先日「地域サロン交流会」なるものに参加してきました。
この交流会は社会福祉協議会の主催で、市内に多々ある地域サロンの代表者が集い、意見交換やワークショップを通して交流を深めるためのものです。
「ココのいえ」は社会福祉協議会に登録していないので、今回の参加は「ココのいえ」の活動と直接の関係はありません。
私が住む地域には、私がコミュニティカフェ を始めるずっと前から地域サロンが存在しており、今回はそちらのサロンの代表として参加しました。(なぜ既存の地域サロンがあるのに新しく地域活動を始めたのかについては説明すると長くなるので割愛しますが、私は「ココのいえ」とは別にこちらの地域サロンでも活動のお手伝いをしています)。
今日はこの交流会を終えての感想を少し。
今年の交流会、主題はやはり「コロナ禍での活動について」でした。
完全にコロナのリスクを回避するには活動を休止する他ないでしょう。
しかし各地域のサロン参加者には、ひとり暮らしのお年寄りや、高齢や病気、子育てなど様々な事情から普段家に篭りがちな人も多くいます。
地域サロンの活動はそういった人々の身体と心の健康を確かめ、守るための場でもあるのです。形を変えてでも活動を存続してほしいと願う人は少なくないでしょう。
では、コロナのリスクを最大限回避しつつ地域の人々との繋がりを保つにはどういった手段があるのでしょうか。
正直なところ、私は打てる手立てはそれほど多くないと感じていました。
しかし交流会の資料を見ると、数ページにわたって提示された実例と提案の数々。三密を避ける環境づくりは前提の上、楽器演奏や詩吟などの観賞、脳トレや知恵の輪など会話を必要としない作業、紅葉ウォーキングなど……各サロンが工夫を凝らして地域の人々に元気を与えていることに感銘を受けました。
また、ココのいえでも取り組めそうな活動も多くあり、私個人としても学ぶことが多かったです。
更に交流会で得ることができたのは、各サロン代表者の方々との繋がり。狭い範囲で物事を考えていてもなかなか前に進みません。関わる人を増やし、視野を広げること。そうすることで活路が開けるだけでなく、気持ちも前向きになることを実感しました。
私はこの日おそらく参加者の中で最年少だったので、「若いのに偉いね」とたくさん褒めていただいたことも光栄でした。
しかしこの「若いのに偉い」は地域活動に携わる若者が少ないことも意味しています。
この「若者少ない問題」に関しては思うことが色々とあるので次の記事にでもまとめます。
初めて参加した交流会でしたが、想像以上に得るものが多く、楽しい時間を過ごすことができました。
あとはこれをどう生かすか。勉強でも経験でもそうですね。「どう生かすか」です。
この日の資料とメモは大切にとっておきゆっくり実用化していきたいと思います。
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