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【ファンドレイジングスーパースター列伝】Vol.37 一遍(日本) [2018年02月06日(Tue)]

一遍

一遍(いっぺん、延応元年(1239年) - 正応2年(1289年))は鎌倉時代中期の僧侶。時宗の開祖。
(Wikipediaより)

先日、愛媛に出張に行った際に、あらためて、伊予国(ほぼ現在の愛媛県)生まれの一遍上人のことを学びました。

時宗総本山「遊行寺」のWebサイトに一遍上人の歴史が詳しく掲載されていました。
http://www.jishu.or.jp/ippensyounin-osie/8087-2

【遊行の旅へ】
人々と念仏とを結び付けるために一遍上人は、念仏札を配り歩きました。このことを賦算といいます。これは、算(念仏札)を賦(配)るという意味です。念仏札には、「南無阿弥陀佛なむあみだぶつ 決定往生けつじょうおうじょう 六十万人」と書かれています。これは、念仏勧進のための方法であり、六十万人とあるのは一遍上人が目指した数でもあり、一切衆生を意味しています。一遍上人は、文永11年(1274)に大阪の四天王寺で初めて賦算を行いました。一遍上人の遊行の旅は、四天王寺から高野山を経て熊野へと向かったのです。

【熊野成道】
一遍上人は、この熊野の地で一大転機を迎えます。山道で一人の僧と出会った一遍上人は、念仏札をわたそうとしますが信心が起きないので受け取れないと拒まれ、押し問答の末に無理矢理わたしてしまうのです。この出来事で苦悩した一遍上人は、熊野権現くまのごんげんにすがるため、熊野証誠殿に参籠します。すると山伏姿の熊野権現が現われ、念仏勧進の真意を一遍に示しました。
このとき、熊野権現は一遍上人に「融通念仏ゆうずうねんぶつを勧めている聖である一遍よ、なぜ、間違った念仏を勧めているのか、あなたの勧めによりはじめて人びとが往生できるのではない。すべての人びとの往生は、十劫というはるか昔に法蔵菩薩が覚りを得て阿弥陀仏に成ったときから南無阿弥陀仏と称えることにより往生できるのである」と告げられました。このことを熊野権現の神勅しんちょくといい、このときを立教開宗としています。
そして、この境地を表したのが「六十万人頌ろくじゅうまんにんじゅ」です。一遍上人は、同行していた三人を熊野の地で放ち捨て、迷うことなく念仏札を配り16年間に及ぶ念仏勧進の旅を続けたのでした。


一遍上人の念仏勧進や念仏札など、現在のファンドレイジングにも非常に示唆がある事例だと思います。
熊野での出来事は、ファンドレイザーの倫理観をあらためて考えさせるものです。
念仏札という手法は、勧進の工夫の表れだと思います。

古に思いを馳せ、今のファンドレイジングを考え直す。
大事なことです。

Wikipedia:一遍



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