技術系災害ボランティアネットワーク [2008年09月10日(Wed)]
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技術系災害ボランティアネットワーク Network of Disaster Relief Tecnical Volunteers ![]() 〜災害ボランティアの精鋭化・高度化・機械化を目指して〜 我が国は多くの海溝プレートに挟まれ、加えて全国各地に多くの活断層が存在しています。大昔から大地震との闘いの歴史でもありました。近年に目をやれば1995年、阪神・淡路大震災が発生、そして、延べ130万人といわれる多くの市民が被災地に駆けつけ、機能が麻痺した行政に代わって活躍し、ボランティア元年と称され、その後、念願であったNPO法の成立などにも大きな影響を与えました。 それ以降、地震に限らず台風などによる水害でもボランティアが活躍をしております。極最近では2004年の中越地震、2007年の能登半島地震や中越沖地震においても沢山の家屋やブロック塀の倒壊があり、その処理の多くは住民相互によって、或いはボランティアの「人海戦術と人力作業」等によって行われたところも少なくありませんでした。 しかし、ボランティア活動といえども、作業の効率性・安全性を考えた場合、動力機械による作業の必要性も強く感じるところです。このような大規模災害に備え、チェーンソーやパワーカッターなどの動力機械を使った、一歩進んだ専門性を兼ね備えたボランティアの育成も必要ではないかと考えます。 また、水害でのボランティア活動は重機などの機械力と人海戦術を取り混ぜた効率的な活動が、炎天下でのボランティア活動において安全面・健康面からも、とても重要であると認識されています。 阪神・淡路大震災以降、災害ボランティアセンターとしての機能充実のためのコーディネーターの養成は社協を中心に、多くの市民団体よっても数多く行われてきましたが、ボランティアが実際に活動するいわゆる被災現場での「活動にてアドバイスを行うコーディネーターの養成は全くといってよいほど行われておらず、その作業の非効率性なども指摘されています。私たちはそのような背景を受け、災害ボランティアのレベルアップを目的として、動力機械等を使った講習会を実施し、その養成を行ってきております。 しかし、このような動力機械(エンジン・モーターなどによるパワーツール)の使用にはより危険が伴います。私たちはこのような機材を災害現場で活用できるボランティアの安全性を第一に考え養成し、その精鋭化・機械化・高度化を目指したいと考えております。これらの講習会は資格の取得や認定を目的としたものではなく、あくまで動力機材の操作等を体験・学習することにより、その技術力や効率性を再認識し、それぞれの団体・個人の知識を深め、専門性を兼ね備えたボランティアによる、より高度な「現場での」コーディネーターの養成と併せて、発災直後の自助・共助にの時間帯による救援活動の一助となることも目指しております。 過去の地震被災地において、多くの尊い命が失われております。2004年10月、暗闇せまる時刻に起きた中越地震では、その真っ暗闇の中で村人たちによる懸命な救援活動がなされました。それらのくずれた家の中からは、救出のために住民が持ち寄った沢山のジャッキや道具類を見ることができました。助かった人。不幸にも命を落とされた人。そんな悲しい事が二度と起こらないように、この活動を推進していけたらと思っています。 このネットワークは特別に組織化された団体ではなく、災害発生と同時に同じ志をもった団体・有志によって現地に拠点を確保し、災害ボランティアセンターと協調・協働しあいながら行動することを旨とする、緩やかなネットワークです。 過去の例が示すとおり、大規模災害時に消防・自衛隊・警察等、公助によって人命救出がなされる確率は5%以下となっています。この活動が併せて地域防災にお役に立てれば幸いです。 ![]() ◆講習内容: ・小型重機(救援・救出・水害処理ほか) ・チェーンソー(救援・救出・流木処理・二次災害の防止・水害時の床はがし) ・エンジンカッター(ブロック・石塀等の処理) ・エンジンピック(ブロック・コンクリート等の破砕) ・ジャッキ(救援・救出) ・スプレッダー(救援・救出) ・牽引機材(救援・救出・二次災害防止策) ・土嚢袋の活用(地震・水害) 《参考》https://blog.canpan.info/coco/category_11/ ◆その他 ・足湯隊のノウハウ(震つな等からの講師派遣) ・災害看護学(災害看護支援機構からの講師派遣) |



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