長寿社会文化協会(WAC)は、独立行政法人福祉医療機構(WAM)の社会福祉振興助成事業から助成を受けて行う「まちの縁側を増やし、つながりを広げる事業」の締めくくりの行事として2014年2月23日(日)、東京で「事業報告シンポジウム・交流会」(仮称)を開催します。
内容は、助成事業の中でWACと連携団体が東京・川崎・名古屋・京都・金沢で行う「コミュニティカフェ開設講座」での優秀コミュニティカフェ・プランの受講生による発表と担当講師による講評、一般参加者との質疑応答、受講生・市民・コミュニティカフェ実践者らによる交流、神奈川・愛知・京都・石川の府県別コミュニティカフェ・ガイドブックの刊行などにより、コミュニティカフェのネットワークを広げようとするものです。
2009〜2011年度の日本財団助成による「コミュニティカフェ全国連絡会」の交流会、富山・熊本県版ガイドブック刊行、2012年度の東京都新しい公共支援事業助成による中野区での「コミュニティカフェ開設支援事業」を発展、集大成した事業となります。
詳細は追って発表します。
2013年07月31日
第32回コミュニティカフェ研究会開催報告
長寿社会文化協会(WAC)が2008年12月から開いているコミュニティカフェ研究会は2013年度、独立行政法人福祉医療機構(WAM)の社会福祉振興助成事業から助成を受けて行います。
第32回は7月22日(月)午後7時から、熊本大、名城大、千葉大、愛知産業大学などの教授を歴任し、NPO法人「まちの縁側育くみ隊」代表理事として、名古屋・錦2丁目で「まちの会所」を実践している延藤安弘先生に、人とまちとが出会い、生き生きと生きる全国各地の豊かな現場のストーリーを幻燈とともに話していただきました。
今回は従来の都内会場を飛び出し、川崎・武蔵新城でNPO法人ぐらすかわさきが運営する「みんなのテーブル メサ・グランデ」で開きました。まちの縁側育くみ隊とぐらすかわさきは、コミュニティカフェ開設講座や県別ガイドブック作成などのWAM助成事業で連携する団体です。
延藤先生は、英国の絵本を題材に「共に食べ、話し、笑い、心を晴らす場づくり」から話し始め、イタリア・ボローニャの高齢者の居場所づくり、名古屋市東区の「まちの縁側GOGO!」による多世代の居場所づくり、まちの縁側5000カ所を目指す長野市ボランティアセンターの場づくりなどの事例を次々と紹介しました。
講師が全国的にも著名なまちづくりの専門家だったこともあり、参加者は川崎・横浜などの神奈川県内はもとより、都内、千葉県船橋市から約35人が集まり、独特の“延藤節”に耳を傾けました。
アンケートの回答には、「名古屋、長野でそれぞれのまちの資源を生かし、市民自らが縁側を立ち上げたことに共感しています。多世代交流の拠点・コミュニティの継承・伝承が、行政でない市民の力で行われていることに、新しいネットワークの変化を感じます」「私的空間と公的空間の中間的な空間が必要とされていることがよくわかった」「私から始まる(小さくても始める)、時間をかけて、みんなで育んでいく、一人ひとりの生きざま、生きるリズムを尊重するなどのポイントが参考になった」などの好意的なコメントが目立ちました。
第32回は7月22日(月)午後7時から、熊本大、名城大、千葉大、愛知産業大学などの教授を歴任し、NPO法人「まちの縁側育くみ隊」代表理事として、名古屋・錦2丁目で「まちの会所」を実践している延藤安弘先生に、人とまちとが出会い、生き生きと生きる全国各地の豊かな現場のストーリーを幻燈とともに話していただきました。
今回は従来の都内会場を飛び出し、川崎・武蔵新城でNPO法人ぐらすかわさきが運営する「みんなのテーブル メサ・グランデ」で開きました。まちの縁側育くみ隊とぐらすかわさきは、コミュニティカフェ開設講座や県別ガイドブック作成などのWAM助成事業で連携する団体です。
延藤先生は、英国の絵本を題材に「共に食べ、話し、笑い、心を晴らす場づくり」から話し始め、イタリア・ボローニャの高齢者の居場所づくり、名古屋市東区の「まちの縁側GOGO!」による多世代の居場所づくり、まちの縁側5000カ所を目指す長野市ボランティアセンターの場づくりなどの事例を次々と紹介しました。
講師が全国的にも著名なまちづくりの専門家だったこともあり、参加者は川崎・横浜などの神奈川県内はもとより、都内、千葉県船橋市から約35人が集まり、独特の“延藤節”に耳を傾けました。
アンケートの回答には、「名古屋、長野でそれぞれのまちの資源を生かし、市民自らが縁側を立ち上げたことに共感しています。多世代交流の拠点・コミュニティの継承・伝承が、行政でない市民の力で行われていることに、新しいネットワークの変化を感じます」「私的空間と公的空間の中間的な空間が必要とされていることがよくわかった」「私から始まる(小さくても始める)、時間をかけて、みんなで育んでいく、一人ひとりの生きざま、生きるリズムを尊重するなどのポイントが参考になった」などの好意的なコメントが目立ちました。