「地域活動に携わる若者少なすぎるぞ問題」について。
少ないですよね。本当に。
ギリギリ平成生まれの私。令和が始まって、30代になり、「えー!平成生まれ?!」と言われることはほとんどなくなりましたが、地域の集まりへ行くと未だにこのセリフをよく言われます。どこに行ってもだいたい最年少です。
地域サロンへの参加をはじめ地域活動へ携わる若者はなぜこんなにも少ないのでしょう?
まず、既存の地域活動は高齢者を対象としたものが多く、そもそも若者が参加するという発想がないこと。
「だっておじいちゃんおばあちゃんが行くもんでしょ」
次に、なんとなく大変そう、面倒そうだという思い込み。
「なんか面倒くさそうじゃん」
大きな理由はこのふたつなのではないでしょうか。
それなら、自分たちも楽しめて、且つ無理なく運営できる活動を、若者がどんどん作って、若者をどんどん巻き込んでいけばいいじゃないか、というのが私の考えです。
そんなことを言われても別に地域活動に興味がないし、自分の暮らしに必要とも思わない、という人がきっとほとんどですよね。
確かに地域活動は生活に不可欠なものではありません。
しかしあれば暮らしの質がぐっと上がるものだと私は思っています。
多くの人と出会い、様々な考えを吸収し、多様な体験を積むことは、人を成長させその後の人生を豊かにします。子どもたちや20〜30代の若い人にこそ経験してほしいこの「成長の場」に、地域活動はぴったりなのです。
更に、若い世代にとって「仕事」と「私生活」の中間に位置するであろう地域活動は、自分磨きとリフレッシュの場にもなるはずです。
地域活動に定形型はありません。地域活動は活動内容や開催頻度など自由に設定でき、資金もあまり必要としない(必要な場合は助成を受けられる場合が多い)ので、それほど敷居の高いものではありません。もちろん、意欲だったり目標だったりビジョンだったり…そういったものは求められますが、あまり深く考えず気軽にやってみればいいんじゃないかな、と個人的には考えています。
ただひとつ気をつけなければならないのは「仲間内でわちゃわちゃ」の会にならないようにすること。仲間と盛り上がるだけなら地域活動として行う意味がなくなってしまうので。「仲間内」の空気感を出すことによって「出会いの機会」を失わないよう注意しなければなりません。
副業・複業、リモートワーク、田舎移住、ミニマリスト、丁寧な暮らし…
自分の生き方を見直し、洗練していこうとする人が増えています。
その暮らし向上の手段として、地域活動も選択肢に入れませんか?
同世代の人々に対してはそんな形での提案もしていきたいですし、
まずは自分が先駆者となれるよう、あれやこれや多世代が楽しめる取り組みを考えていこうと思っています。
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