いよいよ、川崎の「コミュニティカフェ開設講座」が迫ってきました。
9月21日(土)にメサ・グランデで講座説明会を開催しました。
地域の居場所・たまり場・縁側・・・いろいろな呼ばれ方があるのですが、今回は総称して「コミュニティカフェ」と呼ぶことにしました。地域のいろいろなやり方のコミュニティカフェがたくさん出来ていくように、やりたい人を広げる活動の一環として、長寿社会文化協会がぐらす・かわさきと共催して行う事業です。
講座は10月19日(土)からですが、本日は講座に先立ち、「コミュニティカフェ」ってどんなものか、どうして必要なのか、どんな形があるのかといった概要を知ってもらい、実際の運営者にお話を聞くというものでした。
藤沢市や逗子市などからいらした方も含め、32人の参加がありました。メサ・グランデがほぼ満席となり、関心の高さがうかがわれました。
産業能率大学経営学部准教授の中島智人先生によるイギリスの事例を中心にした講演はとてもわかりやすく、コミュニティカフェの何たるかが、すっきりと理解できました。
「地域型コミュニティ」または「課題型コミュニティ」における、飲食の提供の有無にかかわらず、「情報共有の場」がコミュニティカフェであるというお話でした。
また、そういう場所が求められているということは、それだけ課題が細分化し、公的サービスでは対応しきれなくなっているためであるというご指摘がありました。
これからは、地域住民の自発的な取り組みに対して官が応援していくことが効果的になってきている、ということです。
コミュニティカフェ事業で採算をとるのは相当厳しく、制度をうまく活用した経営の必要性にも触れられました。そのあたりは、厳しい現場にいる身としても、納得させられました。
中島先生の話を聞く参加者の皆さん
また、「みた・まちもりカフェ」を立ち上げて運営している塩沢和美さんによる事例紹介もあり、参加者のモチベーションを押し上げたようです。
受講の正式な申し込みをまだされていない方、お申し込みをお待ちしております。
みた・まちもりカフェの立ち上げ事例について話す塩沢さん