以前あるセミナーで始める前に、 主催者が次のようなことを言った。 質問はファックスで返答しますので、 ここでの質疑応答は控えさせてもらいます。 せっかく時間を割いて、セミナーに出席しているのにと 出鼻をくじかれ、がっかりした思い出がある。 その場での質疑応答も許されないセミナーには、 ２度と参加したくないとも思った。 そのような経験を持ち合わせているから、 できるだけセミナーや勉強会では、 質疑応答時間をちゃんと設けている。 各地でいろいろなセミナーに出席していると、 参考になるようなこともたくさんある。 その中には、質疑応答の方法も含まれる。 セミナーで良かったことについては、取り入れてみたり 悪かったことについては教訓にしたりして、 セミナー・勉強会では有効活用している。

鹿児島市での滞在時間は、4時間足らずの駆け足となったが 7月の再会を楽しみに、お昼過ぎには皆さんと別れた。 次の目的地、福岡市には九州まるごと3日間バス乗り放題 「ＳＵＮＱパス」を利用し、高速バス「桜島号」での移動。 えびの市から人吉市まで途中区間は、 強い雨が断続的に降りつづけた影響もあり、 最高時速も50�qに制限されていた。 福岡市までの到着時間の遅れを懸念したが、 どうにか予定時刻17時迄には西鉄天神バスセンターには到着している。 すぐさまＮＰＯ法人福岡マンション管理組合連合会（略称：福管連）の 事務所へ向かい、鹿児島での協議内容を杉本理事長へ報告。 午後6時から始まる「マンション問題基礎講座」の時間が迫ってきたので 報告も早々に切り上げて、会場場所の福岡県弁護士会館へ向う。 福管連事務所から徒歩で20分以内にある福岡県弁護士会館3階ホールには、 九州各県のマンション管理組合連合会関係者も参加していた。 「マンション問題基礎講座」 主催：日本マンション学会九州支部 講座内容は以下の通り。 テーマ　　　　　　　　　　　　　講師 １、管理規約をめぐる近隣紛争　　　　中島　繁樹　弁護士 ２、区分所有者間の近隣紛争　　　　中村　匠悟　弁護士 ３、マンション業者との紛争　　　　　　岡　小夜子　弁護士 　　平成8年11月12日最高裁3小法廷判決を中心に 毎年6月に開催されている「マンション問題基礎講座」は、 新人弁護士や修習生を対象としている。 講師は、福岡マンション問題研究会会員のマンション問題に 取り組んでいる弁護士が担当し、マンション法の基本且つ重要な部分の講座。 会場には、福岡市内のマンション管理組合役員も多数参加しており、 マンション問題に悩んでいる管理組合にとってはまたとない機会であると共に、 マンション管理組合連合会にとってもマンション法律問題に触れる機会となった。

マンションで快適な住環境を維持するためには、 生活するうえで必要な施設や設備などの 保守点検や大小の修繕工事は欠かすことはできません。 それらの点検作業や補修・修繕工事などは、 専門的な技術や知識、それに資格を必要とする場合もあるので 当然ながらマンション住民では対応は不可能。 そこで、外部の専門業者へ依頼する。 以前は、どこの業者に依頼しても同じだからとの理由から、 管理会社から提出された見積価格が一番安かった会社とか、 マンション住人などの紹介を通じて発注することが多かった。 それでは適切な工事内容になっているのか、 それに見合った適正価格になっているのか 検証はされぬまま見過ごしてきたので、 思わぬトラブルに発展することもあった。 過去のトラブル事例から。 不透明な業者選定による理事長と住民の対立。 マンション住民と業者による工事期間中のトラブル。 手抜き工事による不具合続出　等々・・・。 そのような問題を回避するために、 ＮＰＯ宮管連では賛助会員を対象にした 勉強会を定期的に開催している。 この勉強会も始めてから今年で5年目、 毎回多数の方々が参加している。 今年2回目の勉強会案内を月曜日（9日）一斉に郵送したところ、 昨日までに定員40名をオーバーする申し込みが届いている。 反響の大きさに驚く。