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ありがとうという気持ちを込めて チャリティランナー「けんゆうママ」[2018年10月18日(Thu)]

ありがとうという気持ちを込めて チャリティランナー「けんゆうママ」

 

2児の母であり、クリニクラウンの訪問先病院の医師でもあるチャリティランナー“けんゆうママ”にインタビューしました。

 

クリニクラウンのことをたくさんの人に知ってもらいたい

大阪マラソンは過去に走ったことがあったのですが、今回、日本クリニクラウン協会が寄附先団体に選ばれたと聞いて、大阪マラソンのコンセプトに共感し、エントリーしました。

一般の方にクリニクラウンの活動を知ってもらうためには、この大阪マラソンってすごくいい機会だと思うのです。

 

病院でクリニクラウンと出会ったどの人も、このクリニクラウン活動にすごく感謝しています。医療スタッフも家族も。

でも、クリニクラウンの活動は病院だから、病気になってクリニクラウンのことを知ることが多い。

だから一般の人にとってなじみがなかったりするから、大阪マラソンのチャリティランナーを通して、たくさんの方々に活動を知ってもらいたいと思っています。

 

自分の息子が入退院をしていたからこそわかるほっとする時間の大切さ

実は、クリニクラウンとの初めての出会いは、自分の息子が入院していたときなのです。だから、母親としてもこの活動の大切さがすごくよくわかっています。

こどもは、あっという間にクリニクラウンの世界にすごく引き込まれて行って、すごく楽しくぱっと病室が明るくなる。

 

今は、入院の回数はぐっとへったのですが、息子は、生まれつき病気があって、小さいときは、入退院を何回も繰り返していたので、クリニクラウンと出会うのが楽しみでした。

こどもが入院するって本当に大変で、気持ちは心配だらけだから、クリニクラウンの訪問は、ほっとできる時間でした。

ほっとできるってどういうことかというと、病気だったら病気のことがすごく気になりますよね。でも、クリニクラウンは、子どもとしての生活面を重視した関わりをしてくださるので、「あっとそうやってこどもと関わらないといけないなぁ」っていうことを親に気づかせてくれる。

 

例えば、病気で入院していると周りはみんな医療スタッフや大人だから、身体のことを気づかってこうしないいけないと思ってしまう。

その前に「こどもである」ということをつい忘れてしまう。

本当は、こどもとしての関わりってすごく大切なのに・・・・です。

 

でも、特に長期入院になればなるほどそのことって忘れがちになってしまうのです。

 

だからクリニクラウンが来ると楽しい雰囲気で、ふと気づかせてくれる。

「こどもらしく病院にいてもいい」「こどもらしくいれるようにすることって大切だよ」ってこと。

 

どっちみち入院したらがんばって治療と向き合わないといけないから、こどもらしく過ごせることってすごく大切なのだと思います。

 

 

家でいるような雰囲気だったり、こどもらしく過ごせるようにと、頭でわかっていても、なかなかできないし、入院生活が続くと忘れちゃう。

こどもたちを支えるケアをする医療スタッフも必死だし、親も必死だから。

 

でも、そこにクリニクラウンがくると「あっ」と思うのですよ。

子どもらしさって大切だって。

みんなそう思っていると思う。

 

夫や自分の両親に言われても、ついつい、口答えしてしまう。でも第3者であるクリニクラウンだからこそすっと受け入れられたりするのです。子どもらしく過ごさせてあげることって大事だなぁって。

こどものすごい笑顔がみられたりするから。

 

 

病気のこどもではなく、こどもが病気であるということ

どうしても私自身が医療スタッフなので、自分のこどもなのに医療という視点で子どもを見てしまう部分があって、でもそうじゃないのですよね。

病気のこどもではなく、こどもがまずあって、こどもが病気であるということ。

 

子どもを子どもとして見るということ。

そして、こどもにとって遊びや楽しいことや笑顔が大切。

 

そういうことはわかっているけど、なんかできない。

 

だから、こどもたちが病気ですごくしんどいけど、こどもの体調のことをチェックしながら、今、その時に楽しいことをするという時間を届けてくれるクリニクラウンの活動ってすごく大切だと思う。

 

私が勤めている病院は、いろいろなボランティアさんもきてもらっていて、そういう素地があったから日本で初めてクリニクラウンの受け入れを行ったのだと思います。

医療スタッフも自分たちは医療が中心になってしまっているということがわかっているから、一方で、大前提として子どもにとっては、生活とか子どもの部分がとても大切だとおもっているからこそ、こどもの生活や成長面をサポートしてくれる人達を受け入れているのだとだと思います。

ありがとうという気持ちを込めて

でも、みんな医療スタッフは忙しいから面と向かってクリニクラウンにありがとうってなかなかいえないけど、みんな感謝している。

自分たちのできないことを担ってくれているから。

 

大阪マラソンのチャリティランナーになってスタッフに声がけすると、クリニクラウンのことを知っているので応援してくれています。

そして、病院以外の友人には、こういう活動があるのだよっていう声掛けをすると、そんなの知らなかったと言われることも多くて、ホームページ見てねというと、初めて知ったという友人も多くいました。

 

ドネーションの前に、まず知ってもらうことが大切だと思って身近な人に活動をPRしています。

 

でも、本当にどうしたら、クリニクラウンと接点がない人にどう伝えたらいいのかなぁって思うのです。

 

クリニクラウンの活動が素晴らしい活動だと思う。

こういう活動って本当に続けていこうという熱意がないと続かない。

そして、クリニクラウンのスキルとか専門性を磨いていくためにも体制を整えていかないといけないと思うのです。

研修や教育という部分は、ある程度の余裕がないといけないと思うから、多くの一般の人達に活動を知ってもらい、応援がもらえるようにするようになればと思って一生懸命いろいろな人に伝えています。

 

私たち医療スタッフにとってクリニクラウンの活動はすごく身近に感じるけど、一般の人とは接点が少ないから。

だから、大阪マラソンのチェリティランナーとしてたくさんの人に伝えたいと思っています。

 

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