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【開催報告】資金調達シリーズ「初めての助成金編」〜助成金獲得ではなく活用という視点で考える〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2016年7月26日午後・東京 (07/26) 大貫
【開催案内】資金調達シリーズ「初めての助成金編」〜助成金獲得ではなく活用という視点で考える〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2016年7月26日午後・東京 (07/01) 鵜飼
【開催案内】NPOのためのデザイン×CANPAN Vol.02 〜広報を溺愛する人の時間〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2016年5月20日(金)午後・東京 (05/15) 森谷
【開催案内】『すぐやる人の「出会う」技術』出版記念セミナー出会いの達人・久米信行さん(CANPANセンター理事)に聞く!〜仕事“相手”から信頼し合える仕事“仲間”へ〜2015年12月18日(金)東京・夜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム) (12/15)
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【開催報告】寄付白書2017からの学びを持ち寄る会(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2018年1月30日(火)夜・東京 [2018年01月30日(Tue)]

昨年12月に、日本ファンドレイジング協会が発行した「寄付白書2017」の読書会を開催しました。

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寄付白書2017から、学びを得る。
個人の学びを持ち寄り、参加者で共有する。
その学びを団体でどう実践するのか?

独立系ファンドレイザーの雄・宮本聡さんをゲストにお招きし、日本で唯一人のキフクリエイターの山田泰久がナビゲートしました。

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日本財団CANPAN・NPOフォーラム
寄付白書2017からの学びを持ち寄る会


日時:2018年1月30日(火)19:00〜21:00
場所:日本財団ビル2階会議室3・4
対象:ファンドレイジングに興味関心がある方ならどなたでも
参加者:11名
主催:日本財団CANPANプロジェクト

<参加条件>
・寄付白書2017を事前に読むこと
・読書会の課題を事前に提出すること
 ■寄付白書を読んで、参考になったことは?
 ■なぜ、それが参考になったのか?
 ■その学びをこれからの活動にどう活かすか?

<持ち物>
・事前課題(プリントアウトしたもの、もしくは表示できるPC等)
・寄付白書2017

<スケジュール>
19:00 オープニング
   ・趣旨説明
   ・自己紹介

19:15 宮本さんに質問です!
   長年寄付白書を読み込んでいる宮本さんなら、
   「寄付白書2017」をどう読む?どう活用しますか? 
   ゲストスピーカー:宮本聡さん(ファンドレイザー)




19:45 グループディスカッション
 ナビゲーター:山田泰久 a.k.a キフクリエイター
 ・グループになって、事前課題を発表、共有
 ・この学びを、団体で、自分の仕事で、どう活用するか?

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【寄付白書を読んで、参考になったこと】
・日本の寄附市場を個人、法人それぞれ7,000〜8,000億円と定量的に把握できた。
・寄附者ペルソナは寄附動機の多様性が分かって面白かった。

・寄付教育・社会貢献教育の重要性について
・第2章はそれぞれ研究結果、統計結果の分析に基づく傾向であり、非常に勉強になったし、今後に活かせる内容だった。
・第3章の各種財団の解説

・日本に於ける寄付金額等現在の実態が表示されていた。
・行動経済学の知見から寄付行動を分析していること

・日本の寄付市場も年々拡大しているということ P巻頭
・寄付をすれば、幸福に、健康になる可能性があること P86 P88
・約3割が人件費につかっても良い P43
・情報量を増やせばいいというものではない P45

・断然「暖かな光」です!あと「これっきり」寄付。

・日本には寄付文化が根付いていない、欧米とは基盤が違う、などという一般的な捉え方を見直すことができました。
・統計データなどを丹念に見ることで個人寄付が確実に増加していることが裏付けられ、NPOとしてご寄付を受け取りながら事業を続けていくことへの将来性を再確認でき、個人や企業、法人のみなさまへの寄付呼びかけのために学び直す余地が大いにあると感じました。

・ 個人の1000兆円の不動産資産があるにもかかわらず、みなし譲渡所得課税による
・ 総法人数の16.1%が寄付
・ アメリカは個人寄付額が圧倒的
・ 韓国では大統領圧力による企業の財団への寄付があり、政治問題に発展。
・ 寄付したい年齢層は、若年層だと低く、50歳代女性で跳ね上がる


【その学びを自団体、もしくは自分の活動にどう活用していくか?】
・草食動物には草を、肉食動物には肉を、と相手の関心、動機に合わせたアプローチをしていきたい。

・研修プログラムにもっと寄付教育・社会貢献教育の側面を導入していく。
・ニュースレター、HP、SNSなどでの寄付呼びかけの表現の見直し。
・財団の情報を集め、マッチする助成金などあれば申請を検討する。

・NPO法人に対する寄付を如何に増やせるかを考えたい。
・法人のプロモーションや、活動にどう関心を持ってもらうか、どのような活動が相乗効果があるか等を検討し何らかの成果につなげたい

・寄付をお願いする時に、幸福、健康についても補足しようと思う
・語りすぎないよう注意する
・50代以降の方へのアプローチを考えていきたい
・遺贈寄付のとりくみについても考えていきたい

・寄付者を層別してアプローチする。
・支援者の輪がすでにあるがそれを広げること、金銭的な支援に結び付けていくこと、そのための呼びかけをどうすればいいのか、本日の読書会を通して学びを深めて道を探りたいのです。

・欧米と比較するだけではなく、日本人の生活・就労文化に即した寄付発展の仕組みについて考えていきたいと考えます。
・不動産資産等、寄付はお金だけではないということについては事例をもっと調べて、寄付の可能性を考えていきたいです。


20:30 全体での共有

20:55 クロージング

21:00 終了

【参加者のみなさんの気づきの共有シート】



<寄付白書2017のご紹介>
『寄付白書2017』は、大幅リニューアルを施した前号を踏襲し、ビジュアルを重視した見やすい内容で仕上がっています。目玉は、「寄付を科学する」と「日米英韓4か国比較」の2特集です。行動経済学やNPO研究などの最先端の研究成果と調査データを用いた寄付行動の科学的検証と、既存統計データを用いた寄付市場規模や寄付関連制度などを4か国間で比較した世界と日本の現状が把握できる一冊です。
【寄付白書の概要】
 http://jfra.jp/research
【寄付白書の購入】
 https://www.amazon.co.jp/dp/4907431112


<講師プロフィール>
宮本聡さん

営業コンサルタント/株式会社シティインデックス 海外不動産事業マネージングディレクター/有限会社サン・ユナイティッド 営業担当執行役員/認定特定非営利活動法人ACE 理事/公益財団法人ふじのくに未来財団 理事/一般財団法人村上財団 事務局長 /一般財団法人共益投資基金JAPAN 理事

1972年静岡県(西伊豆)生まれ。鉄道会社、地域金融機関、不動産仲介会社、外資系金融経済情報会社、中間支援NPO、マンションディベロッパー、クラウドファンディング運営会社など、様々な業種での勤務経験を持つフリーランスの営業コンサルタント/ファンドレイジングアドバイザー。数々の商材を自ら販売してきた実績を元に、主に中小企業やNPO/NGOの経営や営業の支援を行う。


講師の宮本さん、ご参加のみなさん、ありがとうございました!
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