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2010年02月16日

第15回研究会(2月15日開催)報告

テーマ:カフェがつなぐ地域と世界
講師:吉岡 淳 氏(カフェスロー 代表)

 2001年にオーガニックカフェを始めた吉岡さんが、10カ条の「スロー・カフェ宣言」をもとに話を始めました。
 「衣食住を通して、生活の中から環境を考えていこう」と、最初の東京都府中市の店も、2008年6月に移転オープンした国分寺市の店も、環境に負荷をかけない、自然にかえる藁や珪藻土を内装に使っています。天井や壁の断熱材にも麻を使うなど、徹底的に自然の素材にこだわりました。移転の際、テーブルや椅子などの調度品、照明からトイレの便器まで、移せるものはすべて移し、足りないものはリサイクルショップで調達。新しいものは極力買わないようにしたそうです。おしぼりはなく、紙ナプキンや買い物袋、紙を消費する領収書も、要求されなければ出さないと言います。


 食べ物は、野菜から調味料、酒に至るまで、農薬に頼らないものを提供し、肉・魚は使っていません。「農家の人や食べる人、地球を汚染しない食べ物がいかにおいしく、安全か」。野菜は地元の農家から「地産地消」で調達し、コーヒー豆はエクアドル・ブラジル・メキシコの「森林農法」で作ったものを使っています。「木と木の間の日陰で育つコーヒーの木は、土中の水や栄養分を吸い上げる力が大きく、豆はコク・香りが強くなる」。これを、「農家の人が孫、ひ孫の代まで安心して作れる持続可能なフェアトレード価格」で仕入れています。「彼らにお金を落として、途上国と共存でき、世界の状況が見えてくる『インフォメーション・カフェ』を目指している」とのことです。


 「旧店舗で休みを週1日から2日にしたら、メンバーの顔に疲れが見えなくなり、かえって売り上げが増えた」とか、農家の男性と都会の女性の交流イベントを開くなど、経営や企画の面でも注目すべき点があります。
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