【開催報告】NPOの実践から学ぶ、「公園経営学校」入門編〜公園を市民協働で使い倒そう!〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)午後・東京 [2017年09月14日(Thu)]
今回のセミナーは、「公園×NPO」がテーマでした。
公園に指定管理者制度が2006年から導入されて、民間(企業・NPO等)が公園の管理・運営に参画できるようになり、さらに、都市公園法が本年6月に改正になりました。公園に求められることが大きく変わろうとしています。このチャンスにどうやったら公園の価値を市民協働のために最大化できるのでしょうか? ![]() 今回のセミナーは、公園を活用して、地域で市民協働を考えているNPOや地域組織の関係者、これから何か活動をしたいと考えている方にご参加いただき、東京・八王子の公園管理で名を馳せるNPOフュージョン長池・会長/創業者の富永一夫さんを講師にお招きして、公園を市民協働のフィールドとして十二分に活用するノウハウをお話しいただきました。NPOフュージョン長池が開発した「公園経営学校」というeラーニングの教材の「地域協働」をピックアップしてご紹介いただきました。 NPOや市民活動を実施しておられるみなさんが、公園の管理者と協働することで多くの地域活動を具体化することができます。そのための基礎知識を学べる機会になりました。 NPOフュージョン長池 HP:http://www.pompoco.or.jp/ ![]() 日本財団CANPAN・NPOフォーラム NPOの実践から学ぶ、「公園経営学校」入門編 〜公園を市民協働で使い倒そう!〜 日 時:2017年9月14日(木)13:30〜17:00(受付13:15) 場 所:日本財団ビル2階1〜3会議室 対 象:NPOやボランティア団体で地域協働を考えている方々 公園を活用した地域活動に興味・関心がある方ならどなたでも 参加者:30名 主 催:日本財団CANPANプロジェクト <内容> NPOフュージョン長池のeラーニングの教材「公園経営学校」の中から「地域協働」をピックアップして構成しています。 *地域の方々との協働 〜1人から10万人と協働〜 *福祉団体との協働 〜11団体と日常的に協働〜 *企業との協働 〜法人会員・物品提供・イベント手伝い・イベント開催〜 *教育関係者との協働 〜保・幼・小・中・学童・児童館・高校・大学・教員と協働〜 *行政との協働 〜八王子市・東京都・国土交通省・総務省と協働〜 *海外との協働 〜韓国の環境教育関係者との協働〜 <スケジュール> 13:30 オープニング ・趣旨説明 ・グループで自己紹介 13:40 「公園経営学校」よりビデオ講義 ビデオ講師:国土交通省都市局公園緑地・景観課 課長 町田誠氏 15:10 休憩 15:20 講義「NPOフュージョン長池の市民協働」 講師:NPOフュージョン長池 会長/創設者 富永一夫氏 ![]() ★★★公開用資料★★★ 16:20 参加者全員と座談会 ファシリテーター:NPOフュージョン長池 会長/創設者 富永一夫氏 ![]() 【キーワード】 ・公園の在り方、協働による可能性 ・コミュニティガーデン ・地域と公園が融合する経営資源 ・小学生以上に取ったアンケート結果から見えること ・20代・50代が一緒に活動・教え合うことで、輝いている ・NPOの後継者 【書籍】 市民ベンチャーNPOの底力 増補新版 まちを変えた「ぼんぽこ」の挑戦 http://suiyosha.hondana.jp/book/b227205.html NPOの後継者 (単行本) http://suiyosha.hondana.jp/book/b227265.html 17:00 終了 <講師プロフィール> 富永一夫さん(NPO法人エヌピーオー・フュージョン長池 会長/創業者) 日本テトラパック(株)21年勤務 平成11年10月退職。特定非営利活動法人NPOフュージョン長池 会長(創業者)。 現職: 国土交通大学校(国土交通省)講師、自治大学校(総務省)講師、政策研究大学院大学 特別講師、創価大学法学部外部講師、中央大学法学部非常勤講師、総務省地域創造グループ 人材力活性化研究会副座長、地域力創造アドバイザー、内閣府 地域活性化伝道師(大臣任命) <NPOフージョン長池> NPOフュージョン長池は、1999年12月の創業以来、地域の暮らしを豊かにすることを願って懸命に活動し(詳細:「NPOの底力(水曜社)」、その渦中で八王子市との協働が始まり都市公園の指定管理者になって11年を超えた。「緑の都市賞(国土交通大臣表彰2012年)」、「ふるさとづくり大賞(総務大臣表彰2016年)」等を受賞し、2016年8月には第2世代への後継も果たした(詳細:「NPOの後継者(水曜社)」。今後は公園の指定管理者事業と教育研修事業を柱に法人運営を考えている。 <公園経営学校> 公園経営学校は、副題を「地域資源の融合よる公園経営」とつけたように、公園を地域の財産として考えて「働きたい人、ボランティアしたい人、環境教育の場にしたい人等々」に大いに利用してもらい、最終的にコミュニティの創出の場として使い倒して欲しいとの想いで11年を超えて活動してきたNPOフュージョン長池のノウハウをまとめました。本来はeラーニングで3ヶ月かけて勉強して頂くものですが、今回は、その中から「市民協働」を取り出しての特別講義です。 ★★★気づきの共有シート★★★ 講師の富永さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。 |