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アワ民族の人を日本に呼んで講演してもらうプロジェクト! [2015年03月26日(Thu)]

2014年2月に、コロンビアのアワ民族から発信されるブログ「マグイの物語」を始めました。
マグイには、写真家の柴田大輔さんを通じて、シネミンガは、日本の方が寄付してくださったスチルカメラを届けました。
そのカメラは、現地で今も活躍中です。

これまで、このブログにもいきさつを書いてきました。
(リンクが、マグイに関するカテゴリー記事です)


今、そのアワ民族のリーダーを日本に招いて講演会を開き、紛争からの故郷再生に協力する!という企画が進行中です。資金調達は、クラウドファンディングという少額を多くの人から集めるという方法で行われています。
あと20日で7万5千円が必要です。興味がある方は、ご協力をお願いします。

ここで、私からの報告があります。
私の辞職に伴い、日本で開設していたシネミンガのゆうちょ銀行も閉める事にしたので、
残っていた22,247円に、私が端数を足し、30,000円をこのクラウドファンディングに寄付いたしました。これをもって、これまでの寄付金は全額、コロンビア・エクアドル・ネパールの先住民の人たちのプロジェクトに有効利用し、完結した事をご報告致したいと思います。
マグイからの便り、発信中 [2014年03月18日(Tue)]

コロンビアのマグイでは、しばらく落雷による停電があったり、電圧が下がったりして
しばらく便りが届かなかったのですが、久しぶりに届きました。

下記のページにアップしています。

http://cinemagui-jp.blogspot.com/

9.jpg
ロベルティーナさんの話 [2014年02月14日(Fri)]

マグイのブログページを日本語・英語・スペイン語で読めるようにしました。

今日はロベルティーナさんの話です。
リンクは、こちら

1.jpg
ホセさんの声 [2014年02月09日(Sun)]

柴田大輔さんが、聞き取りしたホセ・チンガルさんからのメッセージです。
ホセさんは、Resguardo Magui という地域グループのリーダーであり、
カビルド(地域議会のような物)の相談役も担っているそうです。

***以下、Maguiのブログより(翻訳・柴田大輔)***

戦闘が始まったのは昼の12時前でした。
その時私は妻と自宅の敷地にある魚を養殖している池を見に行っていました。
谷を挟んだ向かいの山からゲリラがこちら側に向かって4発爆弾を打ち込んできました。
こちら側には、山の上に軍がいて、そこへ向けてのものです。
戦闘の後、人権団体へ報告するホセさん(2月5日撮影 柴田大輔).jpg
コピーライトマーク柴田大輔 2/5/2014: 戦闘の後、人権団体へ報告するホセさん)

一つが私の家から100mくらいのところに落ちました。
家が大きく揺れました。
その後、銃を発砲してきた。これが長かった。2時間半続いた。
それから銃声が単発になって、完全に収まったのは3時間後だったでしょうか。
家に孫娘がいてお絵かきをしていたんだけど、びっくりしていました。

ここは危ないからと10人でこの場を離れました。私の家族は5人。
もう5人は朝からこの先の畑にチロ(この地域の主食の小ぶりのバナナ)を採りに行っていた家族で、お母さんと4人の小さな子どもたち。
銃弾が上空を行き交っていた。状況が落ち着くのを待って、(避難所である)学校に向かった。
この家族は、逃げるのに邪魔になるからと、うちに折角採ってきた沢山のチロをおいていきました。
(訳者注:ホセさんの家族は学校に向かい、チロを採ってきた家族は自宅へ帰った。)
banana.jpg
(CHIRO・地元のミニバナナ)

いつまで学校にいるかはわからない。
もうこの状況が始まって20日が経ちます。
(訳者注:地域に軍が入りゲリラとの間に緊張が高まってから)

昨日(2月4日)も、自宅近くで5回の爆発があった。
これまでに死傷者が出ているのかはわからない。もし軍に死傷者が出ていたらヘリコプターが来るだろう。でもそれはまだ来ていない。
(訳者注:住民に死傷者は出ていない。)
これからどうなるかわからない。

2014年2月5日
紛争に翻弄されているマグイ民族からの便り [2014年02月09日(Sun)]

日本で寄付を受けたデジタルカメラの1つをコロンビアのアワ民族が暮らす
マグイというコミュニティに届けました。
カメラを届けてくださったのは、写真家の柴田大輔さん。(彼のブログはこちら
柴田さんはコロンビア・エクアドル・メキシコなどを単身で訪れ、
写真を撮り続けておられます。
私たちが活動していたカウカ県で2010年に初めて会いました。

magui map.jpg

柴田さんは、エクアドルで難民として暮らすアワ民族と出会ったのがきっかけで
交流を重ね、アワ民族の故郷であるマグイを訪れるようになったそうです。
アワ民族は、ゲリラと軍の紛争に巻き込まれ、危険な生活を続けています。
現地の人たちから、「自分たちの暮らしと状況を発信したい」という気持ちを
聞き、シネミンガとコラボレーションしてはどうか?と思いついたそうです。
もちろん、私たちの答えはイエス!
magui blog page.png

そこで、私たちは写真家でもある柴田さんに、現地で写真撮影&ブログを発信する
ワークショップ(講習)をしてもらう事にしたのです。
マグイのブログページ「も立ち上げました(スペイン語)
ところが柴田さんが到着した早々、ゲリラによる「爆撃」が起こりました。
ワークショップは延期となりましたが、私たちは急遽、情報発信を始めるにしました。
まずは、柴田さんからの報告をアップします。

***(以下、柴田さんからの報告・ブログの翻訳です)***

コロンビア南部ナリーニョ県のエクアドルと国境を接するリカウルテ市に
アワ民族コミュニティーの1つマグイがあります。
白旗を掲げる人々(2月5日撮影 柴田大輔).jpg
コピーライトマーク柴田大輔 2/5/2014:白旗を揚げる人々)


この地域は1990年代後半から次第に激化する紛争に巻き込まれていきました。
私は、エクアドルで紛争避難民として暮らすマグイの人たちに出会い、その縁がきっかけに、
昨年よりこ の地域に出入りすることになりました。
マグイの学校(撮影日不明 ホセ・チンガル).jpg
コピーライトマークホセ・チンガル:マグイコミュニティの山々)

紛争の中で沢山の人が傷つき、亡くなったと聞いています。
実際にこの地に立ち、その豊かな緑と水に心を奪われまし た。
朝日に照らされた山々が美しく輝いていました。
ある避難民の老人が、もう戻れないかもしれない故郷マグイを思い出しながら
「あんなに豊かな土地はな い。なんでも(作物が)育ったんだ。」と話したのを思い出しました。
マグイの上空を旋回する軍のヘリコプター(2月4日撮影 ホセ・チンガル).jpg
コピーライトマークホセ・チンガル 2/4/2014:マグイの上空を旋回する軍のヘリ)

紛争は、静けさと激しさを繰り返しながら終わることなく続いています。
今年に入り、ゲリラと軍による衝突がマグイとその周辺で激しくなっています。
人々 は今、何を思いどう生きているのか。
マグイの学校institucion educativa INKAL AWAを拠点に、
この地に生きる人々の声をシネミンガがアワ民族コミュニティー・マグイと
協働作業(ミンガ)で発信していきます。その第一歩としてこのブログを始めます。
Magui logo.jpg