していったそうです。 その動きの中で、共同募金会が結成され、1959(昭和34)年以降、共同募金会によって、「歳末たすけあい募金」が実施されています。 その流れとは別に、1951(昭和26)年に、NHKが放送を通して社会福祉に寄与しようという目的ではじめた募金運動が「NHK歳末たすけあい募金」です。これは、1954(昭和29)年から、中央共同募金会との共催になりました。 募金に歴史ありですね。 香川県共同募金会のサイトに、地域歳末たすけあい募金、NHK歳末たすけあいの解説が掲載されているので、参考になります。 http://www.kagawaken-kyobo.or.jp/doc/about_us/27 |