• もっと見る

2011年04月23日

「までいの力」を買って、飯舘村を支援しよう!!

 福島第一原発から30km圏外にありながら5月末までに避難が求められる「計画的避難区域」となった福島県飯舘村。自然とともに生きてきた村の日常を描いた本「までいの力」が、福島市のSEEDS出版(佐賀規子社長)から発刊されました。
 「までい」とは、手間ひま惜しまず、丁寧に、心をこめて、つつましくという意味の方言。今風に言えば、エコ・もったいない・節約、思いやりの心・人へのやさしさ、です。「までいライフ」を村おこしの柱に据えた菅野典雄村長の姿勢に共感した佐賀社長が、昨年1月に企画。自然との共生や住民同士のつながりを重んじてきた村の暮らしを1年間にわたって追いかけ、祭りや農作業などを豊富な写真で紹介しています。
 編集を終え、販売開始を控えた3月11日、大震災が発生し、「本を出すどころではない」と佐賀社長は一時は出版断念を考えましたが、困難を余儀なくされる住民の励みになればと決意。菅野村長に急きょ、「までいの心が、必ずや新しい日本を再生する基礎になる」との「まえがき」を寄せてもらいました。
 「元の暮らしに戻るには時間がかかるでしょう。大変かもしれませんが、『までい』の心で乗り切ってほしい」(佐賀社長)。
 本の販売収益はすべて飯舘村の復興のために役立てられます。本を買って、飯舘村を応援してください。

●定価:2,500円(税込み)
●判型、頁数:A4変型(210×200mm)、フルカラー120頁



 また、SEEDS出版では「HAIKU&PHOTOGRAPH 愛あふれる村いいたて」も販売しています。村では2001〜2006年の毎年、愛をテーマに全国から寄せられた俳句(総数15,400句)の中から黛まどか氏が選んだ50句ずつを村特産の御影石に刻み、句碑を村民の森の遊歩道に整備しました。また、2002〜2004年に「ふるさといいたての四季写真コンクール」を行いました。2007年2月、この俳句と写真の入選作品を組み合わせて、本にしました。本屋や図書館がない村が村営書店「ほんの森いいたて」を設けて販売していましたが、その書店も閉鎖されることになったため、出版元の同社が引き取り、販売しているものです。こちらの本の販売収益も飯舘村の復興に役立てられます。
●定価:2,500円(税込み)
●判型、頁数:247×220mm、ほとんどカラー164頁




 SEEDS出版への注文の場合、書店の販売手数料がない分、収益を多く飯舘村の支援に回せます。なるべくSEEDS出版に注文をお願いします。
●SEEDS出版
 FAX:024-546-1587  TEL:024-597-6800
 E-mail:seeds@saga-d.co.jp
 
「までいの力」のFAX注文票



 この2冊は、福島市のコミュニティカフェ「ふらーっと茶の間・方木田」の武田美恵子さんからご紹介いただきました。ふらーっと茶の間・方木田では、震災直後は、余震を怖がる会員を泊め、現在は不用品のバザーを行って、集めたお金を被災地に送ったり、2冊の本の販売にも協力しています。

●ふらーっと茶の間・方木田
 福島市方木田字前白家7-5
 TEL・FAX:024-545-7174

posted by こんぶ at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災復興支援
この記事へのコメント
コメントを書く
トラックバックの受付は終了しました

この記事へのトラックバック