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再び北海道へ [2009年08月16日(Sun)]

8月7日から9月6日までの滞在予定で、北海道に来ています。
共同代表のカルロス・ゴメスも初来日しています。殆どを平取町という所で過ごします。私は3回目の平取町訪問です。

2つのアイヌ博物館・資料館がある他、アイヌ語教室やアイヌ語のラジオ放送など、アイヌ文化や言語の保存・伝承に積極的に取り組んでいる町です。
ご存知の方も多いと思いますが、アイヌ文化の研究・伝承に多大な貢献を果たし、アイヌ民族初の国会議員でもある・萱野茂さんの故郷でもあります。
私達は約1ヶ月ここで滞在する予定をしています。前回の旅で、素晴らしい出会いに恵まれ、今回、カメラを持って来てみたいという気持ちになりました。

地元の人たちからお話を聞いたり、儀式を撮影したりしながら、旅の最後には、地元の人たちが地元の為に、使って頂けるビデオを残して、今回の旅を終えたいというのが目標です。下の写真は、ポンチセというアイヌ式の住居を建てる為の「地神祭」の様子です。
日本式では「地鎮祭」。つまり、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る(Wikiペディアより)ですが、アイヌの「地神祭」は、家を建てる場所の生き物や植物に対して、人間がお邪魔をしてすみません。と謝り、断りを入れる儀式なのだそうです。

今回の滞在では、地球の裏側で暮らすコロンビアのナサ民族の事も伝え、交流のきっかけづくりなども出来たら、もっといいなと思っています。シネミンガのゴールの1つは、コミュニティの人たちの為の映像制作と、交流のお手伝いですから。

私達は、今回の旅費だけでもなんとか捻出したかった事もあり、アメリカで、All Roadsという助成金に「アイヌ語」をテーマに応募しました。そして先日、その結果が届きました。「今回の審査には採用出来ませんが、10月の審査で再検討します」というものでした。なんとも微妙・・・ですが、採用不採用に関わらず、私達がやる仕事の目的に変わりはありません。有意義な旅にしたいです。
カッコイイ!アイヌの若者パフォーマーに会う [2009年03月17日(Tue)]


私の兄弟子にあたる映画監督が東京にいるのですが、ひょんな話で互いにアイヌ民族
の事に興味を持っている事がわかり、数年ぶりに再会しました。彼は、東京在住のア
イヌの若者パフォーマーと交流があり、彼らが札幌でライブをするので撮影を手伝わ
ないかというお誘いを受けました。

バンド名は「AINU REBELS(アイヌレブルズ) (www.ainurebels.com)」このたび、ヒップホップの新ユニット
「UNIA(ユニア)http://www.myspace.com/uniaainu」が結成され、そのお披露目ライブも兼ねてのイベントでした。
AINU REBELSが、東京で注目されている事は以前から知っていました。是非、ナマで聞
いてみたいし、メンバーとも会ってみたいという気持ちがあったので、再び北海道へ
と飛びました。

札幌ライブ前日の3月14日、白老町公民館でアイヌ文化祭が行われ、AINU REBELSも出
演しました。文化祭は火の神様にイベントの成功を祈る「カムイノミ」の儀式で始ま
りました。カムイノミを見たのは初めてだったので、すごく興味深かったです。この
半年の間に、私は3つものアイヌ文化祭を見る事ができた事になります。

さて、AINU REBELSは20代〜30代の若者で構成され、アイヌ民族の伝統的な音楽や踊りを、現代風にアレン
ジ。ビデオや照明など、工夫を凝らした演出をするパフォーマンスグループです。今
までに私が見てきた伝統的な音楽、中には「あ、この曲知ってる」というものを、彼
ら独特のアレンジで、(ベタな言い方ですが、まさに)カッコ良く魅せてくれました。

札幌では、AINU REBELS のメンバーの1人である DJ Kanto がDJでリードするという構
成で、ライブが行われました。客層は若い人が多く、会場の雰囲気も昨日とは違って
いて、たった2日で異なったアレンジのパフォーマンスを見る事ができ、得した気分に
なりました。AINU REBELSの他に、ユカラをDJにのせるという面白い試みを初披露し
たTukkantam、ソロで活動する豊川容子さん、札幌で活動するアイヌのロックバンド・
Ainu Art Projectも出演しました。

そんな顔ぶれの中で、新ユニット・UNIAが初ライブ。これにはたまげました。「アイ
ヌ民族としての葛藤を乗り越え、今、アイヌとして誇りを持って生きている」。そん
な心の叫びがラップのリズムに乗って、ストレートに伝わって来て、撮りながら、な
ぜか涙が出てしまいました。久々に心に響く音楽に出会いました。
そして、日本だけでなく、ニューヨークやコロンビアの、色んな人に紹介したくなりました。
今後も耳より情報が入ったら、ご紹介したいと思います。
旅は続く・・・北海道篇 [2009年02月25日(Wed)]

しばらくインターネット環境の無い所にいたので、久しぶりのブログになりました。

2月12日にコロンビアから無事伊丹空港へ到着。一晩空港近くのホテルで過ごし
翌日、積雪の北海道へ飛びました。

北海道の旅の目的は、日本の先住民族であるアイヌの勉強です。
日高地方の平取町という所で「第20回シシリムカアイヌ文化祭」があるので、それに合わせて旅程を組みました。

日本人でありながら、自分の国の先住民族の事は、殆ど知らず、
シネミンガの仲間であるカルロスとアマリアに「日本にはアイヌという先住民族がいるけど、どんな生活をしているの?」と聞かれ、恥ずかしながら絶句。
「ちょうど日本に帰国するから勉強してくるね」と言い残していました。

昨年秋に、初めてアイヌ文化祭を見に行きました。
むかわ町という所で行われていたので、近くの平取町で滞在し、
萱野茂二風谷アイヌ資料館にも行きました。
ここは、FMピパウシというアイヌ語のミニFMラジオ放送をやっている所でもあります。
そのご縁で、地元の方ともお知り合いになり
今回は、様々なお話を聞く事も出来ました。
昨年、日本はアイヌを正式に先住民族と認めたという事もあり
日本人として、もっと深く知る必要があると思っています。
また、コロンビアの先住民族との共通性なども見つける事も出来ました。

また、札幌在住で、FMピパウシの立ち上げから関わって活動をされている
加藤知美さんが、私を泊めて下さり、お世話になりました。
加藤さんは、市民メディアの知識やネットワークにも精通しておられ
様々なメディア関連のNPO活動に熱心に取り組まれています。
下記は、加藤さんが関わっておられた活動の1つで2007年に「市民メディフェス」が
札幌で行われた時のウェブサイトです。
http://07hokkaido.alternative-media.jp/nucleus/
こちらは、新しく活動を始められた「メディアアンビシャス」のウェブサイトです。
この設立イベントにも参加しました。
http://media-am.org/

21日に札幌から関西へ戻る予定だったのですが、大雪のために私の便が欠航。
25日には東京へ行かないといけなかったので、急遽、行き先を東京に変更しました。
その御陰で、知里真志保(http://ja.wikipedia.org/wiki/知里真志保)の生誕100周年の
シンポジウムに行ったり、加藤さんが有珠山噴火の時に災害FMをやったという事で
洞爺湖のすぐ側にある有珠山で人に会ったり、火山の勉強をしに行く事ができました。
ちょうどコロンビアの人に「日本では火山噴火の前後、どのような対応をしているのか?」と
聞かれ、適切に答えられなかったので、いい機会になりました。


個人的な事ですが、来週アメリカビザの面接があり、ビザが通ったら
3月中にニューヨークへ戻る事になりそうです。
先住民族映画祭があってシネミンガ・スタッフのカルロスとアマリアも
その仕事で関わる事になっているので、みんなで集まり、
NPO法人の申請手続きを進める事が大きな目的です。
資金の調達が当面の大きな課題ですから、一刻も早く法人格を取る事は
企画を進める上で、大きなステップになるのです。