コラム「しんどいときに踏ん張れるのは」
[2015年08月05日(Wed)]

こんにちは、代表の呉です。
NPO・市民活動・サークルなど、いざ運営するとなるとやることはたくさんありますね。ちゃんとやろうとすると業務量はかなり多いですし、しかも単調な繰り返し作業もたくさんあって、それはそれはモチベーションがないとやっていられません。それに加えて「結果が出ない(人が集まらない)」「人間関係がうまくいかない」となれば、いよいよモチベーションも活動もしぼんでいき、続けている理由すら見いだせなくなる瞬間があったりします。
好きで、やりたくて、わくわくして始めた団体・活動なのに、様々な理由から活動がしぼんだり、休止に追い込まれてしまう。そんな経験を私自身もしてきましたし、コンサルティング経験からもそういう団体をたくさん見てきました。
私もしんどい場面や行き詰まる場面はたくさんあります。どちらかと言うとだいぶ行き詰まるタイプです(笑)。毎回毎回イベントなどで集客やクオリティに冷や冷やしたり、「もう無理かなぁ・・・」とネガティブになることもあります。
そんな「しんどいとき」に踏ん張れるのは、私の場合はだいたい「仲間」の存在です。私がここまでいろいろなことを続けられてきた理由も「仲間」だと思います。
もちろんビジョンや志を見返して、改めて自分の心に火をつけるときもあります。初心を思い出して踏みとどまることもあります。
でもやっぱり「仲間」に救われてきました。捨てる神あれば拾う神あり。ふと横を見ると、がんばってコミットしている仲間がいる。うまくいかないことが重なるとその存在に気づかなくなってきます。ふと視点を切り替えると、かなり仲間に恵まれていることに気づきます。まだまだ可能性があることに気づきます。「もう一度がんばろう」「続けよう」と思えるのも仲間の存在によるところが大きいです。
それがわかったとき、作戦が決まってきます。「仲間を力にする」ということです。
自分一人でがんばり過ぎないということ。悩みや行き詰まりがあったら仲間に相談すること。業務を丁寧に仲間と分担すること。仲間とコミュニケーションを取って関係性を厚く築くこと。仲間を「ひっぱる」だけじゃなくて、「お互いにモチベーションを上げ合える関係」になること。
実はそんなところが事業推進・活動推進のコツであり、成長・発展のコツかもしれません。
「目標」や「計画」も成果や人をマネジメントする上で有効ですが、「組織」「愛着」「関係性」も成果や人をマネジメントする非常に有効な方法だと思います。何より「この人たちと一緒に仕事ができている充実感」という副産物があるのは大きいです。
しんどいときに踏ん張れるのは仲間の力。「仲間を力にする」ということを意図を持って進めるとき、また違う地平が拓かれるかもしれません。目標や計画に目を奪われすぎず、熱い熱いリソース/エネルギーを築き上げることに目を向けてみてはいかがでしょうか。
(代表 呉哲煥)
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