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いざバメノへ!ビデオ [2013年05月31日(Fri)]

時間が空いちゃいましたが、バメノへの旅の様子のビデオの日本語版を作りました。
この旅報告ビデオの最後は、肝心の現地でのワークショップの様子です。
もう少しで出来そうなんですが、
ワオラニ語→スペイン語→英語→日本語の翻訳作業に手間取っています・・・。



地図のリンクはこちら

いざバメノへ。関連記事はこちら
ミーティング時の写真いろいろ [2013年03月25日(Mon)]


このミーティングでは、領土権を獲得する為のステップとして、コミュニティとしての正式団体「オメ(ワオラニ語で家または領土を意味する)」を設立する事になり、理事が選出されました。
写真は、理事選出の瞬間をオメワイ君が撮影している様子です。

6. omehuay-boardOME.jpg

ミーティングの最後の日には、カルロスがコミュニティの人々の前で、シネミンガが
来た目的、ペンティと出会ったいきさつ、活動内容について説明する機会がありました。

carlos_explain.jpg

ミーティングが終わり、日が暮れると、人々はペンティの家に集まってフィエスタを楽しみました。狩りの練習でもあるという踊りと歌、また結婚式に立ち会う事もできました。
写真は、フィエスタを撮影しているペンティです。

9. penti camera dance.jpeg

ミーティングの合間のスナップ。ワオラニ民族の女性たちは、私が提げていたバッグに興味津々。
編み方の違いなどを熱心に見ては、感心していました。(ワオラニ語で理解できないので、これは私の想像ですが・・・)
「コロンビアのナサ民族がカブジャ(カブジャから糸を作る様子が、こちらのリンクにあります。ビデオも見れますよ)という植物で作ったバッグです」と片言のスペイン語で伝えました。一応、「コロンビア」と「インディヒナ(先住民族)」は通じたみたいでした。

5. bag wide.jpg
バメノで早速、撮影開始 [2013年03月24日(Sun)]

バメノに滞在したのは、15日間。
最初の3日間は、5つのコミュニティの代表が集合し、それぞれの場所で起こっている事を発表するミーティングが行われる事になっていました。

meetingwide.jpg

石油開発に伴い、領土が奪われるのではないかという常に付きまとう不安。森林が破壊されると、動植物の生態系も変わり、それらを狩猟採取して生活するワオラニ民族にも当然影響が出ます。
バメノコミュニティが外部の人とコンタクト(接触)したのは、1970年代。まだ40数年しか経っていません。自分たちの領土を守る為に、官庁に訴えに行ったり、書面を作ったり、果ては裁判の事まで考えたり・・・それは、生まれた時から文明の恩恵を受けている私たちには想像できないストレスだと思います。ペンティの人生は、開発との闘いの歴史でもあるのです。

写真5.jpeg

ペンティがミーティングの全てを記録したいというので、若者にカメラや録音機器の使い方を教えながら、撮影しました。到着直後で、ワークショップをする時間がなかったので、まずはカルロスが撮影をし、途中で、ペンティの息子でもあるテペーニャに撮り方を指導しました。
また、1人だけというのもどうか思い、持参したサウンドレコーダー(これは寄付しなかった機材です)を出して誰かに音声を撮ってもらう事にしました。これに、オメワイ君という18才の少年が興味を示し、彼が録音を担当する事になりました。
オメワイ君は、おとなしい性格で、カメラがやりたいとは言わなかったのですが、3日目に撮ってみる?というと、すごく嬉しそうな顔をして、「撮りたい」と顔に書いてあるなと思ったぐらいでした。
彼は忍耐強く、私たちが休んでもいいよというまで、ずっとカメラを持ち続けていました。

4. tepena-zoom-martin.jpg

このミーティング会場(実はペンティの家)には、電気がなかったので、ソーラーパネルが役に立ちました。ヤシの葉で作られた屋根にパネルを紐でくくりつけ、日当りに合わせて場所を移動。おかげで議事録を取ったり、地図を見せる為のコンピュータ(持参したマックが早速活躍しました)を1日中使う事ができました。

7. takiing minutes.jpg

ここで少し、電気の事について触れます。
実は、バメノに来て驚いたのは、電気があった事でした。石油会社が開発の代わりに、エクアドル政府に利益の10数パーセントを支払い、政府がインフラ設備や病人などが出た時のセスナ代などをコミュニティに提供するしくみが出来たのだそうです。
ただ、電気をおこすジェネレーターは、決して安定した物ではなく、旅の最後には壊れてしまいました。修理をする人は、遠くに住んでいるので、いつ復旧するかは誰にもわかりません。日常生活は、なんとかなっても、ビデオ制作には電気が不可欠です。環境にも良いソーラーパネルは、今後、もっと持っていきたいと思っています。

2. panel day1.jpeg

閑話休題。撮影素材は、滞在中にペンティと一緒に編集しました。1日目の素材だけでも約8時間。これを、約3時間にカットしました。
本当は、3日間全てを編集したかったのですが、ペンティも忙しく、時々停電したり、雨が降ってソーラーパネルの充電が出来なかったりして時間が取れず、1日目しか完成できませんでした。
編集した映像は、DVDを作って数枚プレゼントしました。広大なアマゾンで、人を集めてミーティングを行うのは、そう簡単ではありません。ペンティは、このDVDを参加できなかった沢山の人たちに見せたかったのだそうです。
編集作業中に何度か、「こうやってビデオを活用するのが、僕の夢だった」と言われ、「ああ、来てよかったな」と実感できました。
カヌーで、いざバメノへ! [2013年03月05日(Tue)]

アマゾンから、戻ってきましたが、タイムスリップして、滞在中に書いた
日記を、少しずつアップしていこうと思います。

1月13日午前8時30分、コカのホテルを出発、いよいよアマゾンへ向かいます。

ペンティは、ピックアップトラック式のタクシーを調達。
一緒に向かうのは、ペンティの息子たちと娘さん、親類の青年2人と女性1人、ニューヨークに住む弁護士のジュディス、それにカルロスと私、というメンツ。
バメノでは、5つのコミュニティが集まる大きなミーティングがあるので、ペンティたちは、たくさんの食材などを調達していました。

tankpipe.png

10時にピックアップトラック型のタクシーがコカを出発しました。
私はコカ市内のナポ川から出発するものと思っていたのですが、そうではありませんでした。
道中、石油パイプが蛇のように道沿いを通り、柵で頑丈に囲まれた大きな石油タンクのある工場を見ました。
道はアスファルトでした。石油会社が土の道をアスファルトにしたのだそうです。
ほんの10数年前までは、道など無く、森林地帯だったといいます。
外部の人間が、ここに住んでいた様々な生き物や自然環境を瞬く間に作り変えてしまいました。

fire.png

タクシーに乗って3時間、ようやく乗船場に着きました。
ここにには、軍と法務省が管轄するチェックポイントがあり、アマゾンへ入ってくる人たち(ツーリストを含む)を入国管理局のようにチェックしていました。国立ヤスニ自然公園だからです

piperiver.png

午後3時、荷物をボートに積み込み、私たちはシリプノ川 (Rio Shiripuno) を西へ、
13人で、バメノコミュニティへとカヌーで向かいました。
早速、私たちはコミュニティの為に持ってきたビデオカメラで撮影を始めました。
(写真は、ペンティの兄弟・マルティンです)
canoetrip.jpeg

ペンティは船旅の道中、アマゾン開発がどう起こったのか、彼の経験を話してくれました。
石油の調査が始まったのは、息子のテペーニャが生まれた1988年だと、ペンティははっきり覚えています。
同時期に、森林伐採も始まり、それは今も続いています。

canoetrip.jpg

そして翌年の89年、ヤスニ自然公園が作られました。
しかし、住人であるワオラニ民族に何がおこっているかは説明されませんでした。
その後も土地調査は続きますが、99年、石油掘削や森林伐採を禁止するインタンジャブルゾーン(不可侵領域)が、エクアドル政府によって設定されました。
ここには、タゲリとタロメナネという、UNCONTACT(アンコンタクト=外部と触れた事のない人たち)のワオラニ民族が暮らしています。
タゲリは、ウォリアー(戦士)で、ペンティたちCONTACT(コンタクト=外部と触れている人たち)とは全く違う生活をしています。
森のあちこちを動き周っているという話を聞いて、森の守衛みたいだなと感じました。

house.jpg

ペンティは話の最中に、「あそこに亀が居る!こんな鳥が居る」と、生き物を見つけるたびに、教えてくれました。
亀・鳥・きれいなエメラルドブルーの蝶蝶など、様々な生き物をみました。
そして!ワニも!!
(写真は鶴です)
crane.jpg

夜7時半、ペンティはカヌーを止めました。
そこは、観光客用のロッジでした。私たちの為に、シャワーもベッドも整っている心地よい場所を提供してくれたのです。
普段、ペンティたちはカヌーで寝るか、どこかの浜でテントを張って寝るという事でした。
ベッドで寝られるとは思ってもみませんでしたが、おかげでぐっすり眠ることができました。

smiles.jpg
地図です [2013年03月04日(Mon)]

エクアドルは地球の裏側の遠い国。
「コカ」っていったいどこ?
ペンティが暮らす「バメノコミュニティ」までどのくらいかかるの?
わからない人も多いはず。(そういう私が、去年までは、そうでした・・)
ということで、地図を作ってみました。
*地図はダブルクリックすると大きな画面で見れますよ!

エクアドルの首都キト→コカ(飛行機で30分、車なら6時間程度)
コカは、アマゾンに一番近い人口5万ほどの都市で、アマゾンへの観光客と石油開発に関連する
人たちが沢山訪れるところです。
いづれのビジネスも先住民族と関連しています。
MAP_ECUADOR.png


コカ→チェックポイント(車で30分)
チェックポイント→シリプノ川&コノナコ川→バメノコミュニティ
(カヌーで1日〜2日*川の水量次第でそれ以上かかることもある)
(セスナをチャーターして、コカからバメノコミュニティへ行く事も出来ます)
MAP_BAMENO.png
到着からソーラー発電テストまでのビデオ [2013年01月13日(Sun)]

キト到着からソーラー発電テストまで。
ビデオの日本語版を作りました。
うれしいサプライズ!ペンティとの再会シーンもありますよ。


エクアドルへ到着! [2013年01月12日(Sat)]

2013年1月9日午前11時。エクアドルに無事到着しました。
現地でワークショップをし、預ける機材は、ビデオカメラ・編集用コンピュータ・ハードドライブ、モニター、スピーカー、それにソーラーパネルです。
これらは、取り急ぎ、私たちが個人的に立て替えて購入しました。

flyingQuito.jpeg

首都キトで、最初にしないと行けなかった事は、
ソーラーパネル用のバッテリーを買いに行く事でした。
ソーラーパネルは、アメリカで既に船舶やアウトドア用に
作られたものを購入していました。(494.97ドル=約4万4千円)
軽くてクルクルと巻く事ができるので、アマゾンではぴったりだと考えました。
でも、バッテリーは飛行機で運ぶ事ができなかったので
エクアドルで買う事にしていました。

solarpanelsystem.jpeg

既にリサーチしていたソーラーパネルを専門に扱う会社で
鉛蓄電池式のバッテリーを購入。(139.72ドル=約1万2千円)
宅急便でペンティのコミュニティに一番近い町・コカのバスターミナルに発送。
私たちは、すぐに空港に戻り、16時45分の飛行機で、コカへと飛びました。


batterycompany.jpeg

コカのホテルのテラスで、シネミンガ初挑戦のソーラーシステムのテストをしました。
28ワットのソーラーパネル。充電コントラー、40アンペアのバッテリー、1000ワットのインバーター。
使用量が1000ワットを超えると、バッテリーが長持ちしないだけでなく
壊れてしまうかもしれないと会社から言われたので、
気をつけなければなりません。
高校時代以来の物理の再勉強です(忘れていた・・・)。
VxA=Wとかオームの法則とかの世界・・。人生、勉強の連続ですね〜。

solar system test2.jpeg

テスト中に、私たちを呼ぶ声が・・・。なんと!ペンティでした!!
ペンティは12日から5つのコミュニティの代表を招いた大きなミーティングを
するので、買い出しなどの準備にやってきていました。

PentiComing.jpg

平均的な太陽光の環境の元、このソーラーシステムでは、カメラ充電が週に3回、
コンピュータを使った編集が毎日6時間できるという計算。さてさて、現地ではどう出るか・・・。
それは行ってからのお楽しみ。
明日、いよいよアマゾンへ出発します。
1月末まではインターネットや電話とは無縁の世界です。
戻ってきたら、少しずつ活動の報告をしますね。

solar system test3.jpeg
エクアドルのアマゾンで企画始動! [2012年12月17日(Mon)]

2008年にコロンビアの企画を始め、これまでに3本の映画が完成し、
現地のスタッフは今、自由に自分たちでビデオとコンピュータを使いこなして
活動をしています。
過去の活動を知りたい方は、こちらのコロンビアでのブログ記事を、(写真だけでも是非!)ご覧ください
また今年、コロンビアのメンバーはアンデス山脈に点在するコミュニティを訪れ、
上映会を行いました。
春と秋、それぞれ約2週間かけました。こちらのブログに学校やコミュニティでの
上映会の様子の写真がいっぱいあるので良かったら見てください。

アンデス山脈の次は熱帯雨林のアマゾンです!

2009年にニューヨークの国連の先住民族フォーラムで、初めてワオラニ民族のペンティに会いました。
ワオラニ民族の土地に1970年代から石油会社が断りもなく侵入し、
以来、今でも環境破壊だけでなく文化消滅の危機に直面しています。
ペンティたちはビデオを、証拠品に使ったり、様々な場所でのアピールなどに
有効利用したいという希望を持っていました。

これまでニュースやドキュメンタリーなど、様々な人たちが現地を訪れ
撮影し、去っていきましたが、ペンティたちは、どのように伝えられたのか
知る由もありません。
「自分たちが伝えたいことを、自分たち、あるいは私たちと一緒に作るんです。
シネミンガが、機材を持ってきて、使い方を教えます」という私たちの活動は
ペンティがまさに願っていたことだったそうです。

現地へ行くのは、舟を使ったり、ガソリンや食料を持っていかなければならなかったりで、
結構、お金がかかります。
またインターネット・電話・電気もないところなので
何かと手間や時間もかかります。
そんな理由で、思いはあっても、なかなか現実には踏み切れませんでした。

今年5月、ペンティが再び国連にやってきました。
もう待たせてられない。再会した時に、秋か冬に企画を実現する努力をする!
と約束しました。

この数年、私たちは少しずつですが、アマゾンに持っていく機材を保管していました。
ところが!!!大変なことが起こってしまったのです。

10月29日、ニューヨークをハリケーンが襲いました。
そして、1階だった私たちの自宅兼オフィスが胸の高さまで浸水。
殆どの物が生活排水・海水・工場排水が混じった水に浸かってしまいました。
私たちは今も、知人の家などを転々としながら避難生活をしています。
それでも私たちはアマゾンに行くことにしました。

しかし、多くの機材を失った負担は大きく、ネパールの時のように
クラウドファンディングをすることにしました。
下記がそのリンクです。
http://www.indiegogo.com/waoranidimacenter

少額を、たくさんの人から一定期間に集めるというものです。
今回は、私がカメラに向かい、キャンペーンビデオを担当しました。
シネミンガのベースであるアメリカでもキャンペーンをやっている
関係で英語でしゃべっていますが、
日本語訳をつけましたので、企画の概要を知るために参考にしていただけたらと思います。

自分の顔と英語をみるのは顔から火が出るほど恥ずかしいですが、
そんなことは言ってられない状況なんです・・・
4分半ほどのビデオです。


寄付してくださった方には、エクアドルからのおみやげを渡したり、
シネミンガの公式ウェブサイトに名前を入れるという形で
すべての人がミンガ(恊働)している事を示したいと思っています。

上記のページは英語でクレジットカードを使うのですが、
抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。
日本には、シネミンガの口座がゆうちょ銀行にあります。
ゆうちょ銀行
口座番号:00980-4-226167
加入者名:Cineminga


少額で構いません。または、この情報を、企画に興味がありそうなお友達や知人に転送していただくという形でも構いません。
多くの皆さんの支援をお待ちしています。
アマゾンのワオラニ民族がメンバーに(その3) [2010年01月16日(Sat)]

「ペンティ達は、いつでもビデオ制作を始められる状態。でも機材がない・・・。私達が、今度来るのはいつになるかわからない・・・」どうしようかと考えた結果・・・

1. 簡単なストーリーボード(構成)を、今回、会ってる間に作る。
2. ストーリーボードに従って、写真をできるだけ撮ってもらい、音声は、ミニビデオカメラで撮るか、今度、私達が行った時に撮る。
3.次回、私達が行った時に、写真を素材にビデオ編集をして、とにかく何らかの形にする。
4. 様々な機会で、作ったビデオを使い始める。
5. ちゃんとしたビデオ機材は、その間に手に入れるよう、シネミンガが努力する。
という事になりました。

そして今回、ペンティ(Penti)と息子のガウエ(Gawe)は、正式にシネミンガの一員として加わる事になり、
今後、力を合わせて、ビデオ制作を始めとする様々な活動をしていくことになりました。


写真用カメラのメニューは、英語・フランス語・日本語しかなかったので、カルロスがスペイン語でわかるように手作りマニュアルを作りました。ミニビデオカメラは、日本語メニューのみで、これも日本語→英語→スペイン語と通訳し、機能を1つ1つ確認しながら、使い方を覚えてもらいました。
1時間後、基本的な機能は使えるようになりました。

ペンティのコミュニティに行くためには、コカからいくつかの川を亘り、舟で1日、水が少ないときには1日半かかるそうです。
コミュニティには、ビデオカメラも写真用カメラも、パソコンもありません。インターネットや携帯電話の
使えるインフラは整っていないため、ペンティは、1ヶ月に1回ぐらいの割合で、はるばるコカまでやってきて、電話やインターネットを使っているそうです。
今回、寄附した写真用カメラとミニビデオカメラは、それぞれ、スマートメディア(128MB)とSDカード(64MB)しかなく、ダウンロードしてCDに焼く作業は、コカまで来ないと出来ない状態です。

というわけで・・・いつものお願いなんですが・・・。
もしも、ご家庭やオフィスで眠っているビデオカメラや周辺機材がありましたら、是非、ご一報をお願いします。 (naomi@cineminga.org)

また、ペンティたちのコミュニティは、アマゾンの奥地で、かなり湿気が高いそうなので、私達はカセット式のビデオカメラよりもメモリーカード式のビデオカメラの方が適切かもしれないと考えており、以前にもご紹介した「Flipビデオ」が良いのではないか、と思案中です。
1. FlipVideo 約20000円
2. ウォータープルーフのケース 約5000円
3. パワーアダプター 約2500円
4. キャリーバッグ 約2500円

そんなわけで・・・300ドル(約30,000円)を捻出する事も考慮しています。少額で構いません。現金寄附も大歓迎!ですので、企画に賛同して頂ける方、どうか宜しくお願いします。

*振込先は左上のPayPalを使ったクレジットカードか、郵便局の振込でお願い致します。
不明点・ご不便・ご不満がありましたら、私にご連絡下さい。 (naomi@cineminga.org)

おまけ写真
1. ペンティ達が、キトで、インディペンデントラジオ局から取材を受けている様子
この様子は、ビデオ記録しています。ペンティ達の強いメッセージです。今、編集中なので、日本語版が出来たら、このブログでお知らせします。


2. ペンティがミニビデオカメラを早速使っている様子。(左から、ペンティの妻・ペンティ・従姉妹)
アマゾンのワオラニ民族がメンバーに(その2) [2010年01月15日(Fri)]

カルロスと私は、1月14日の深夜、ポパヤンからバスで国境を越え、翌日の午後3時にペンティ達が政府や国連とのミーティング(折衝)の為に訪れているキトに到着しました。
(*地図中の「バメオコミュニティ」がペンティが暮らしている所です)

キトには、ニューヨーク在住で、CUNY大学の教授であり、弁護士でもあるジュディスも来ていました。ジュディスは、10年以上、ペンティ達のコミュニティを弁護士として支援している女性です。
ペンティは、メディスンマンでもある父親を含む10人程度の仲間と共に来ていました。
4日間の予定でミーティングがあり、私達は3日目に到着しました。
当日は公式な記者発表がある予定で、それをビデオに収めようと私達は計画していたのですが、キャンセルとの知らせ。更に、国連もミーティングをキャンセルしたのだそうです。

(写真:左から、ペンティのお父さん・ジュディス・ペンティのおじさん)

もうキトにいてもしょうがないというので、ペンティ達は翌朝、コカ(COCA)という、アマゾンからの寄港地のある街へ戻るといいます。私達は、ペンティ達と共に、再び長距離バスに乗り、約9時間かけてコカへ移動しました。
コカは、東南アジアの郊外に居るような気分にさせてくれる街で、程よい蒸し暑さ・夜の露店・こじんまりした下町の雰囲気は、キトよりもずっと心地よく、気に入りました。

今回、シネミンガからビデオカメラを寄附しょうか、みんなで色々と考えたんですが、コロンビアで今年、様々な企画があるかもしれず、更に故障のリスクもあるので、今回、寄附用に持って行くのは断念しました。代わりに、一昨年、5番目のサポーターさんから頂いた写真用カメラと、4番目のサポーターさんから頂いた乾電池でも動く、ミニビデオカメラを寄附しました。

ペンティ達は、開発・環境問題、文化の消滅に関して、すぐにでもビデオを通して記録したい事があり、2週間も集中すれば、形になるものが出来る状態でした。
カルロスは、普通のビデオカメラを持ってこなかった事を、かなり後悔していて、何度も何度も、「やっぱり持ってくるべきだった」とボヤいていました。(「今回はやめて、今度にしよう」という提案をしたのは私なんですね・・・)

(写真:ペンティの息子のガウエが、寄附の写真用カメラを持っている所)
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