CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

屋久島町立中央中学校

世界自然遺産の島「屋久島」の中学校

<校訓>
  自主・友愛・鍛錬


一言 [2015年12月07日(Mon)]
週報職員一言コーナーより

「むごい教育」とは 教諭 宇都宮

ある戦国大名Aがまだ幼くて、人質だった頃の話です。駿河の国を治めていた今川義元は、政略的にAを人質に取りました。 義元は、教育担当の家来に対し、「Aには、むごい教育をせよ」と一言だけ指示をします。暫く経った後、義元は家来を呼び、「どのような様子か?」と訊ねました家来は、待ってましたとばかりに答えます。「はい、早朝から起こし、水練をさせ、三食は粗食を与え、昼は馬術や剣術に励ませ、夜は学問と、厳しく教育しております。」 報告を聞いた義元は、烈火の如く激昂します。 「馬鹿者! それはむごい教育とは言わん!朝は好きなだけ長寝させ、 山の幸や海の幸あふれる、贅沢な食事を与え、 武術や学問が嫌と言えば、決して無理強いせず、本人の望む通りに、何でも与えてやるが良い。そうすれば、大概の人間は駄目になる。」 家来は、ここまで聞いて、やっと義元の真意に気付きます。 やがて隣国の大将となるAを、従順な腑抜け人間に仕上げようと思っていたのです。しかし、今川義元の思惑通りにはならず、Aはやがて織田家の人質となって、隣国に向かいます。
 徳川幕府十五代二百六十年にも及ぶ天下泰平の礎は、今川義元の考えとは違う、家来の「誤った」むごい教育によって築かれたのかもしれません。皆さんはどう思いますか?

トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント