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シネミンガを辞任しました [2015年03月21日(Sat)]

フォローをしてくださっている皆様、長らくご無沙汰して申し訳ありません。

2008年にシネミンガを共同設立し、6年あまり、私の持つ精一杯の「情熱・時間・体力・知力・財力」を注いで活動をしてきました。2012年9月には、念願の501c3資格も取れて、アメリカで一人前の非営利団体にすることもできました。

2014年12月28日。最後のネパール映画のコミュニティ上映会の日をもって、私はシネミンガを辞任致しました。辞任後の様々な後片付けの為に、ご報告が遅れて申し訳ありません。
辞任に至ったのは内部事情によるもので、私の市民メディアに対する情熱が消えた訳ではありません。団体という看板は無くなりましたが、今後はフリーランスになったという感じです。
商業メディアが、大きな視野で伝える「鳥の目」なら、市民メディアは、鳥には見えない所を伝える「虫の目」。
私はフリーランスとして、自由に両方を行き来しながら、自分の力を適材適所で活かしたいという気持ちです。

私は、既にアメリカで非営利ではありませんが、会社も立ち上げました。
画楽(がら)フィルムズと言います。
「映画」制作を「楽しむ」という想いからつけた名前です。音楽ならぬ画楽です。

今後は、これまで同様、いわゆる(テレビなど)商業メディアでも仕事をしながら、市民メディアの分野でも、自分がしたい事や出来る事やを続けたいと思っています。
団体がないので、助成金なども申請できないため、どのように活動をしていくかは、手探りです。きっと小規模になってしまうと思いますが、自分のペースでやれば、なんとかなるような気がしています。

コロンビアのナサ民族・エクアドルのワオラニ民族・ネパールの様々な民族・日本のアイヌ民族の方々とも、連絡は取り続けて行ける状況ですし、今後も、現地の方から必要とされるなら、何らかの形で一緒に活動をしたいと思っています。
事実、ナサ民族のヘオディエルは、カメラやパソコン必要としているのですが、今はまだ届けられる状態ではありません。

画楽フィルムズのウェブサイトは、目下、制作中で、今後の活動は、ゆっくりペースで新しいウェブサイトに書いていこうと思っています。
このシネミンガのウェブサイトも、私の6年間の記録としてリンクで載せるつもりです。

もし、私に連絡を取りたい方がいらっしゃいましたら、まずは、naomizo@hotmail.comまでメールを下さい。ウェブサイトの情報や新しいメールアドレスをお伝えします。

過去6年の間で、このブログをフォローしてださった皆さん、本当にありがとうございました。
2012年を迎えて(勝負の4年目) [2012年01月16日(Mon)]

*English follows Japanese.

2012年を迎えました。新年あけましておめでとうございます。

私が2008年の夏にシネミンガの活動に加わってから、いよいよ4年目に入ります。
(2008年初期の活動はこちらのリンク)
2011年は、資金的に厳しく、活発な活動ができませんでした。
というわけで、ブログも停滞気味でした。

2010年に引き続き、世界同日上映会もしようと計画していましたが、延期中です。今年こそは実現したいです。
東京・パリ・ニューヨーク・コロンビアの都市に加え、ロンドンも入れて5都市にする計画を進めています。

NPO法人に寄附した人に税金控除の証明を発行出来る「501c3」という資格を取る為に弁護士さんと引き続き作業を進めています。
私は会計のまとめや将来の資金計画を作らねばならず、慣れない作業なので、時間がかかりました。

1つここで、ご報告。
年末に、和歌山で開催された「平和と人権の集い」では、「キンティン・ラメ〜その智慧のルーツ」を地元の小学校で上映しました。
観客は、30人。DVD・Tシャツの売り上げと寄附、全て合わせて22,500円を集める事ができました。シネミンガの活動に賛同し、支援して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
半分はコロンビアで不足している新作のビデオ制作費、残りは、少なくなって来たTシャツを作る費用に充てる予定です。

2012年は、エクアドルのワオラニ民族、アメリカのラコタ民族、日本のアイヌ民族とのプロジェクトも進めて行きたいし、コロンビアでは出来上がった作品を各地の学校や図書館に配布し、教育に役立てたい、またアンデス山脈にメディアセンターも作りたい・・・たくさんの目標があります。
既に、助成金に応募し始めていますので、今年は少しでも活動を前に進められるよう、
がんばりたいと思います。

本年も宜しくお願い申し上げます。

2012 has started. Happy New Year!

This is the fourth year since I joined and co-founded Cineminga in the summer of 2008.
In 2011, we weren't very active due to financial reasons, so I didn't blog as much either.
After the 2010 event, we planed to have another international screening in the fall of 2011, but we postponed it.
We want to make it happen this year. Currently, we are planning to add London to Tokyo, Paris, New York and a city in Colombia.

We are still working with lawyers on getting 501c3 status.
I had to work on accounting in the past and future, which I am not used to. It took some time to organize all the numbers.

Here, I want to report about the event "Gathering for Peace and Human Rights" in Wakayama, Japan.
We screened "Jiisa Weçe, Roots of Knowledge" in an elementary school building to a local audience of about 30.
We received 22,500 yen (about US$290) from selling DVDs and Tshirts, and donations.
We really appreciate the contributions made by people who support our project.
Half of this money is going to Tierradentro for new productions, and the other half to make more Tshirts.

In 2012, we want to focus on work with the Waorani people in Ecuador, Lakota people in the US, and Ainu people in Japan.
In Colombia, we want to provide our past videos to local Nasa schools and public libraries, and to keep working on establishing a media center in Tierradentro.

We have many goals for this new year.
We have already started applying to grants; we will try hard to move things forward!!

Best regards.
はっぴぃばーすでぃ [2010年08月14日(Sat)]

「シネミンガ・インターナショナルは、ニューヨーク州のNPO法に則り、法人として認められました」
という嬉しい書類が届きました!
認可日は2010年8月3日、シネミンガ・インターナショナルは、正式な法人として誕生しました。桃太郎
(寄附が税金免除になる、501c3という認定を受けるのは、今からです)
*大きく証明書を見るのはこちら

2009年の春にボランティア弁護士を探してくれるNPOに申請し、途中、対応の悪さにキレかけた事もありました。
その年の秋、漸く現れたボランティア弁護士から「会社を退職するので、新しい担当者に変わります」との知らせが、私達がコロンビア滞在中に入るというハプニングもありました。
年が明けた冬、最初の弁護士が何も引き継ぎをしてくれてなくて、新しい弁護士にニューヨークへ戻った私が、1人でオタオタしながら英語で説明し、数ヶ月前に作ったのと同じ書類を、出し直しました。

私達がずっとニューヨークを離れていたので、本当は、もっと早く法人化できたかもしれません。
が・・・なんだか色々あったので、「やっと」という感想です。
これからは、会社としての責任を法律に反する事なく、きっちり果たしていかなければなりません。

また、NPO法人として肝心要となる、501c3の認定を受けるという次の大きなステップがあり
定款やら、最新の会計、などなど更なる書類作りが待っています。
新しい弁護士さんは、親切で連絡も密に取ってくれて、助かっています。弁護士さん、ありがとう!
(どうか、辞めないでね・・・)

まだまだ道のりは長いですが、第一関門は突破!バースデー記念に書いてみました。
ボランティア弁護士 現る [2009年09月26日(Sat)]

4月から待ちかねていたボランティア弁護士がやっと見つかりました。
北海道に滞在していた8月に、「私がシネミンガのボランティア弁護士です」との
emailがあり、9月にニューヨークに戻って早々、ミーティングをしました。

オフィスはタイムズスクエアのすぐ近く。30代ぐらいの女性が私達の担当です。
ニューヨークで様々なNPOの申請をしてきた経験があり、テキパキと必要なステップを
説明してくれました。
「心強い人が担当になってくれたなぁ」という良い印象を受けました。

まずは、ニューヨーク市や税務署に申請する様々な書類づくりがスタート。というので・・・
役員の名前や住所、銀行名などなど手続きに必要な情報を伝えました。
カルロスの宿題は、団体の目的を簡潔かつ的確に文章化する事。
「シネミンガは社会貢献に役立つ団体である」事を、お役所の人に納得させ、
ハンコを押させる文章でないといけません。
経理担当の私に与えられた宿題は、2008年から今までの会計報告!
複雑なお金の出入りはなくとも、私にとって「会計」は不慣れな分野。
購入した物品のレシートを取って、支出入の記録は一応してきましたが、
項目毎の整理を後回しにしてきたツケが、今、回ってきました。

最後に、「NPO法人の認可までには、どの位かかるものなんでしょう?」と
一番、知りたかったシンプルな質問を投げかけると
「あなたたちの作業(=宿題)次第だけど・・・」と前置きをしつつ
「全てスムーズに行ったとして、最短で春ごろ」との答えが返ってきました。

今、経済的にシネミンガは非常に危機的な状況にあり、生き残る為にも
一日も早く法人格を取るべく、前に進んで行きます!
(と公言する事で、苦手な宿題を未だ後回しにしかけている自分に喝を入れています)
助成金獲得作戦! [2009年06月17日(Wed)]

助成金獲得作戦を本格化しています。

ニューヨークに Foundation Center というNPO設立初心者の為に色んな資料提供やワークショップをしているNPOがあります。しかも超初心者向けの講習は無料。
「Grant Writing:助成金申請書の書き方」と「Grant Budgeting:助成金申請時の見積書の作り方 」を受けてきました。
"Grant Writing"は、平日の午後1時だというのに、100人を超える受講者が居てびっくり!30代〜60代ぐらいの人が多かったです。これも経済危機の影響か、あるいはNPOを作りたい人が一気にどどっと増えたのか・・・?
アメリカでNPOを設立する人は多いけれど、1年経って残ってるのは、10のうち3つぐらいと聞いた事があります。原因は「資金ぐり・スタッフ・熱意・社会での必要性」のどれかが欠落するためではないか?と私は思います。
既に、Cinereach と All Roadsという所に、シネミンガの企画を進める為の助成金を申請をしました。高倍率なので難しいですが、両方通れば各100万円。せめて私達スタッフの交通費だけでもなんとかしないと、10のうち脱落する7つに入ってしまいます。
石の上にも3年。3年間は諦めるべからず!とスタッフと言い合っています。
山あり谷あり [2009年06月06日(Sat)]

このブログには、できるだけポジティブな事を選んで書いていますが、
ブログというのは・・・
「ウェブサイトと違って、運営する人の人柄が出るほどいい。
それが公的なウェブサイトと違う役割」とワークショップで聞いたので、
たまには、弱音を吐いてもいいのかなぁと思ったので書きます。

先週、私達のNPO法人申請を手伝ってくれているニューヨークのVLA(Volunteer Lawyers of Arts)と
ぶつかってしまいました。(まぁ、ちょっとした口論です)
VLAは、ボランティアでケースを担当したい!という弁護士を探してくれる所で、ここもNPO法人です。(1969年設立)

私達はVLAに、1年のメンバーシップ費も含めて、425ドル(約4万円)既に払っています。
「安かろう悪かろう」という言葉もありますが、恥ずかしながら、今のシネミンガにとっては大金です。
(どこもそうかもしれませんが、未だ任意団体で、
 給料も収入も無い私達は、自分たちの財布から投資している状態なのです・・・)
 
4月下旬、必要書類を完成させ、2回目の面接でボランティア弁護士を探す準備を整えました。
その時、「4週間ぐらいを目処に弁護士がみつかる」と聞いていたのですが
6週間経っても、何の連絡もありません。
私は心配になって、VLAの担当者に(この人も弁護士)に「そろそろ、どうなってますか?」のEmailと電話を、既に2回入れていました。
というのも、もらったパンフレットに30日経って、担当弁護士から連絡がなかったら
すぐに事務所に連絡すべし。でないと、あなたたちは弁護士が不要だと判断して、ケースを排除します。」
という文章があったからです。
(*これは私の理解ミスで、「担当弁護士」ではなく、「ボランティア弁護士」が見つかって30日の間違いでした)

事務所に電話をしても留守番電話なので、様子を見に行こうと、出向いたのですが
受付嬢が私の人生でも「最悪!」の感じの悪い人でした。
「担当弁護士は居ないので、私は何も助ける事ができない」の一点張り。
「お金も払ってメンバーにもなってるのに、今まで1通のメールも来ないし、弁護士は2週間、返事をくれないので、心配になって来たんです。」と伝えても、
「そもそも予約なしでオフィスへ来る人とは話せない」
 (っていうかコミュニケーションが取れないから、予約さえ出来ない!)」
「担当弁護士に連絡を取ってもらうしかない」
とヒステリックに答え、私の話など聞く耳もなく、あげくの果てには「じゃぁ、こちらへどうぞ」
と、彼女はエレベーターのボタンを押しました。つまり「とっとと帰れ」という訳です。

翌朝、今度は担当弁護士から、怒った声で電話がかかってきました。(以下、私的大阪弁翻訳)
「なにあせってんねん?何回もEmailやら電話やらしてきて
おまけに昨日は事務所まで来たらしいやんか!」
(この日、私は冷静に連絡した理由を伝えました。)
「4週間やなくて、4ヶ月。そんな早く見つかれへんって言ったやん。
 もっと待ってもらわんとなぁ。」
「え、4ヶ月でした?ごめんなさい。私の聞き違いだったかも。ただ、心配になっから連絡しただけで・・・」
(*私の聞き取りミスかと思いましたが、同席した、カルロスも4週間と聞いたと言ってました)
「とりあえず、心配せんでええから。もうちょっと待っててくれる?」

そんなこんなで、最低あと2ヶ月はボランティア弁護士を待たねばならず、
弁護士が見つかったとしても、そこから定款やら細かい作業をふまえた上で
10万円強の申請料を揃えて、漸く政府に申請。
その後、認証までには、数ヶ月を要するといいます。
NPO法人取得には、まだまだ道のり長し。

そんな折りに、コロンビアから連絡が・・・
「初仕事」のバジェットが半分にカットされたとの事。
もう、給料は見込めません。
今の時代、余裕のある団体など存在しないのかもしれませんし
そんな時期に団体を立ち上げようとしている私達が無謀なのか・・・
まぁ・・・山あり谷あり。
立ち止まるより、前進するべしと信じて、頑張ります!
長い愚痴になって失礼しました。

初ボードミーティング [2009年05月04日(Mon)]

5月4日午後7時。
シネミンガにとって記念すべき第1回のボードミーティング(理事会)を、DCTVで開きました。

NPOとしては大先輩でもあるDCTVの津野敬子さんが、いくつかアドバイスを下さいました。
1. 会議は議事録(Minute)にして、保管しておく義務があり、提出を求められる事もある。
  録音をしておくと便利。
2. 会議の最初には、日時・場所・参加者を述べるとともに
  「これからシネミンガの第1回ボードミーティングを始めます」とアナウンスする。
3. 飲み物やスナックを用意しておくと良い。

というわけで、チャイナタウンでケーキとスナック、1ドルショップで見栄えの良い
カップを5つ購入し、リラックスした雰囲気で、会議を始めました。
(会議に没頭して、写真を撮るのを忘れた事を後で気づきました。
 フィルムメーカーだというのに何たる失態!バカバカ・・・)

会議の大きな目的の1つは、各人の役割(肩書き)を決める事。
それぞれの仕事の分野に応じて、どういう役割をお願いするかは、提案として
事前に考えていましたが、その通りになりました。

1. Scotti Williston さん:大学教授・ジャーナリストとしての経験から「教育・開発」担当
2. Tiokasin Ghosthorse さん:ラジオ局を運営している事から「宣伝」担当
3. Barry Strugatz さん: 映画監督という立場から「製作」担当

オーガニゼーション(団体)は、創設者であるカルロスや私のものではなく
ボード(理事)の所有物となります。その分、責任もあります。が、給料は支払われません。
例えば、企画を進める中で事故が起こって、裁判沙汰になり、賠償金を支払わないと
いけなくなったら、ボードが支払わないといけないのです。
アメリカは、訴訟する人が多いので、そのリスクを避ける為に、保険があり
殆どのNPOは、その保険に加入しています。
私達も、いづれ保険に加入する予定です。

団体の運営に関する重要な決定事項は、すべて理事会にかけられ、
全員が同意したら、案を採用するというルールも決めました。
全てのルールは、次のステップである Bylaw (定款) で明示していきます。

ボードには結局、カルロスと私も入る事になりました。
Carlos Gomez: 取締役 (Director)
Naomi Mizoguchi: 会計 (Treasurer)

ただし、給料を決める会議には、私達は参加できません。(私達は給料を貰う立場なので・・・)
あと、秘書(Secretary) という立場の人が団体に必要なのですが、
理事の中の1人になってもらう事になりました。
他には、アドバイザーとして3人、デザイナーが1人いるので、
シネミンガの団体関係者は9人となり、少し団体らしくなってきました。
関係者のプロフィールは、写真付きでウェブサイトにアップしていきます。

この日の理事会では、ミッション(使命)の文章のブラッシュアップと同意。
進行中のプロジェクトの報告と、これからのアイデア。資金集め (これが今の重要事項!)
について話し合いました。

1時間の予定が2時間の会議になり、午後9時過ぎに終了。
その後、チャイナタウンのマレーシアレストランに行って、美味しい食事を堪能。
理事の方々も、互いを知り、とってもいい雰囲気で終わりました。

皆さんが、真剣にシネミンガの事を考えてくれている様子を見ていて
すごく幸せな気持ちになりました。

このような顔を合わせての理事会は、最低、年に2回開催
する義務があるそうです。
おそらく次回は、秋になる予定です。
ちょっとずつ、一歩ずつ [2009年04月21日(Tue)]

4月。シネミンガはNPO設立に向けて、一歩、前進しました。
2つ大きなニュースがあります。

ニュースその@ オフィスをマンハッタンで確保!
プロジェクトの為に、私達は国外に出る事が多いため、大きな頭痛の種がオフィスでした。
物価の高いニューヨーク。自宅の家賃だけでもヒーヒー言ってる私達。
まだ産声もあげていないシネミンガにとって、月々の家賃は、大きな出費です。大げさな言い方ですが、下手に借りると自殺行為にもなりかねません。
自宅兼オフィス、知人のオフィスに居候・・・など、色々な可能性を探りつつも、良い所が見つからず、
困り果てていた時、私が2005年から働いているDCTV(Downtown Community Television Center)に相談してみる事を思いつきました。
DCTVは、1972年に設立されたアメリカで最も古い市民メディアセンターです。
スラムに住む高校生や障がい者、広く一般の人にビデオワークショップを開いてきました。
もともと、個人的にDCTVとシネミンガの活動は分けて考えていたのですが、よくよく考えたら、
「社会貢献型の映像制作」という点では、ゴールは同じ。
これを「灯台下暗し」と表現していいのかわかりませんが、DCTVは、快く私達の悩みを解決する手段を与えてくれました。
当面は、私が使っているデスクがシネミンガのオフィスという事なんですが、安定した住所が獲得出来た事は大きな進歩です。


ニュースそのA ボードメンバーが3人揃った!
1人目は、Scotti Willistonさん。CUNY Graduate School of Journalism (ニューヨーク市立大学 大学院 ジャーナリズム課)の教授であり、ジャーナリストでもある女性です。
最近は、パキスタンで、24時間の英語によるニュース番組のプロジェクト"Express News"を手がけています。

2人目は、Tiokasin Ghosthorseさん。First Voices Indigenous Radioというラジオ局を運営しています。
サウスダコタ出身のラコタ民族(ネイティブアメリカン)で、1970年代のAIM (アメリカンインディアンムーブメント)の社会運動にも参加してきた男性です。
3月末の先住民映画祭でも会いました。(写真左)


3人目は、Barry Strugatzさん。生まれ育ちもニューヨーク。本編映画の脚本家であり,ディレクターでもあります。

4月中にボードメンバーとシネミンガのスタッフで第1回のミーティングを開催する予定です。
NPO設立に向けて・・・NYへ戻る [2009年03月20日(Fri)]

17日、北海道から関西へ戻り、バタバタと準備を済ませて19日に伊丹から飛び、
ニューヨークに到着しました

先住民映画祭を見に来たかった事もありますが、ちょうどこの映画祭に、シネミンガのアマリアとカルロスが仕事で関わっており、3人揃うので、NPO法人の申請を進めたりする為に、ちょうどいいというのが大きな理由でした。

NPO法人の手続きは簡単ではなく、弁護士に手伝ってもらわないと出来ません。
弁護士=お金がかかる!というのが普通なので困ったなぁと思っていましたが、さすがニューヨーク。
ニューヨークには、アート関係の法律手続きを格安で手伝ってくれるというNPO・Volunteer Lawyers for the Art (www.vlany.org)があるのです。
ここは、$425ドルのパッケージで、メンバーシップ・ワークショップ・無料相談・ボランティアで申請手続きを手伝ってくれる弁護士を探してくれる。というサービスをしています。
去年、既にワークショップを受けていたので、私たちは次のステップに進みました。

無料相談では、法人の名前・ミッション・3年分のバジェット・3人のボードメンバー(理事)を記した書類を持参しました。
CUNY(ニューヨーク市立大学)でジャーナリズムを教えている教授が、新たにボードメンバーになってくれる事になったので、無料相談の前に、教授に会い、色々なアドバイスを受けました。

カルロスも私も、映像制作の現場派なので、様々な書類作りや事務手続きは不慣れな分野。
教授からのアドバイスは、多いに助かりました。
弁護士さんの無料相談でも、バジェットの事で詳細なアドバイスを受けました。
私たちは、機材や事務経費、旅費などの見積もりを出し、3年分だから単純に3倍にするという大雑把な計算をしていたのですが、1年目と3年目の経費が同じなのはおかしい。という指摘を受け、
確かに・・・と納得。ボードメンバーには私とカルロスも入ってるのですが、それだと給料が出ないので
これも要修正。
諸処の問題をクリアして、4月に2回目の相談に行ってきます。