11月5日(土)に、第85回こらぼ茶話
「真岡・二宮 郷土の歴史を知ろう」が開催されました。
今回は登録団体「二宮郷土史同好会」の伊澤さんを講師に、
二宮尊徳、真岡木綿の2本立てで歴史を学ぶ講座です。
講師の伊澤さん
前半は二宮金次郎(二宮尊徳)のお話です。
桜町領(横田村、物井村、東沼三ヶ所村)での仕法では、
財政改善、荒地復旧、屋敷や人口の回復、暮らし向きの改善などを行いました。
県内では矢田部・茂木、烏山、日光などの地域でも、同様の仕法を行いました。
天保の大飢饉の兆候をいち早く察知し、粟や稗などの雑穀植え付けを奨励して
餓死者を出さなかったという大きな功績があります。
「積小為台」「至誠・勤労・分度・推讓」などの考え方を後世に残しました。
休憩をはさみ、後半は真岡木綿について学びます。
市内のお店などでも販売されているカラフルな織物をイメージしますが、
元々は白い晒し木綿のことです。
江戸で宣伝・販売されたことで品質の良さが知られるようになり、
最盛期は38万反ほど生産されていましたが、
諸々の理由により、明治に消滅しました。
その後、昭和61年ごろから復興の取り組みが始まり、現在に至ります。
実は下館でつくられたものの方が多かったんですよ

最後に質疑応答の時間です。
積極的な質問が飛び出し、参加者同士でのちょっとした交流も…
二宮郷土史同好会の活動に興味を持った参加者もいらっしゃいました。
会では、自分の興味のあるテーマについて調べているそうです

「知識を深められた」等の声をいただき、有意義な講座となりました。
次回のこらぼ茶話もお楽しみに…
