平成29年度富士山3776型広域DMO設置検討事業 [2017年07月31日(Mon)]
平成29年度富士山3776型広域DMO設置検討事業 静岡県東部に位置する富士宮市と富士市の圏域は、共通の自然環境や歴史文化を持つとともに、同一の都市計画区域であるなど、生活圏及び経済圏とも同じであることから、同様の課題を抱えながら広域的な連携の中で、富士山を地域の中核資源として活用して発展してきた。 富士山が平成25年6月に世界遺産に登録されて以降、観光施設整備や民間の誘客活動等により、団体ツアーやマイカー利用客等は伸びていると感じる一方で、全国各地で訪日外国人が増加の一途を辿り、ゴールデンルートの一角である富士山観光を楽しむ中、伊豆・箱根・河口湖(富士山の山梨県圏域)などの巨大観光地に埋もれてしまい、インバウンド対策やプロモーション活動等が進んでいないことも事実である。 このような中、平成28年度富士山3776型DMO設置検討業務では、富士・富士宮市の行政、観光協会、商工会等で組織する富士地域観光振興協議会が母体となり、主に以下の3点の取組みを行った。 (1)観光客調査、市内観光関係者のヒアリング調査及びデスティネーション(目的地)調査等を実施し、富士地域の現状分析(問題点の抽出から課題の整理)を行った。 (2)関係者によるDMO勉強会を実施した。 (3)DMO導入に向けての課題を整理した。 その結果、富士宮市においては、個人観光客の獲得を主眼とした取組みを行っていくことや、個人観光客を獲得するために必要となるDMOの役割や機能等に対する検討が必要なことが導き出された。 また、富士市においては、団体誘客も視野に入れながら、個人観光客獲得に向けた方策研究の必要性も求められている。 以上のことより、本年度は上記成果に基づき、富士地域において個人観光客を呼び込むための実践的な取組み(マーケティング)及び、団体客を対象とした観光振興のあり方を踏まえ、富士山3776型DMOが担うべき役割・機能を明らかにする。 支払限度額 6,000,000円(消費税及び地方消費税額を含む) その他募集要項は富士市HPを参照 http://www.city.fuji.shizuoka.jp/sangyo/c0207/rn2ola0000015bp2.html |