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粉炭作り [2009年07月04日(Sat)]
今日は粉炭作りをしました。一般的な炭はナラを焼いて炭にしますが、ナラ以外で出た広葉樹は粉炭として利用できます。その主な目的は土壌改良など。また養豚で飼料に入れフンの臭いを取り除く効果なども実証されています。

その焼き方の大きな違いは、黒炭にしろ白炭にしろ窯入れの状態は木を立てて焼きますが、粉炭焼きは材を寝かせて焼きます。そのほかはほぼ同じ工程で行います。なぜ横にするかは形のよい炭を作る必要は無いので寝かせるほうが簡単に作業ができるからだと思います。

今日窯入れした樹木は、クリ・サクラ・クヌギ・ナラ・ソネ(イヌシデ)・イチョウなどです。要するにナラやカシ以外の樹木は焼いた後にカタチがしっかりとせずに弱いため、粉砕して粉炭にされるといったほうが正しいかもしれません。ただし、下記のとおり、その効果は良い作物をつくるにはとても適した土壌に改良する力をもっています。

横積みされた窯の内部

ベルトコンベアーを使ってどんどん中に入れていきます。この窯は大きく軽トラック山盛り三台分以上がすっぽり入るサイズの窯です。窯の形状は書きのイラスト参照

製品となった粉炭です


【土壌改良のための「粉炭」の話】

◇土壌改良剤 木炭(粉炭)は水はけの悪い土を改善して、空気や水の出入りをよくします。

炭の内部は空気が入るようにすきまだらけになっています。粉炭の断面を拡大すると、無数の細かな穴があいており、スポンジや海綿のような構造になっています。つまり、隙間だらけなので、土がかたく固まることもなく、空気や水の出入りをよくしてくれます。
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◇砂質土壌では、保水性を高め、土に湿り気を与えます。
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粘土質土壌では、過度の保水性を是正します。がかたく固まることもなく、空気や水の出入りをよくします。
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◇木炭(粉炭)で有益微生物がふえます。

通常は少数しか生存していない種類の菌類(VA菌根菌や枯草菌など)が粉炭の住みかで生息できるようになり、微生物がふえます。とくに空気中の窒素を固定する菌類、根に養分を運ぶ菌類がふえるので肥料などが無駄なく植物に利用されます。 .

◇土壌改良剤 木炭(粉炭)は土壌の保肥性を高めます。

粉炭には養分を吸着する性質があるので、養分が無駄に逃げるのをふせぎます。

◇連作障害や病気の出やすい土を、健康な土にかえます。

植物にとって大切な有益微生物は、実は他の微生物との競争に弱いのです。これらの有益微生物が生きていくには、住みかを与えることが大切です。粉炭には無数の細かな穴があいており、有益微生物に住みかとなります。さらに通常は数が少ない特殊な有益微生物群が、粉炭の無数の細かな穴に住み込むので菌種が多様化します。有益微生物がふえる・菌種が多様化すると連作障害が緩和されます。さらに生存競争が激化するので病原菌たちが抑制されます。 .

◇木炭(粉炭)は土壌にミネラルなどの微量栄養物を供給します。





田んぼに入れると間違いなく美味しいお米が取れるそうですが、1袋が約1000円。米価に直ぐに反映できればそんな投資もよいのでしょうが・・・・・。田んぼに使われることはあまりなく、付加価値の高い野菜などに使われることが多いようです。
Posted by coco at 20:23 | 木や森のこと | この記事のURL