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No.155【ファンドレイジングスーパースター列伝】ジョン・ロックフェラー(アメリカ) [2018年06月04日(Mon)]

ジョン・ロックフェラー

John_D._Rockefeller_1885.jpg

ジョン・デイヴィソン・ロックフェラー・シニア(John Davison Rockefeller, Sr、1839年7月8日 - 1937年5月23日)は、アメリカ合衆国の実業家、慈善家。

スタンダード・オイル社を創業し、同社は石油市場を独占し、アメリカ初のトラストを結成した。石油業界を変革し、現代的フィランソロピーの構造を定義し、ピーク時はアメリカの石油の90%をコントロールした。1870年にスタンダード・オイルを創業したロックフェラーは、積極的な経営を行い、その後1897年に事実上引退した。

ケロシンとガソリンの需要の高まりと共に富も膨れ上がっていき、アメリカ人初の10億ドルを越える資産を持つ人物となり、彼が亡くなった1937年時遺産は14億ドル(2015年の価値では23億ドル)にも上ぼり、国の経済の1.5%以上であった。(2013年換算では2530億ドルになる)物価の変動を考慮すると、史上最大の資産を持つ富豪とされている。

慈善活動の現代的かつ体系的アプローチの構築に引退後の40年間、資産の大部分を使った。医療・教育・科学研究促進などを目的とした財団を創設した。彼が創設した財団は医学研究を推進し、鉤虫症や黄熱病の根絶に貢献した。また、シカゴ大学とロックフェラー大学を創設し、フィリピンにセントラル・フィリピン大学(英語版)の創設資金を提供した。

熱心なバプテスト信者であり、生涯に亘って米国バプテスト同盟を支援した。彼は酒とタバコを嗜まなかった。
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(Wikipediaより)

偉大なフィランソロピストですね。
名前だけはよく知っていますが、実はよく知らない人シリーズの一人です。

Wikipediaから、フィランソロピストとしての足跡をピックアップしてみました。

◎ロックフェラーは若いころから教会に収入の10%を寄付していた(十分の一税)。

◎ロックフェラーが裕福になるに連れて寄付も増え、主に教育や公衆衛生目的だが、基礎科学や芸術目的でも寄付を行った。1891年以降は Frederick Taylor Gatesというバプテストの牧師が寄付先を助言し、1897年以降は息子も助言した。

◎Efficiency Movement の信奉者であり、「非効率な学校、場所が悪い学校、不要な学校を助けるのは無駄である…全国的な高等教育システム増強のための浅はかな教育プロジェクトで金を浪費するくらいなら、もっと適切な我々のニーズにあった金の使い道があったはずだ」と主張していた。

◎彼と助言者は条件付きの寄付を考案。その条件とは、寄付者が個人的に気遣っている人々のなるべく大勢に影響するような組織を根付かせることで、そうできたならさらに注意深くその組織を観察してさらなる協力をすることになるかもしれない、というものだった。

◎1884年、アトランタにアフリカ系アメリカ人女性を対象とする大学創設のための資金を提供。ロックフェラーの親戚で南北戦争以前から奴隷制度廃止運動に熱心だった人の名を冠してスペルマン大学が創設された。スペルマン大学の現存する最古の建物はロックフェラー・ホールと呼ばれている。

◎デニソン大学をはじめとするバプテスト系の大学にも多額の寄付をしている。

◎シカゴ大学は元々はバプテスト系の小さな大学として存在していたが財政難で1886年に閉鎖された。ロックフェラーが8000万ドルを寄付したことで、新学長ウィリアム・レイニー・ハーパーの下で1890年に世界的な大学として再出発した。

◎ロックフェラーの資金提供で1903年に創設された一般教育委員会は、アメリカ全土の様々なレベルの教育促進のための組織である。歴史的にはバプテストとの関わりが強く、特に南部の黒人教育に熱心だった。また、イェール大学、ハーバード大学、コロンビア大学、ブラウン大学、ウェルズリー大学、ヴァッサー大学といった東部の以前からある大学にも財政支援をしている。教育そのものの研究はカーネギー教育振興財団が行っており、同財団はアメリカでの医学教育に革新をもたらした。

◎個人的にはホメオパシーの信奉者だったが、Gatesの助言もあって医学研究に多大な貢献をした。1901年、ニューヨークにロックフェラー医学研究所を創設。同研究所は1965年にロックフェラー大学となり、医学以外も扱うようになった。

◎同委員会はアメリカ南部の農村地帯で長年問題となっていた鉤虫症の根絶に貢献した。先述の一般教育委員会は、1910年に公表された Flexner Report の勧告に強く影響され、出資先ががらりと変化した。

◎1913年、ロックフェラー財団を創設。1915年に廃止された衛生委員会の後を引き継ぎつつ、対象範囲を広げた。この財団に2億5000万ドル近くを与えており、公衆衛生、医学教育、芸術などを主な寄付対象とした。同財団は、ジョンズ・ホプキンス大学にアメリカ初の公衆衛生大学院を創設する資金を提供した。また、中国に北京協和医学院を建設した。

◎第一次世界大戦時は戦時救護活動を支援し、労使関係を研究する部門を創設して後にカナダ首相となるウィリアム・ライアン・マッケンジー・キングをディレクターとして雇った。1920年代には、鉤虫根絶キャンペーンを展開した。このキャンペーンでは政治家や医療関係者を使い、政治と科学の両面からキャンペーンを展開した。

◎ロックフェラーの4番目の大きな慈善事業として、1918年にローラ・スペルマン・ロックフェラー記念財団を創設。主に社会研究に資金提供した。後にロックフェラー財団に吸収された。ロックフェラーは総額5億5000万ドルを寄付している。

◎晩年のロックフェラーは、どこへ行っても大人には10セント硬貨、子どもには5セント硬貨をあげることで知られるようになった。ふざけて、ハーベイ・ファイアストーンのような富豪にも硬貨を与えた。


本当に、いろいろなことをしていますね。
ロックフェラー一族のことはもう少し掲載していきます。


Wikipedia:ジョン・ロックフェラー

By The Rockefeller Archive Center, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2491759
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