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一安心 [2008年12月31日(Wed)]

コロンビアで、カルロスが一仕事やってくれました。

いくら家庭用の機材とはいえ、ビデオカメラ5台。パソコン3台。
三脚だって、テープだってあります。
「売りつけるとあやしまれるのでは?」「お金払えって言われるのでは?」
「何しにいくねんって止められるのでは?」
「先住民族のサポートとかって正直に言ったらややこしくなるのでは?」
たくさんの機材を持って果たして、普通に入国出来るのかが不安材料でした。

そしたら、カルロスが、いとこの知り合いを通じて、
空港の通関で働いている人を探し出し
今朝、空港へ会いにいって来たのだそうです。

そこのトップと会って、事情を話した所、その女性は理解を示してくれて
「悪い事柄は一切入れないように取り締まるけど、良い事は
国に入れるべき。ヒューストンからの1月5日早朝の便ね」と、
私を止めたりせずにちゃんと通す事を約束してくれたそうです。
「いい人にあたって良かった・・・」
当日は、カルロスが迎えに来てくれるし、入国で
ややこしくなったら中に入ってもいいとの言質もとったとの事。

もちろん、私は、ややこしいものは持って入らないし
胸はって入ればいいのですが、何しろコロンビアは初めて。
しかもスペイン語が、理解出来ません。

実は今年、インドへの入国の際、人違いで苦労した経験もあり、
「NPOの活動と、正直に行ったばかりに強制送還させられた」
という話も聞いた事がありますから
念には念を入れて・・・と思っていました。
それに、サポーターさんからの機材を
そんな理由で、無駄にすることは絶対に避けなければなりません。

2008年の大晦日。まずは一安心で年を越せそうで
良かったです。



素敵なクリスマスプレゼント [2008年12月27日(Sat)]

先日、3人の新しいサポーターさんから、ビデオ2台とデジタル写真カメラ6台が
届きました!
















ビクターのビデオは、なんと新品!「うわぁ、まっさらだぁ!」と思わず声を上げてしまいました。
市民メディアにとても理解のある方からの寄付です。ありがとうございます。

もう1台は乾電池で動きSDカードに記録する面白いタイプのビデオです。
停電の時に役立ちそうです。

写真用のデジカメは、1台だけ修理に出す事になったのですが
他は、動作をチェックした所、全て大丈夫でした。
デジカメは、ありがたい事に全て乾電池式。コロンビアの街角でも売ってるはずです。
ビデオがない時は、写真だって大きな大きな力になります。

今の課題は、この沢山の機材をどうやって1人でコロンビアまで運ぶか?
調べた所、フェデックスやUPSは、受け取る相手に輸入のライセンスがないとダメ。しかも料金は5万円を超える事が判明。郵便局なら3万円程度。
ただ、貴重品を取り扱うようなオプションがないので、やっぱり自分でなんとかして
持っていくのが確実だと思い至りました。
今日は、頂いた機材、1つ1つの動作確認もかねて、試し撮りをしながら
ラベリングしました。
これで、どのカメラが誰からの物かわかるし、使う方も
何番目のサポーターさんからの物かわかるので、きっと大事に使ってくれるはず。
その上、盗難抑止にもなるので一石三鳥!
と自画自賛しながら、何年かぶりのクリスマスプレゼントを
1つ1つ開けてるような気持ちになりました。

















動作確認を改めてしていた所、1台のPanasonicに動作不良が発生。
テープのローディングが調子悪いようです。明日、修理に持っていきますが
今回は、間に合わなくなりそうです。でも、他にまだ5台あるので大丈夫。
あぁ良かった・・・。


クリスマスイブの日、コロンビアからも嬉しい連絡がありました。
首都ボゴタで実施予定のワークショップに助成金がついたらしいのです!
10月の大規模なデモ行進で各地から先住民族が集まった時、
カルロスが「ワークショップやるよ」と、種まきをしていたのが実ったようです。
しかも参加者が、自分で助成金を申請していたとの事で、
既に希望日も決めていたらしく、電話を受けたカルロスもびっくり!
私が到着して3日後の1月7日から、3−4日の予定で、開く事になっている
ようです。
ただ、遠い所からやってくる人もいるらしく、旅費や食費まで賄えないかも・・・
との話に「機材は日本から寄付が来るから、その購入費の分を充てればいいじゃないか」
と、カルロスは答えたとの事。
早速、カメラは有効な方法で役立っています。

そんなこんなで、日本とコロンビア両方で、いい事が起こったクリスマスだったので
「クリスマスプレゼント」と名付けた次第です。
ありがとうサポーターさん [2008年12月23日(Tue)]



















1番目から3番目まで、3人のミンガサポーターさんから寄付して頂いた
記念すべき1回目の機材を公開します。(左上の白い箱は i Book G4です!)

バッテリーを買い足す必要があるものも、ありますが全てちゃんと動きますし
カメラバッグやケーブル類まで付属しており
こちらで買い足すものは殆どありませんでした。




















3番目のサポーターさんからは、追加で三脚(しかもイタリア製MANFROTTO!)をご寄付いただきました。
実は、三脚も必要だなぁと思っていたのですが、「そんないっぺんに我がまま言えないわ!ちょっとずつ、1つずつ・・・」と思って、募集のリストには入れていませんでした。
最低限必要なのは「カメラ」ですからね。

3人の方は、サポーターとして正式登録し、名前も公開して構わないとの事でしたので
別な、リストを作ります。
今後も、シネミンガのプロジェクトをご支援いただけるミンガサポーターをどんどん募集しています。
趣意に賛同いただける方、出来る範囲で出来る事をサポートして頂けたらこんなに嬉しい事はありません。
「ミンガ」=協同の和が、広がっている実感が湧いて来て、すごく嬉しいです。
同時に、ちゃんと責任を果たさなければという使命感も、日増しに強くなってきました。

そして昨日、更なるカメラご寄付の連絡が2人ありました!!!
新しいミンガサポーターさん、今回、寄付いただいたミンガサポーターさん、
本当にありがとうございました。
火山噴火! [2008年12月21日(Sun)]

2009年1月、私たちは、去年、既にワークショップをやったウイラ居留区、
そして新たに、ボゴタ近辺の先住民族コミュニティの、2ヶ所でワークショップをやる予定ですが
昨日、カルロスの元に、ウイラ居留区の人から、「道路が寸断している」と
連絡がありました。

彼らは去年、ウイラ山に火山噴火の予兆があったので避難生活を送っていたのですが
その火山が今年11月、ついに噴火しました。(メディアセンターは避難所近くにあります)
何人か死者やケガ人も出たそうです。
居留区の人たちは、避難していたお陰で人的被害はなかったようですが
雨期の大雨で、橋が流れてしまったのだそうです。

つまり、私たちが避難所に辿り着けるかは、道路の復興次第という事なのです。
食料も困っているようなので、先週カルロスは、食料を送ったと言ってました。
(色んな話をしたので、どうやって送ったのかまでは、聞かなかったのですが・・・)

ちょうど12月から3月は、乾期になるので、復興工事が進む事を願うばかりです。
今の所、私の到着後は、避難所のある山へ向かい、様子を確かめに行く予定です。
その頃に、生活が普通の状態に戻っている事を、ただ願っていますが
ワークショップどころでなければ、なんとかして既にビデオ撮影の方法を
学んだ青年にビデオカメラを届け、出来るだけの事をやってきたいと
考えています。

食料と言えば・・・
ニューヨークでは、ミーティングはいつもみんなの仕事終わりだったので
休憩がてら、ご飯を作っていました。
一度、日本のカレーを作ったら、「こんな美味いもの初めて食べた」と
コロンビア出身のカルロスやチリ出身のアマリアにも大好評!
作り方も簡単なので、今回、カレーのルーを持って行こうと思っています。
「食」は、コミュニケーションの潤滑剤。
避難所生活の人が日本のカレーを気に入ってくれたらいいなぁと思いつつ・・・。
他に、こんなん持っていったらいいよ!というアイデアがあったら
是非教えて下さい。 
(文字が小さいですが、右下の(コメント)をクリックしたらコメントが書けます)

機材の寄付が集まり始めました [2008年12月21日(Sun)]

知人・友人の皆様、そして知人・友人を通じて紹介いただいた方々から
機材を寄付いただける・・・という嬉しいお便りが届き始めました。

次の日にすぐに、ご連絡いただいた方もありました。
この1週間でカメラ4台。マッキントッシュ1台。ウィンドウズ1台が、確保できました。
明日からは、受け取りに回ります。

コロンビアに居るカルロスも、非常に喜んでいます。
じゃあ、もう少し参加者を集めてみようと言っていました。

今後も、引き続き募集は続けたいと考えています。
というのも、次の土地(5大陸のどこか)で使えるからですが
時期が先になると、古いカメラは、もうバッテリーの生産や在庫が
なくなったり、修理に高額な値段がかかったり、修理不可能
という事態も考えられるからです。
今なら、新しいバッテリーを買い足したり、修理も対応可能です。
カメラは、できたらminiDVのデジタルビデオカメラをお願いしています。
この10年、世界中で最も普及しているタイプですし、
テープならハードドライブが足りなくなった!という心配もありません。

そんなこんなで、引き続き、どこかで「そういえば・・・」という情報が
ありましたら、ご一報をお願いします。

naomi@cineminga.org


シネミンガ団体概略(日本語・英語版) [2008年12月14日(Sun)]

シネミンガ団体概略(日本語・英語版) が公開されました。

シネミンガとは、どんな団体?どんな人が運営しているの?どんなプロジェクトをやってるの?
その詳細です。(2008年12月現在)



成果物詳細ページへ(ファイルダウンロード)
Posted by naomi mizoguchi at 23:26 | 成果物 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
中古カメラ・MACコンピュータは、ありませんか? [2008年12月14日(Sun)]

「お子様の成長やイベントを記録する為にビデオを買ったんだけど、もう使わなくなってしまった・・・」
「ハイビジョンや、ハードドライブ記録式などにカメラを買い換えようと思ってるので、古いカメラを
処分したい・・・」
という方は、いらっしゃいませんか?

シネミンガでは、1月から行うビデオワークショップで先住民族の方々に使ってもらう為のカメラを
必要としています。
また、ビデオ編集で使う、コンピュター(マッキントッシュ)もあれば、尚良いのですが・・・。

シネミンガでは、コロンビアのウイラ居留区にビデオ制作用の部屋(メディアセンターと呼んでいます)を、
去年、確保しました。
しかし実際は、スタッフ個人所有のカメラとパソコンを使っている状態なので、
私たちスタッフが居ない時、メディアセンターに機材は、ありません。

しかも私たちスタッフが、現地に行く事ができるのは、年に数回です。
古い家庭用のものでいいんです。大切なのは、常に記録できる環境が整っている事です。
先住民族の生活に影響する事件が起こった、学校が閉鎖された。デモ行進を行った、
村のおじいちゃんおばあちゃんが、こんな話をするので、ビデオで記録しておきたい。
そんな時に、いつでも使えるビデオがあれば・・・

別な記事にも書いていますが、シネミンガは2009年にアメリカでNPO法人の取得を目指しており、
取得できたら、様々な寄付の可能性も、今よりは、出てくるのですが、
手続きや認可までは長い時間がかかり、2009年中に出来るかどうかもわからない状態です。

そんな中で、今は、個人的な時間とお金を使って、綱渡りでプロジェクトを進めています。
航空運賃や滞在費だけでも、大きな出費で、機材購入までの余裕がありません。

無料ではちょっと・・・という方は、購入も考慮させて頂きますので、お手持ちの中古カメラが
遊んでいる、もう手放したいとお考えの方は、ご一報頂けるませんでしょうか?
関西圏なら、引き取りに行けますし、宅配便などの場合は、当方で経費を負担致します。

また、サポートいただいた方で、差し支えない方には「ミンガ・サポーター」として
現地の方々にも誰からの寄付である事を伝え、その後のレポートもさせて頂きたいと
考えています。

出発まであと3週間なのですが、私が持参するのが一番確実なので
旅の荷物と共に持っていくつもりです。当面、最低2台、確保したいと思っています。

ご支援を宜しくお願いします。
まずは、下記へEmailにてご連絡下さい。

溝口尚美 naomi@cineminga.org

ブログスタート! [2008年12月09日(Tue)]

はじめまして。
シネミンガのブロクにおたちより頂き、ありがとうございます
ブロク初心者なので、最初はまとまりが悪く
モタモタするかもしれませんがご容赦下さい。

さて、私たちはニューヨークに拠点をおく任意団体です。
先住民族・および世界の情報格差の底辺にあるコミュニティで映像制作のワークショップを実施。
地域の人が自分たちで情報発信したり、ビデオを通じた国際交流を
協同してやろう!という目的で設立しました。
「ミンガ」はアンデス地方の言葉です。日本語では「結(ゆい)」。
沖縄の「ゆいまーる」にも通じますが
コミュニティの人が協力して、コミュニティの為に作業をする。そんな精神性を表しています

シネミンガの当面のプロジェクトテーマは「先住民族」
世界5大陸の先住民族コミュニティで、一般市民を対象にビデオワークショップを開き、
地域のメディアセンターおよび地域ディレクター(ミンガクルー)を作ろうとしています。

シネミンガの共同代表であるカルロスは、昨年、自費で
南米コロンビアのウイラ居留区で撮影のワークショップを開きました。
ウイラ山という火山に噴火の兆候がでて、先住民族のナサ民族が住む場所を
追われているという情報を得たのがきっかけです。

途中、ゲリラがやってきたり、様々な理由があって
昨年のワークショップは途中で終わってしまいました。
2009年1月に、私も参加し、撮影の残りと編集のワークショップをやる予定です。

さて、日本では殆ど伝えられていませんが、南米の先住民族の多くが土地を奪われ、
医療や教育面でも差別・迫害されています。
2008年8月。ウイラ居留区を支援している
「カウカ州先住民族地域会議」Cauca Regional Indigenous Council (CRIC)に
大量殺人を予告する脅迫状が届きました。
そして10月。本当に殺人事件が起こり、リーダーが殺されてしまいました。
統計では、2002年から1200人が殺されているといいます。

そして10月〜11月まで1ヶ月に亘りカウカ州を中心にした先住民族が
首都ボゴタへやって来て、
1万人規模の大きなデモ行進を行い、先住民族の人権と諸問題をアピール、
ウリベ大統領にも訴えました。
カウカ州からボゴタまでは直線距離にしても300キロ以上あります。

実は私、コロンビアはもちろん南米は未踏の地です。
1月から、約40日、ボゴタとカウカ州を中心に二ヵ所で
映像制作のワークショップをやります。
カウカ州は山間部の田舎のようなので
インターネットがどの程度、通じているのかわかりませんが
リポートを続けるつもりです。

宜しくお願いします。