皆さんの周りにも被災者や、ご近所に被災地から避難された方がいらっしゃるのではないでしょうか。
また、お休みをとったり、GWを利用して被災地にボランティア活動に参加された方も多くいらっしゃると思います。
▲左が横田さん、右が小古間さん
WACが主催した基金訓練(職業訓練)「NPO地域コーディネーター養成科」に参加され、この春にめでたく修了され、現在はNPOの起業に取り組んでおられる横田さんがこのGWに被災地でボランティア活動をされてきたということで、WACの事務所まで立ち寄られましたので、その時の模様をお聴きしました。
横田さんはもう一人の修了生 小古間さんと共にNPO法人市民キャビネット災害部会の一員として、1週間ほど石巻、南三陸、気仙沼など被害が最も激しい地域で活動されてきました。
皆さんもメディアの報道で被災地の状況を見ているかと思いますが、横田さん曰く「あの状況は、テレビの状況とは違う!」という厳しいものでした。
「ものすごい粉塵とニオイはたまらなかった」
2か月たっても引かない潮だまり。
油と魚やその他の腐敗臭。
災害派遣の自衛隊や警察の方もマスクを二重三重にしてもあの激しい臭気ではたまらないだろうとのこと。
気仙沼では冷凍していたサンマ数千トンが腐敗して、それを処分するにも人力でおこなっており「サンマ部隊」と言われ、過酷な労働にもボランティア方々が献身的に参加しているそうです。
横田さんたちはホームレスの支援団体の協力を得て、そのグループのシェルターで寝食をホームレスの方々として、行政などの手の届かない小さな避難所を巡り、被災者のニーズを探り、必要な物資を配達するような「被災地御用聞き」をされてきました。
からだ一つで避難してきて、さらに行政からもある意味見放された避難所の現状をお聴きして、腹立たしさとともに何もできない自分のはがゆささを感じました。
多くの人たちが頑張っているのも事実ですが、その一方で現場を仕切れていない行政や自治体の状況も今回の話で学びました。
私たちができることはなんでしょう?
GW以降ボランティアが激減しています。
…手を貸してください。
とにかくみんなの力を結集する時です。
手のある人はボランティア活動をしましょう。
お金のある人は募金しましょう。
そして何もできない人は、「祈り」ましょう。
それで十分です。
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