第7回 とつかフューチャーセッション 開催報告 [2018年10月20日(Sat)]
10/17に、第7回の「とつかフューチャーセッション」を開催致しました!
今回は「子育て」をテーマに、海の向こうの声や現状を知ることで私たちの今を考えるという、新たな試みを取り入れた回でした。 前半の講演会のゲストスピーカーには、公益財団法人ジョイセフの船橋氏と横井氏をお迎えして、日本と遠く離れたザンビアの女性たちの妊娠、出産、子育てのあり方や現地や日本での活動支援についてのお話を聞きました。 そして、後半のワークショップでは、日本・ザンビア・ケニアのお母さんたちのたくさんの「声」と共に、対話を通して気づきや共感を深めるワークを行いました。 日本では、インフラ、保健医療、行政サービス等は多くある中で、「何かあった時に頼れる知り合いや親族が近くにいない」「子どもの居場所や預け先がない」「どこにいったら孤立しないで子育てできるのか…」といった不安の声が多くありました。 一方で、ザンビアでは、「地域みんなが大きな家族」「まち全体がこどもたちの居場所」になっていることなど、日本で整っているインフラやサービスこそ不足しているところもあるものの、コミュニティの中で互いにフォローしながら子育てをしている様子がわかりました。 また、海の向こうのお母さんたちの声からだけではなく、立場や背景の違う参加者の皆さまどうしの対話の中から、お互いの経験や思いに触れ、共感しあい、気づきを分け合うような場面も多くありました。 そして、では私たちは、どんな社会でこどもたちを育てていきたいのか、生活していきたいのか、自分には何ができるのか…… 会場内のこどもたちの可愛い笑い声、泣き声と共に、参加者の皆様それぞれがそれぞれのお立場から改めて考える、あたたかな時間となりました。 今回の企画は、私たちこまちぷらすがSDGsに取り組む中でいただいたご縁で実現しました。 自分とは遠い世界のことのように思える、海外の誰かのこと、日本の誰かのこと、子育て、障がい、介護など、今は「我が事」ではないように思えること、 そういったことに対して、相手や声に触れることで、お互い少しずつ身近に感じ、「自分たちのこと」として一緒に考えることのできる機会を、これからも積み重ねていけたら…と思っております。 ご参加いただいた皆さま、ご関心をお寄せくださった皆さま、どうもありがとうございました。 次回とつかフューチャーセッションは、「障がい」をテーマに来年1月頃に開催予定でおります。 |
Posted by
山田
at 14:41