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コロンビア便り ( ンバウが成長中!) [2010年12月15日(Wed)]

夏に挿し木した、地下水をくみ上げて水を供給する植物「ンバウ」の最近の写真が届きました。
メディアセンターをいつか作りたいと思っている山岳地帯のティエラデントロは、
水不足で、水をどうやって供給するかが課題となっています。

↓これが、挿し木した直後。


↓3ヶ月後・・・右側のは小さいので、新しい種から育ったような・・・


↓これが母株。いつかこうなったらいいなと思います。
真ん中の下の方に、少し光って写っているのが、地下から湧き出た水です。
水を供給する植物「ンバウ」を植えました [2010年08月09日(Mon)]

イノセンシオの実家にあった、mbau (ンバウ・ナサ語)は、「となりのトトロ」に出てくるような大きな葉っぱのある植物です。
ンバウには地面から水を吸い上げる力があります。

今、居留区では、山から引いている共同水道のようなものに、住民がお金を払っているそうです。
企業が紙を作る為の松を植えるのが原因で、水が涸れがちになっているとの事。
松の植林は、コロンビアのあちこちで問題になっています。

(↑これは、ンバウの茎の断面です)

私達は、天然の水を増やすために、ンバウの母株から茎を切って、挿し木してきました。
メディアセンターをどこに建てるかは決まっていませんが、候補地の1つは、このンバウの場所の先で、水を確保するのが1つの課題でした。

(↑これは、葉っぱの部分を切りとった茎。これを植えました。次に行ったときはトトロの葉っぱが成長していると思います)

茎を切って、別の場所に植えている様子をビデオに撮りました。
「糸作り」と同じように、9番目のサポーターさんから頂いたデジカメのビデオ機能を使って撮りました。
ンバウのある地面から、水が湧き出ている様子も映っています。
お姉さんが、ンバウがいかにして「水」を供給するか、という事と、植えた先で「影」との関係をしゃべっている(と思う)んですが、スペイン語の翻訳が出来てないので、サブタイトルがありません。どうか、ご了承下さい。
ナサ民族の糸づくり [2010年07月25日(Sun)]

イノセンシオの実家での滞在中、お母さんが 「カブジャ (Cabuya)」という植物から、糸を作っている作業を見る機会がありました。
↓この植物が「カブジャ」

↓これを、木の棒でたたき・・・(「手伝いましょうか?」と言ったら、汁が付くと、めちゃめちゃかゆいのでやめておけと止められました。プロの仕事ですね。)

↓木や櫛を使って、丁寧に繊維を割いていきます。

↓こんなに細い繊維、でも強いです。これで糸をつむぎ、鞄などを編むんですよ。

糸をつむぐ手作業は、ビデオを撮りました。(9番目のサポーターさんから頂いたデジカメのビデオ機能を使っています。)
私達がずっと写真を撮ってるので、お母さんはこの日、イヤリングやネックレスをつけて、おしゃれをしていました。
途中、私がなんていう名前ですか?という質問に、お母さんが「カブジャだよ」と答えてくれています。そして、「これがインディオの仕事なんだよ・・・xxxとか、xxxとか・・・」とも。(恥ずかしながら、これ以上は、私、スペイン語がわかりません。通訳出来る方、ご連絡いただけたら幸甚です)
途中、横で作業を見ていた子どもがサプライズ出演します。かわいいので、思わず入れてしまいました!
アンデスの山で、メディアセンター設立計画! [2010年07月24日(Sat)]

アンデス山脈の「ティエラデントロ (Tierradentro )」は、シネミンガの原点です。
ウイラ山が火山活動を始めたと聞き、カルロスが2007年に初めて訪れました。その後、私が加わり、2008年には日本から寄附を受けたビデオカメラと三脚、パソコンを持って、ワークショップを行いました。 (詳しくは「第1回ビデオワークショップ in Colombia」のカテゴリーに書いています)

今回、私達シネミンガは大きな計画を立てました。ティエラデントロに本格的なコミュニティメディアセンターを作る!という事です。インターネットを整備し、ビデオ制作機材だけでなく、リサーチや言語教育(特にナサ語)、映画鑑賞、様々なミーティング、先住民族の文化教育など、コミュニティの必要性に応じた利用をしてもらいたいと考えています。また、インターネットを通じたコミュニティ放送などもしたいと思っています。
ポパヤンやボゴタで暮らしているシネミンガのメンバーも、ゆくゆくは、こちらに引っ越す予定です。

場所は、シネミンガのメンバーでもあるイノセンシオの実家。お母さん、メディスンマンでもあるお姉さんとパートナーが暮らしています。イノセンシオの家族が現金を得る為に土地を売りたいと言う事を聞き、ならば、シネミンガが購入してはどうか?というので、まずは、場所をちゃん見て、家族の人とも話しをするために、行ってきました。
どの土地にどんな大きさのどんな建物を造るのか?水や電気の問題、ネックとなる建設費や設備の購入費、コミュニティとの折衝など、完成させる為には、山ほど課題がありますし、数年がかりです。
それでも、私達の原点でもあり、メディアに接する機会が殆どない山岳地帯にこそ、メディアセンターを作る意義があると私達は考えました。

ということで・・・まずは、壊れかけているというイノセンシオの実家の一部を建て替え、スタッフや家族が暮らせる2階建ての家を作る(竹や木と土で、手作りします)という事から始める事になり、今回は、竹や木を集める為のお金を、少しだけ置いてきました。
資金不足の私達にとっては、小さな小さなスタートですが、これから少しずつ、助成金などの可能性もさぐりながら、進めて行きたいと思います。まずは、「めざせ2年後!」という感じでしょうか・・・。