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コミュニティ上映会(コロンビア便り) [2010年03月08日(Mon)]

マニュエル・キンティン・ラメのビデオが完成し、先住民族のコミュニティで上映会をしたと、コロンビアから便りがありました。

場所は2ヶ所。先住民族団体のオフィスもあるポパヤンと、インタビュー撮影もした、
キンティンの孫が暮らしているDelicias(デリシアス)コミュニティです。

上映会のチラシも作りました。ポパヤンでは、30人ぐらいの人が集まりました。
下の写真は、イノセンシオがプレゼンテーションしている様子です。

デリシアスでは80人ぐらい集まったそうです。下の写真でもわかりますが、子どもたちもいっぱい来てくれました。(犬も)

デリシアスは、黒人も暮らしている珍しいナサ民族コミュニティで、ナサ語の他に、黒人の人たち独自の言葉もあるのだそうです。
先住民族のコミュニティには「Cabildo (カビルド)」と呼ばれる独自の町議会のようなものがあり、デリシアスのカビルドには、黒人も加わっているそうです。ちなみに、キンティンのお孫さんは前の会長も務めていたそうです。

シネミンガからは、イノセンシオ・ヘオディエル・カルロスの3人が行き、ビデオを上映して意見交換会をしました。
地元の人から、3時間ぐらいの長編が見たい!との意見も出たらしく、「やっぱり、キンティンは先住民族界の坂本龍馬なんだなぁ(私的解釈)」と思いました。
また学校で、子ども達への教育用に使いたいので300枚ぐらいDVDが欲しい!という声も出たそうです。どうなるかまだわかりませんが・・・。

また今回、やっぱり「映像」の意味があるなぁ、と再認識しました。
市街の人もそうですが、特に山岳地帯で暮らす先住民族のコミュニティには、各家庭にテレビもインターネットもないし、映画館も無いので、映像というメディアが果たす役割は大きいのです。
そして今更ながら、映像の良さは、インパクトの強さは然ることながら、読み書きが出来ない人にも伝えられるという事です。
事実、「毎月ビデオを持って来て、上映会をして欲しい」と、今回、デリシアスの人々から言われたようです。

私達は今後、このようなコミュニティ上映会を様々な地域でやりたいと思っており、映像を見るだけでなく、伝える手段として、先住民族の人たちが使いこなせるようにサポートして行きます。
ただし、今の課題は「移動手段(=車)とプロジェクター」で・・・両方持っていないので、現実は厳しいですが・・・ちょっとづつ頑張ります。

最後に。
キンティン・ラメのビデオは、今後、英語版と日本語版を作り、長編制作に向けた資金集めをしていく予定です。準備が出来次第、ウェブでもビデオを公開します!
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