6月26日。
久保記念観光文化交流館内
「観光まちづくりセンター」で開催された
第27回荒町寄席の取材をして来ました。
〜「第18回二代目田舎家村朝独演会」〜
1,松竹梅 目出田家 流楽
1,松山鏡 桜家 小鈴
1,子ほめ 目出田家 村楽
1,高砂や 夢見亭 永楽
…お中入り…〜恒例「お楽しみ抽選会」〜
1,紙芝居「金色夜叉」<後編>
二代目 多摩川家 華柳
1,蔵前駕籠 夢見亭 一生楽
「琵琶」演奏 by 琵琶奉仕 ゲスト出演
(僧侶でなくボランティア演奏家なので「奉仕」)
1,擬宝珠 二代目 田舎家 村朝
会場に入ると満席でした。
1,松竹梅 目出田家 流楽
松さん、竹さん、梅さんの3人の名前が
縁起が良いからと慣れない婚礼に呼ばれ隠居に相談に行く。
テンポが良く、隠居と3人の掛け合いが面白くて
最初から引き込まれてしまいました
1, 松山鏡 桜家 小鈴
誰も鏡を知らない国の男が褒美として
女性の落語を始めて生で聞きましたが迫力があります
1,子ほめ 目出田家 村楽
隠居のところへただで酒を飲ませろと
松五郎が訪ねてくる。
真岡落語研究会の最年少村楽さんは、
小学1年生の後半から落語をはじめ
4年のキャリアの持ち主。
この年にして抑揚のある話しができるとは
驚きました。
1,高砂や 夢見亭 永楽
隠居のところへ、また婚礼の相談事が舞い込む。
松竹梅、子ほめ、そして高砂やの3つの演目は
つながっていて隠居の1日を綴ったものでした。
座る前に出囃子が終わってしまい端から大爆笑
表情にリアリティーがあり隠居の家で茶番劇を
そばで見ているような臨場感がありました
…お中入り…
「なんだか?なんだか?冷房の羽が下向かないんだよ」
直す姿がコミカルで笑いが起こります。
〜恒例「お楽しみ抽選会」〜
5名の方が当選されました。
景品は、福島→愛媛→沖縄と次第に
遠い場所のお菓子になってきます。
洒落が効いています
1,紙芝居「金色夜叉」<後編>
二代目 多摩川家 華柳
貫一が、自分を裏切り大富豪の家に嫁ぐお宮を
浜辺で蹴飛ばすシーンが有名ですね。
お宮が嫁いでから、その後の二人の話です。
昔、多摩川の下流の家に住んでたから
この芸名になったのだとか?
ベテランになってくると演目が始まる前の
話も面白くなってきます
1,蔵前駕籠 夢見亭 一生楽
駕籠家は途中、追いはぎが出ると吉原行を断るが
どうしても行きたい客は秘策を考える。
駕籠はサスティナブルな乗り物
演目の中に時事ネタも入ってきて笑いを誘います
琵琶奉仕の演奏
筑西市の「素人芸人地域盛り上げ隊」から
初参加です。
日本人のDNAに響く音色。
「那須野与一」
脳裏に与一が矢を射り落とす
光景が浮かんできました
1,擬宝珠 二代目 田舎家 村朝
大店の若旦那が心の病で死の淵に。
大旦那に呼び出された幼馴染の熊さんが理由を聞きだす。
健康診断で再検査になってしまった
村朝さんの三拍子は
飲む=サプリメント
打つ=針治療で針を打たれる
買う=宝くじで夢を買う
擬宝珠も、まさか、まさかの二転三転が
面白い演目で笑いが絶えませんでした
最後のお客様が退出されるまで、
頭を下げたままお見送りされてました。
たくさん笑わせていただきました
現地で見る落語はテレビなどで見るのとは違い、
場所の空気感もあり格別に面白かったです。
こちらに参加してみてはいかがでしょうか?
7月31日(日)
第15回真岡市立図書館寄席
〜15周年記念企画〜
※入場無料:定員20名程度
申込は7月15日(金)から
真岡市立図書館カウンター
電話で受付となります。
<事前申し込み制です>