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フレンドリーなナサ民族の人々 [2009年01月26日(Mon)]

ナサ(NASA)は、ナサ語で「人」を意味します。ちなみに日本の先住民族・アイヌ(AINU)もアイヌ語で「人」ですね。
人々は普段、ナサ語とスペイン語を使い分けて話しています。家族や友達と話すときはナサ語、他地域の人とはスペイン語という具合です。
私はスペイン語もナサ語も、挨拶程度しか理解出来ないので、ひたすら身振り手振りと表情で伝えたい事を表現しています。カルロスもナサ語は挨拶程度しかわからないので、会話は、ナサ語→スペイン語→英語という3段階の通訳が必要になったりします。

私が、最初に覚えたナサ語は「パイ=ありがとう」です。誰かと会うとまず握手をします。ちょっとした立ち話になると、「どうぞお入りなさい」と家に迎えてくれ、コーヒーやアグア・デ・パネラなどの飲み物、時にはスープや揚げパンなどを出してくれます。どこに行っても、そんな具合なので、私はタフヌに来て以来、「お腹がすいた」と感じた事がありません。人々は限られた食料を大事に使っていますが、訪問者への温かい「もてなしの心」を持っているのです。そんなシーンで必ず使うのが「パイ」です。その他に、「エウチャ=こんにちは」「エグワ=とても良い」などの言葉を覚えました。

子どもから大人まで、ナサ民族の人々は、会うと笑顔を傾けてくれ、親しみやすく会話が通じない私にとてもよくして下さいます。


昨夜は、コミュニティーの前代表が、なんとビールをもてなしてくれました。日本人と会った事がありますか?と聞くと、以前に、「日本の技術者が山の調査に来た事がある。日本人は勤勉で技術も優れている素晴らしい民族だね」と言っていました。
ナサ民族の人は、お酒も好きなようで、定番はチチャ酒という甘酸っぱい自家製のとうもろこしのお酒、あとは儀式などで使うチャンクコというウォッカを甘くしたような味の強いお酒です。ナサ民族の人々は、時には3日間呑み続ける事もあるそうです。ナサ民族の人は、働き者で真面目、節制した生活を普段は送っていますが、「呑むぞ!」という時は、ひたすら呑み、歌い、踊り、楽しむそうです。もちろん中には呑めない人もいるので、そういう人には無理強いはしません。
私は呑める口なので、全てのお酒を味見しました。

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