【ファンドレイジングスーパースター列伝】Vol.24 相馬雪香(日本) [2018年01月24日(Wed)]
相馬 雪香(そうま ゆきか)
1912年、東京生まれ。67歳のときにAARの前身である「インドシナ難民を助ける会」を設立。2008年11月に96歳で没するまで、AARの会長として支援活動に携わったほか、様々な市民団体等の要職を務め、世界各地で活躍した。日本初の英語の同時通訳者。「憲政の父」と言われる尾崎(咢堂)行雄の三女。 (難民を助ける会(AAR)Webサイトより) 90年代後半に、AARの勉強会に何度か参加した時に、相馬 雪香さんも参加されていて、講師の方のお話をメモを取りながらお聞きになっていたのが印象的でした。 AARのWebサイトからの引用です。 『私は、八方手を尽くして賛同者を集め、ようやく準備会の発足までこぎつけました。 ちょうどその頃、新聞社からの取材の人が来て、準備会ができたのはいいが、運営の費用はどうするのだと聞くのです。 私は、こう答えました。 「日本人が一人一円ずつ出せば、1億2000万円になります。その日本人の温かい心が、会の活動を確実にしてくれます」 すると、 「あなたはまるで万年女学生のようですね」 と、笑われてしまいました。 しかし、現実には、日本全国からたくさんの善意が集まり、寄せられた浄財が1億2000万円に達するまで、4ヵ月もかかりませんでした。 人間、一人ひとりが力を合わせれば、やはり世のなかを動かすことはできるのです。そして、私のような「万年女学生」でも、通らないはずのものを通すこともできるのです。(中略)』 http://www.aarjapan.gr.jp/about/sohma.html 相馬先生のファンドレイザーとしての取り組みに感動します。 もっといろんなエピソードを深堀していきたいですね。 相馬先生は、AAR以外にも様々な活動をされていたそうです。 尾崎行雄記念財団のWebサイトに詳しい情報が掲載されていました。 ーーーーーーーーーーーーーーー 尾崎三女・相馬雪香 財団を半世紀以上にわたり支え続けた日本のNGOの草分け・相馬雪香のご紹介です。 http://www.ozakiyukio.jp/yukika.html 相馬先生が創設した「難民を助ける会(AAR)」はこちらです。 http://www.aarjapan.gr.jp/ |