一方通行で終わるかもしれない [2008年11月17日(Mon)]
平成20年度 宮崎県NPO活動支援センター主催の
「NPOマネジメント講座・協働講座」には、 全国で精力的に活動されている講師も含まれていたので、 今日は、午後から行政職員向けの「NPO協働講座」へ行ってきた。 会場には、県内の各市町村から来ている行政職員に交じって 私のようなNPO関係者も集まっている。 「NPOと行政とが協働するためのワークショップ」の次第に沿って 最初は『宮崎県の協働の推薦体制と今後の課題について』 県のNPO担当者から説明を受けた。 NPO担当になってから3年目も迎えているせいか 協働についての課題もしっかりと把握されていることが 今日の説明からも伝わってきた。 その後、『都道府県・主要市におけるNPOとの 「協働環境」に関すること調査から見えてきたこと』と、 休憩をはさんで、『自己採点のワークショップ』と 川北秀人(IIHOE代表)さんの講演が続いた。 さすが、全国各地で活動しているので 協働の成功事例をよくご存じである。 そして、成功事例から見えきたものをズバリ!とおっしゃり 一方、本質がわかっていないのに協働を進めてはいけないことも指摘した。 また、協働の名のもとに自分たちの仕事をやらせるのは、おしきせとなり、 また、やらせっぱなしでは協働の成果は生まれないと 行政職員や私らに語りかけた。 時間が押し詰まってから、日本財団の荻上さんが 『協働の推進を支える情報インフラの意義と機能の紹介』で CANPANブログの活用事例を紹介していた。 私もCANPANブログでお世話になっているので ブログが多方面に広がっている様子が伺い知れた。 今日の講座で気付かされたものは 行政との協働は、一歩間違うとNPOや市民団体を 下請けの道具しか見ない恐れがある。 そんな危うさがあることを承知のうえで協働を進めるなら 同等の立場で意見交換ができる環境をつくらないと 一方通行で終わるかもしれない。 |